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ボストン [ Boston ]

アメリカ [ United States of America (U.S.A.) ]アメリカの国旗

都市別治安情報

アメリカ / ボストンにおける治安情報

掲載日時:0000年00月00日

情報提供:外務省 海外安全相談センター

アメリカでは自分の身は自分で守るというのが常識であることを認識し、常に十分な注意を怠らないことが肝要です。

■ ボストンにおける主な犯罪の発生状況は、次のとおりです。
ボストンは米国の他の主要都市と比べると比較的治安が良いと言われており、特定の犯罪多発地域を除けば、日常の生活・滞在の中で危険を身近に感じることはほとんどありません。しかしながら不特定多数の人が集まる空港、駅、ホテル、レストラン等では窃盗、ひったくり、車上荒らし、自動車盗難事件等も発生しており、邦人被害も多数報告されています。
このため、人込みの中では周囲の状況に気を配り、パスポートや貴重品等の所持品は肌身から離さずに携行する等、防犯上の基本的な心構えをしっかり持って行動するよう心掛けてください。

(1) スリ、置き引き等
a. 買い物客で賑わうニューベリー・ストリートやクィンシー・マーケット等の繁華街では、スリや置き引きの被害が多発しています。
最近の邦人の被害事例としては、セルフサービス式の喫茶店で、あらかじめ席を確保しようと手荷物を椅子に置いたままテーブルを離れ、店内のカウンターで商品を注文している間に、現金や貴重品が入った鞄を置き引きされたり、椅子の背もたれに掛けたショルダーバッグや足下に置いた鞄が置き引きされたり貴重品をすられる被害が発生しています。
b. また、ボストン周辺には数多くの大学、研究機関、医療機関等が集まっていますが、これらの施設内においてもスリや置き引きの被害が発生しています。
特に病院のロビーや廊下等の不特定多数の人が利用する公共スペースでは、待合用のソファーや乳幼児用ベビーカー等に貴重品の入った鞄を置いたまま短時間その場を離れた隙に置き引きに遭う被害が報告されていますので、比較的警備の行き届いている公共施設においても十分注意してください。

(2) 凶悪犯罪の発生状況
ボストン中心部の中でも、深夜から早朝にかけては、ダウン・タウン周辺、地下鉄駅構内、駅出入口、屋内駐車場、閉店後のデパートやショッピングセンター周辺は一般的に危険と言われています。
また、ボストン南部(ロックスベリー、ドーチェスター、マタパン等)では、犯罪発生率が増加する傾向にあり、ギャング同士の抗争による発砲事件や殺人事件等が頻発していますので、これらの犯罪多発地域には日中であっても絶対に立ち入らないでください。

(3) 公共交通機関を利用する際の注意事項
a. ボストンの地下鉄のうち、オレンジライン及びレッドラインの2路線は、南方面でボストン南部の犯罪多発地域と重なるため、車内や駅構内等でも思わぬ犯罪に巻き込まれる可能性があります。
b. マサチューセッツ州治安当局は、公共交通機関におけるテロ対策の一環として、2006年10月から乗客の手荷物検査を実施しています。
この手荷物検査は地下鉄やバス、ボストンと郊外を結ぶコミューターレール等の全ての路線が対象とされ、車内や駅構内を巡回している鉄道警察官により抜き打ちで実施されています。したがって、全ての乗客は予告無く、爆発物検知器による検査や開封を求められることがあり、また、検査に応じない場合は乗車を拒否されたり(降車させられたり)、駅構内又は施設からの退去を命ぜられますので、十分留意する必要があります。



■ 緊急時の連絡先
* 警察、救急車、消防: TEL 911 (アメリカ全土共通)
* 在ボストン日本国総領事館: TEL 1(617)973-9772〜4


※このページ内の情報は、外務省「海外安全ホームページ」より引用しております。