ペルー・アマゾン
ペルー・アマゾン … イキートスとプエルト・マルドナード
アンデス山脈の東側はペルー・アマゾンと呼ばれる世界一広い熱帯雨林地帯で、ペルー国土の約半分以上を占めています。日本の約1.7倍という気が遠くなるような広大なジャングルを観光的に訪れるには、北のイキートス(Iquitos)を起点に入る方法と、南のプエルト・マルドナードから入る2つの方法があります。
ペルー・アマゾンの北の起点となるイキートスは、首都リマの北方約千キロ、リマから空路1時間半。長年にわたり世界中からの観光客を魅了しています。
一方、クスコから東へ200キロ、ペルー南部のマードレ・デ・ディオス州の州都プエルト・マルドナード(PTO Maldonado)から入るタンボパタ自然保護区が最近注目され始めてきました。
世界一広い緑の魔境アマゾン・ジャングル。その西側はペルー・アマゾンと呼ばれ、その一角に1880~1914年当時「黒い金」と呼ばれた天然ゴムブームで栄えた町 イキートスがあります。現在、人口は20万人。ペルー国土の4分の1を占めるロレート州の州都です。
自然探求型ツアーを志向する旅行者にとって、ここはまさに別天地ではないでしょうか。熱帯独自のめちゃくちゃな暑さや、一見貧しくみすぼらしくて未開な点を差し引いても、恐らくこんなエキゾチックでロマンチックな町はペルーにも他にはないでしょう。
アマゾン河に沿ってマレコン・タラパカ通りをすすむとイキートスの港に出ます。そこにはアマゾン河の水位が上がるのに備えた「ベレン」と呼ばれる高床式の貧しい水上生活者の家々が並んでいます。この一帯はまたの名を「ペルー・アマゾンのベニス」とも呼ばれ、ヤシの葉で拭いた屋根を持つ「パマカリ」と呼ばれる少々時代遅れの川船が群がっています。
これに乗ってジャングルツアーに出発するのですが、人跡未踏の果てしないジャングルを縫うように曲がりくねって流れるアマゾン河を下る旅は、ここから始まります。
ここから出発するツアーは何種類もありますが、少なくとも2泊3日、できれば3泊4日のアドベンチャーツアーをおすすめします。イキートスから40~80キロの距離内にジャングルロッジが幾つかありますが、イキートスから離れているほど野生味も多く楽しいようです。
ペルー南部 マードレ・デ・ディオス州の州都 プエルト・マルドナードの南には、1977年に政府が指定した5,500ヘクタールにおよぶタンボパタ自然保護区(Tambopata)があります。ここには545種の鳥類、792種のチョウ、103種のトンボの生息が記録されているほか、珍しい動物や植物が観察できるため、世界の動植物学者、生態学者、探検家、写真家などが訪れるところです。文明のにおいのするものといえばロッジだけという、観光というよりはむしろ学術的に貴重なデスティネーションのようです。
ロッジはプエルト・マルドナードの町で合流するアマゾン源流の一つ、タンボパタ川の上流60キロのところにあります。このあたりの川幅は100メートル以上はあるでしょう。ミルクコーヒー色の緩やかな流れの中をモーターボートで遡ること約3時間、川岸に立つロッジが見えてきます。
ブーゲンビリアやハイビスカスはもちろん、美しい熱帯の花フィラコニアや、可憐なアカシアの花などが咲き乱れています。気温30度、湿度90%くらい、クスコとの温度差は15度以上はあるでしょう。
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