◆ タクシー
料金はメーター制で安心です。
車体には大きく「TAXI」の文字が表示され､空車は屋根の上にある「TAXI」のランプが点灯している。後々問題や忘れ物があった場合にそのTAXIを見つけやすいので、レシートは必ず受け取ること。
なお、2018年以降、メルボルンのほとんどのタクシー会社が13Cabsの傘下に入っている。

〔料金のめやす〕※2021年2月現在
　初乗り料金(09:00〜17:00): AU$4.20、その後1km毎: AU$1.62、または1分AU$0.568
　電話予約料: AU$2.00
　上記の時間外は、25〜60%割り増し。
◎空港〜市内ホテル: 約＄55〜＄65

※2008年10月より、Pre-Paid（前払い）制度が始まりました。
　22:00〜翌朝 05:00の時間帯に利用の場合、タクシードライバーが行き先から料金を推定し、現金またはクレジットカードで払い、到着時に精算を求められることがあります。

〔代表的なタクシー会社〕
* 13cabs --- TEL: 132-227

◆ 特殊な交通規制等
市内の特定の場所で車両の右折の方法が特殊であるため、よく交通表示を見ること。
ラウンドアバウトが多いため、右側優先に気をつけること。
時間帯によって右・左折禁止という交差点が多い。

◆ 公衆電話のかけ方
コイン式: 10c、20c、50c、AU$1。
テレフォンカードの種類: AU$5、AU$10、AU$20。
かけ方は日本と同じ。
※1通話の基本料金は市内通話、50セントで通話時間は無制限。但しホテルのロビー等では、これより高いところもある。
※近年、携帯電話の普及に伴い公衆電話の需要が少なくなり、公衆電話が容易に見つからない場合がある。

◆ 旅行者立ち入り禁止区域
軍関連施設への立ち入りは禁止されている。その他は特になし。

◆ 写真撮影禁止・規制場所
軍関連施設、空港内の税関・入国審査、ミサ中の教会内の写真撮影は、禁止されている。
デパートや店内での撮影には許可が必要。

◆ 歓楽街での注意点
* パブなどで話しかけられてもむやみに話をしない。誘われてもついて行かない。
* 飲み物から目を離した隙に薬を入れられることが頻繁に発生しているため、決して目を離さない。

◆ 治安の悪い地域
市内KING STREET周辺、FOOTSCRAY､ ST.KILDA(セント・キルダ)、BRUNSWICK、RICHMOND。
セント・キルダの辺りは、怪しげなディスコやパブが多く、夜はかなり治安が悪い。
日本に比べ人口も少ないため、夜間に人通りのない道や駅などは歩かないよう注意する。

◆ 注意すべき慣習等
特になし。普段通り常識の範囲で行動していれば問題なし。

◆ 一般人(旅行者を含む)に罰金が科せられるような条例等
赤信号や横断歩道がない場所での横断。
禁煙場所での喫煙 (トラム、バス乗り場など)。 タバコのポイ捨て。
自転車のライトを夜は必ずつける。又、ヘルメットは常時着用のこと。

◆ 日常会話におけるタブー等
* オーストラリア人は週末を家族と過ごす人が多いため、土・日曜を避けて誘うように心掛ける。
* 多民族国家で多種多様な宗教があるため、宗教の話はあまりしない方が良い。
* 初対面では年齢を問うのもタブー。
* 一部の戦争体験者に反日感情を持つ人がいるので、会話中に戦争の話はしないほうがよい。

◆ 警察の信頼度と日本人への対応
市内の警察署は数箇所あるが、待たされる場合もある。対応は良い。

◆ 鉄道・バス・飛行機等の発着時刻等の正確さ
ストを除いては、時刻表通りに運行すべきだが、最近は、電車の遅れが目立つ。
日本と比べるとかなりの遅滞、キャンセルが起こる。

◆ 日本語対応可能な窓口 (大使館・領事館、旅行会社・ツアーオペレーター以外)
メルボルン日本商工会議所 メルボルン日本人会、メルボルン日本人学校等などの組織はあるが、旅行者のための組織はない。尚、これらの組織には、むやみに連絡しないこと。

---

【 禁制品 】
◆ 国外持ち出し禁止品・規制品
* ワシントン条約において指定された動物及び検疫を受けてない植物、コアラ等のオーストラリア固有の動物、昆虫。
* 薬品に関しては、医師の処方箋証明が必要。
* ワシントン条約に指定されているクロコダイル（ワニ）製品を購入の際には、必ずお店から証明書を受け取るようにしてください。証明書のない場合、日本の税関にて没収されてしまう場合があるので注意すること。

◆ 現地通貨の持ち出し規制
AU$10,000以上、もしくはそれ相当の外貨を持ち出す場合は、申告要。

---

【 電子タバコ関連情報 】
1) 入国時に電子タバコ/加熱式タバコの持ち込みは可能ですか？
〔回答〕
◎本体について
　2020年6月にe-cigarettes（ニコチンを含む電子タバコ、加熱式タバコ）の国内での使用、持ち込み、販売が禁止されました。2021年10月1日以降は、オンライン等での輸入に関しても、国内での法律と同様の内容が適用されることになります。
　オーストラリアでは電子タバコは、禁煙の手段として利用されているため、オーストラリアの医師の診断書がなければ、基本的に禁止されています。　

◎タバコの葉の部分について
　タバコの持ち込みの制限は、どんなタバコでも開封している1箱と25gまで。
　年齢制限18歳以上。

2) 制限や条件を無視して、また持ち込み不可にもかかわらず、電子タバコ/加熱式タバコを持ち込んでしまった場合、罰金や没収などのペナルティはありますか？
〔回答〕
　持ち込みに応じた税金と罰金。

3) その他、電子タバコ/加熱式タバコに関しての注意点等
〔回答〕
　オーストラリアでは全室内、住宅地、公園、ビーチ等の公共の場所は禁煙となっている。
　

---

★ その他情報
◎ オーストラリア国内への動植物、食べ物の持ち込みについて
　オーストラリアは動植物、食べ物の持ち込みに対してかなり厳しい。虚偽の申告をするとかなりの罰金が科せられる。
　下記サイトに、持込みに関しての注意事項が日本語で記載されている。
※オーストラリア検疫検査局 (Australian Quarantine and Inspection Service)
　http://japan.embassy.gov.au/tkyojapanese/quarantine_jp.html
　http://japan.embassy.gov.au/tkyojapanese/faq_overview.html

◎ Tourist Refund Scheme - 旅行者払戻制度
2000年7月1日より、旅行者は同制度に基づいて、オーストラリア国内で購入した物品のGST（Goods and Services Tax: 消費税）やWET（Wine Equalization Tax: ワイン平衡税）の払戻しを請求することができる。
払い戻しを受ける方法については、下記サイトに説明されている。
https://www.homeaffairs.gov.au/Trav/Ente/Tour

◎ 盗難被害に遭った際には
盗難にあった場合は、詳細を伝えて警察は記録をとるが、盗難届けには、詳細は記載されず、Reference Number（照会番号）が書かれるのみとなります。
保険会社にクレームする場合、保険会社は照会番号を元に調査をすることができます。
届け出る際には「保険に必要である」ことを強調し、必ず盗難届けをお受け取りください。

★ 二人組みでのスリに注意
これまでも空港、市内レストラン、カフェ等で旅行客を狙った置き引き事件やスリ事件はありましたが、最近、フレンドリーを装う女性が話しかけてきて、気を許している間に、その仲間がスリをはたらくケースが多発しています。
男性のみならず、女性の旅行者も多数被害に遭われています。
知らない人から声をかけられた際には、手荷物にはくれぐれもご注意ください。　

◎ その他
〔公共交通機関にICカード乗車券「Myki」登場〕
　2012年12月以降、トラムやバス内では切符の購入ができなくなりました。
　「Myki」と呼ばれるICカードをAU$6.00で購入する必要があります。購入後は
　　1. 希望額(現金)をチャージする「Myki Money」
　　2. 28日〜1年間のパスを購入する「Myki Pass」
　の2通りの利用方法があります。
　カードは、主要駅やセブンイレブンなどで購入可能。
　旅行者は、電車、バス・トラムに1日乗り放題となる「Mykiカード」とメルボルン水族館、ユーレカ・スカイデッキ、パフィンビリーなど15のアトラクショへのディスカウント、マップなどがセットになった「Myki Explorer」を利用いただくと便利です。

※日本語でのMykiカードについてパンフレットは、下記サイトよりダウンロードできます。
https://www.ptv.vic.gov.au/assets/PTV-default-site/footer/Customer-service/Information-in-other-languages/PTV-myki-go-to-guide-2021/0c01caf78c/PTV-myki-go-to-guide-2021-Japanese.pdf