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ドイツ / フランクフルトにおける治安情報

掲載日時:0000年00月00日

情報提供:外務省 海外安全相談センター

ドイツにおいては、高い失業率、外国人犯罪組織の流入、麻薬の蔓延など様々な要因から、依然として高い犯罪発生状況となっています。犯罪種別も窃盗のほか、傷害や暴行などといった直接身体にかかわる犯罪が多発していますので、日本の生活感覚のままでは思わぬ犯罪被害につながりかねません。

発生する犯罪のうち、窃盗事犯では、「スリ」、「置き引き」、「ひったくり」、「空き巣・忍び込み」、「自動車盗・車上狙い」などの手口が多発しており、傷害・暴行、恐喝などは駅周辺や繁華街など路上での発生が目立っています。


■ フランクフルトにおける主な日本人被害事例等は次の通りです
フランクフルトはドイツ国内でも犯罪発生率が高い都市となっています。日本人の犯罪被害の多くは、空港、フランクフルト中央駅及びその周辺(特にカイザー通り)、繁華街(ショッピングエリア)のいわゆる「三大危険エリア」で発生しています。

暴力犯罪についての日本人の被害例としては、朝9時半頃、アルトザクセン近くのマイン河沿いで、3人組の少年に背後から目隠しをされ、首を絞められた上、カメラ、財布を奪われた事件や、夕方、フランクフルト市内で3人組の少年にひったくりに遭った際、抵抗したため、刃物で刺されたという事件があります。また、中央駅及び市中心部で偽警察官に声をかけられ、財布を確認するふりをして所持金を抜き取られる事件が頻発している他、薬物中毒者による現金狙いの犯行も発生しています。

なお、公共交通手段としては、地下鉄、バス、路面電車があります。昼間の利用については概ね安全といえますが、夜間については、人の少ないエリアでは危険な場合があり、特に地下鉄(Uバーン)は利用を避けた方が良いでしょう。



■ ドイツで安全に旅行・滞在するための防犯対策
1. 治安情勢に対する正確な認識等
 日本以上に高い防犯意識を持ち、地域、時間帯、各種行事により様々に変化する治安情勢を正確に認識しなければなりません。
 いずれの場合も、安全の確保を最優先に考え、可能な限りの手段を講じて危険を自ら回避するよう努めてください。

2. 個別の防犯対策
* スリ、置き引き
空港、主要駅、繁華街、バスや電車車両内、観光地、ホテルの受付、レストラン等不特定多数の人が集まる場所での発生が多くなっています。
また、言葉巧みに注意を逸らしながら携行品を盗み取るスリグループが徘徊しており、常に狙っています。
携行品を必要最小限にまとめ、貴重品は着衣内に納めるなどの工夫をしてください。携行品は常に体から離さず、安易に足下や椅子などにかけて目を離すことがないよう注意してください。

* ひったくり
人通りの少ない路上や、銀行やATMからの帰り道などに被害に遭う危険性が高くなっています。ほとんどの場合、車やオートバイを使用し追い抜きざまに犯行に及んでおり、中には転倒などして負傷するケースもあり大変危険です。
通りを歩く際はバッグ等を車道側には携行せず、努めて明るい道や人通りの多い道を選び、特に銀行等からの帰り道には常に周囲に気を配ってください。なお、万が一ひったくり被害に遭った場合、車両等に引きずられ負傷する危険がありますから、無理な抵抗は避けてください。


* 車両盗難・車上狙い
路上駐車中の車両は、被害の対象となり得ます。特に、人通りの少ない暗い場所への駐車や、ドアの鍵のかけ忘れ、バックなどの車内放置などは被害に遭う危険性が高くなります。
駐車場所には十分配慮し、暗いところや人通りの少ない場所への駐車は避けてください。また、施錠は確実に施し、車内に貴重品等を放置しないよう注意してください。

* 暴行等街頭犯罪
駅やその周辺、繁華街などでの発生が目立ちます。特に夜間には犯罪グループや薬物使用者、凶器所持者、外国人排斥を標榜するグループ等も出没し、思わぬ被害に遭う危険があります。
主要駅や繁華街等での夜間の行動は特に注意が必要です。夜間の外出はやむを得ない場合でも必要最小限にし、単独行動を避けるなどの注意が必要です。特に周囲の雰囲気や付近の人物の言動などに気を配り、危険と思われる兆候を感じ取ったら早くその場を離れるなど、自ら危険を回避するよう努めてください。

万が一トラブル等に巻き込まれた場合には、可能な限り現場から離れるなどの自己防衛策が必要ですが、自力のみで対処しようとせず、付近の人へ助けを求める、警察への通報を依頼するのが賢明です。なお、犯人らが凶器を所持している可能性もあるので、状況を冷静に観察し、相手をいたずらに挑発するような言動には十分注意してください。

* 空き巣・忍び込み
一般的にどの家も被害対象となっているといっても過言ではありません。日本で多発しているピッキング使用の家宅侵入がドイツでも発生しており、犯人らと遭遇した場合、殺人や強盗といった凶悪犯罪に発展することも懸念されます。

住居を定めるには、地域環境や建物構造などから安全性の高い住居を選択し、必要に応じて補助鍵や開閉チャイム、点灯タイマーなどの設置を検討する必要があります。また、日頃から窓やドアの開閉には気をつけ、安易に開放にしたままにしないよう気をつけてください。その他、日頃から隣家(室)等との良好な関係を維持し相互に注意しあえる環境づくりも大切です。


3. 被害の申告等
被害に遭った際は、警察に届け出て、被害届の受理(ポリス・レポート)を受け取ります。これは、旅券の再発給や盗難保険の請求等にも必要です。また、後日、被害品が発見された場合に日本大使館や総領事館に連絡がある場合もあるので、最寄りの日本大使館・総領事館に連絡をしておくことが賢明です。

なお、旅券の盗難や紛失した場合の再発給に備え、旅券のコピーと予備の写真を用意しておくとよいでしょう。また、身元確認につながる運転免許証等のコピーも事前に作成しておいたり、使用停止や再発行の手続きを迅速に進めるため、クレジットカード等の番号、有効期限を控えておくと便利です。



■ 緊急時の連絡先
* 警 察: TEL 110
* 救急車・消防車: TEL 112
* 在フランクフルト総領事館: TEL 069-238573


※このページ内の情報は、外務省「海外安全ホームページ」より引用しております。

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厚生労働省 検疫所情報
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