現地時間２０１５年３月３１日(火)、アルゼンチンにおいて「ゼネラルストライキ」が決行される可能性が高くなりました。

当初、交通・運輸業者による全国規模のストライキが予定されておりましたが、国内最大の反政府系労働組合(CGT)がストライキへの便乗を正式に決定したことにより、大規模な「ゼネラルストライキ」に発展することがほぼ確実となりました。

所得税の課税対象最低額の引き上げ、年金の支給額引き上げ、治安およびインフレ対策を主要な争点として、様々な業種の組合がストライキ便乗を予告したことにより、アルゼンチン全土で日常業務全般が麻痺するのは確実と見られています。

期間は現時点では３６時間(3月31日〜4月1日正午まで)のストライキになると発表されています。
現時点では、以下のような影響が予想されます。

■ 予想される影響
* 国内及び近隣国行きの航空便の全面キャンセル、国際線フライトのキャンセルあるいは大幅遅延
* 国内各空港における諸業務の縮小または停止
* 旅客及び貨物を搬送する鉄道の全面運行停止
* 長距離バス及び路線バスの全面運行停止
* 旅客および貨物を搬送する船舶の全面運航停止
* 市内地下鉄の一部あるいは全面運行停止
* 観光用バス、レミース、及び個人営業を除いたタクシー会社の運行縮小・停止
* 銀行の全面営業停止
* 食品販売業、レストランの営業停止

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