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【海外旅行現地情報】ツアーオペレーターが配信する海外の新着情報を掲載。

メキシコ / プエブラ州で発生した地震の影響について‐続報3

掲載日時:2017年09月21日

情報提供:株式会社ラティーノ

現地時間2017年9月19日(火)の午後、メキシコ中部で発生した大規模な地震に関する続報をお知らせいたします。
現在、該当地域にご滞在中の方、また近日中にご旅行をご予定の方は、最新情報に十分ご注意ください。

■ 詳細
地震の発生から24時間以上が経過しました。
震源地のプエブラ州アソチアパン近郊のメキシコシティでも大きな被害がありました。
地震発生後、23回の余震が発表されております。

◎ 影響、被害状況等
〔死者〕
* 248名以上。
 メキシコシティ101名、モレロス69名、プエブラ43名、メキシコ州13名、ゲレーロ4名、オアハカ1名などで、倒壊した建物の下敷きによる被害が多く発生しています。
 既に軍が出動し、懸命な救出作業が行われております。

〔家屋全壊・半壊〕
* メキシコシティのクアウテモック地区では大きな被害があり、倒壊建物は28棟、今も倒壊の恐れがあるのは27棟。その他ビアドゥクト、コンデーサ デル バジェ、ロマ、イズタパラパでも多くの被害が発生しています。

* 行政では各地区の建築物被害状況確認を進めており、メキシコシティの下記地域の主要建築物には影響がないと発表しております。
 Calzada de las Bombas
 Avenida de los Insurgentes Sur
 Avenida Miguel Angel de Quevedo
 Calle Nueva York
 Avenida Coyoacan
 Boulevard Adolfo Lopez Mateos。

* モレロス州では歴史地区の1,600棟に影響があり、46棟は半壊・倒壊しています。
 また観光地にもなっている教会や歴史的建築物でもひび割れや一部倒壊の被害があります。
 中でもホフトラ地区に大きな被害が出ている状況です。

* ゲレーロ州では700棟の家屋、学校20棟、5つの教会、4つの病院に被害が出ております。
 その他、アテナンゴ地区に大きな被害が出ている状況です。

〔ライフライン〕
* 引き続きガス漏れの危険性から、数ヵ所でガスの供給を停止しております。
* 古い建物の水道管の破裂により、断水している地域があります。
 特にTlahuac、Iztapalapa、Xochimilcoなどを含め、全体で70万人に影響が生じています。
* 地震の影響受けた州では、約480万世帯が一時停電になっております。

〔インフラ〕
* メキシコシティとアカプルコを結ぶ高速道路では、クエルナバカ・チルパンシゴ分岐点周辺の橋が倒壊し、引き続き片側車線が通行止めになっております。
* また、メキシコシティ市内の一部では、未だ建物倒壊の危険性があることから、数ヵ所で通行止めになっております。

〔交通機関等〕
* 地下鉄は全線運転再開、市バスと共に無料開放で運転しております。
* 各地の空港や港などは、ほぼ通常通りオペレーションしております。
* メキシコシティ国際空港では、ターミナル1と2の間を結ぶ電車が運行を停止しておりますが、空港は通常通りオペレーションしております。

〔その他〕
* 学校が無期で授業中止になった州
 モレロス、プエブラ、オアハカ、チアパス、ツラシュカラ、メキシコ州、イダルゴ、ミチョアカン、ゲレーロ。
* 各地で、計2,200棟の学校に被害が報告されております。
 メキシコシティでは212棟、うち16棟は倒壊状態です。
* メキシコシティの全行政施設は、各建物の被害状況の有無を確認するまで無期休館とすることを発表いたしました。
* クアウテモック地区にあるショッピングモール・プラーザ コンデサの建物に損傷があり、倒壊の危険性があることから、現在立入禁止となっております。

◎ 治安等
* 援助を目的とした緊急事態宣言が発令され、軍が出動しております。
* 救急車、消防車などの救急車両の通行を優先するため、市民にはできる限り車で外出しないように呼び掛けております。

◎ 観光施設、ホテル、レストラン等
* メキシコ観光省は、「一部の地域を除けば地震の影響はなく、他地域では通常通り観光地もオープンしており、メキシコへの渡航を全てキャンセルする理由は無い。」と呼びかけております。
 メキシコシティ、プエブラ、モレロスの主要観光地では、観光客受け入れの態勢が整っているとのことです。
 https://www.visitmexico.com/en

〔観光施設の状況〕
* 下記の観光地では展示物の被害状況確認のため、9月21日は閉館となります。
 国立人類考古学博物館: https://twitter.com/INAHmx
 チャプルテペック城: https://twitter.com/Museodehistoria
 フリーダカロー博物館: https://twitter.com/museofridakahlo/status/910357451517693954
* テオティワカン遺跡や他の観光地も同様ですが、順次オープンすると思われます。

〔ホテルの状況〕
* カミノ・レアル・ポランコは、建物に被害が生じたため、宿泊客を避難させております。
* フィエスタ・アメリカーナ・パセオ・レフォルマも同様に、宿泊者全員を避難させ、屋外にて無料で食料を提供いたしました。
* グラン・ホテル・メキシコ、
 ペドレガル・パレス・ペリフェリコ、
 エキスカリブルホテル
 の3ホテルは、大きなダメージがあったため、宿泊者を別のホテルへ移動させております。
* フィエスタ・アメリカーナ・グロリエタ・コロン、
 カミノレアル・マリアノ・エスコベード
 の2ホテルでは、外観に被害が生じております。
* フォーシーズンズ・レフォルマ、及びNH空港ホテル・ターミナル2では、一時ガス漏れが確認されたため、宿泊者を避難させております。
* モンテカルロ・ホテルなどは、避難所としてホテルを提供しております。
* オアハカ・マルケス・デル・バジェホテルでも被害が報告されております。

〔レストランの状況〕
* 流通に支障が生じていること、また救援活動が優先されていることから、物資不足となり、多くのレストランでは営業していないか、またはメニュー内容や営業時間を制限し営業しております。

〔買い物の状況〕
* メキシコシティのバジエ、ロマ、コンデーサではパン、飲料水、懐中電灯が不足しています。
* 停電の影響や略奪行為を恐れてなどの理由から、営業中の店舗の中には、時間を制限し営業するケースが多くみられます。
* コンビニエンスストアのOXXOと7-Elevenは閉店のまま、窓口からパン、水、飲料水、電池、トイレットペーパーを販売しておりました。ただし、支払いは現金のみとなり、クレジットカード、デビットカードは使用不可となっています。
* スーパーマーケットのSumesaも同じくオープンしておりますが、大変混雑しており長蛇の列ができております。なお、クレジットカードでの支払いは可能です。
* 商業・サービス・観光組合(Concanaco) では、大量買占めを辞めるよう、市民に呼びかけております。
* スーパーマーケットSorianaでは、流通に影響は無く、通常通り営業できると発表しております。
* 飲食店チーェンのToksは、優先的にボランティアへの無料食料提供をはじめました。
* 大手のWalmartは、300トンの食糧の寄附を発表しております。
* その他、Home Depot、V Motel Boutique y ADOなどは、無料でサービスを提供しております。

◎ その他情報
* メキシコ国民保護局
 https://www.gob.mx/proteccion-civil
* 気象庁
 http://www.ssn.unam.mx/
* 州政府
 https://www.gob.mx/
 http://www.cdmx.gob.mx/
* メキシコシティ国際空港
 https://twitter.com/AICM_mx?ref_src=twsrc%5Etfw&ref_url=https%3A%2F%2Fwww.aicm.com.mx%2Fprensa
* 交通局
 https://www.gob.mx/sct/prensa/sistemas-carretero-y-de-transporte-operan-regularmente-telecomunicaciones-registran-intermitencias-por-aumento-de-trafico
* 報道機関
 http://noticieros.televisa.com/foro-tv/?_ga=2.56630378.173611623.1505883197-1854506295.1505883195
 http://www.eluniversal.com.mx/
 https://elpais.com/internacional/2017/09/19/actualidad/1505846475_997950.html?rel=mas
 https://cnnespanol.cnn.com/category/mexico/

★ 在メキシコ日本国大使館
 http://www.mx.emb-japan.go.jp/
★ 外務省・海外安全ホームページ情報
 http://www.anzen.mofa.go.jp/info/pcspotinfo_2017C196.html

以下に、在メキシコ日本国大使館より発出された最新の注意喚起をお知らせいたします。


【緊急】注意喚起 (メキシコ市内における強盗事件に関する報道)

一部報道によれば、メキシコ市クアウテモック区において、市民保護局(Proteccion Civil)から派遣された職員を装い、計4軒の家宅に対する強盗事件が発生したとのことです。

1. 概要
現在までのところ、メキシコ市の治安当局によれば、今回の地震により市内の治安が大きく悪化したり、デモ・暴動が発生したりといった情報はありません。
しかし、一部報道によれば、地震発生後、メキシコ市クアウテモック区において、市民保護局(Proteccion Civil)から派遣された職員を装い、計4軒の家宅に対する強盗事件が発生したとのことです。
混乱に乗じて、類似の被害に遭う可能性もありますので、十分に注意して下さい。なお、正規の市民保護局(Proteccion Civil)の職員は、身分証明書を所持し、提示しているとのことです。

2. 強盗遭遇時の注意事項
メキシコにおいては、強盗事件は昼夜を問わず発生しており、十分に注意をしていても、不幸にして強盗等の被害に遭うことがあります。万が一強盗被害に遭遇した際は、決して抵抗せず、生命身体の安全を最優先に行動するよう心がけて下さい。

3. 邦人の安否確認について
現在、在メキシコ日本国大使館では、死傷者の発生している地域を中心に、在留邦人及び旅行者の皆様の安否確認を行っています。別途お送りした安否確認メールへの返信、電話での安否確認連絡への応答に御協力をお願いします(実施済の方はご放念下さい)。
また、大使館では、邦人被害に関する情報を収集しています。万が一、邦人被害に関する情報に接した方は、在メキシコ日本国大使館までご連絡下さい。

※在メキシコ日本国大使館
 住所:Paseo de la Reforma No. 243, Torre Mapfre Piso 9, Col. Cuauhtemoc, C.P. 06500 Mexico, Ciudad de Mexico.
    (※2015年11月から上記住所に移転しましたのでご注意ください。)
 Tel: +52 (55) 5211−0028
 Fax: +52 (55) 5207−7030
 メール: ryojibu@me.mofa.go.jp
  → メール送信の際は、同アドレスを全て半角にし、送信ください。

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