---

【都市別安全情報(トラベルサポート)】- オセアニア/ポリネシア

オークランド [ Auckland ]

ニュージーランド [ New Zealand ]ニュージーランドの国旗

都市別渡航先速報

ニュージーランド / 「トンガリロ山」噴火に伴う影響

掲載日時:2012年08月07日

情報提供:株式会社アイディツアーズ サウスパシフィック

ニュージーランド時間の2012年8月06日 23:50分ごろ、ニュージーランド北島中央部、ナショナルパーク国立公園内の「トンガリロ山」が噴火いたしました。
噴火により岩石が噴火口から1km四方にわたり飛散いたしましたが、現在のところけが人などは出ていない模様です。 

ニュージーランド環境省タウポ支部の会見によると、トンガリロ山の4つのトレッキングコースは現在クローズとなっており、再開に際しては充分な安全確認が必要とのこと、また近辺のスキー場は安全に問題がなく、通常どおり営業を続けているとのことです。

ニュージーランド国内線では、タウポやネイピア、ギズボーンへの便を中心に欠航が出ているほか、ニュープリマスやパーマストンノースでも一部欠航または遅延が発生しています。
また、現在タウポからナショナルパークへ向かう道路が通行止めになっています。

ニュージーランド環境省によると、今後の展開は予測がつかないとしながらもさらなる大きな噴火が発生する可能性は低いと見ています。
今後の噴火の状況や風向きによっては、火山灰がロトルアあたりまで降る可能性はゼロではありませんが、現状ではそのような心配はなさそうです。
弊社オフィスでも、7日午前にロトルアのホテルに状況を確認しましたが、通常どおり営業をしている旨を確認しております。
以上、取り急ぎ現状をお知らせいたします。
同地域へのご旅行をご予定の方は、最新情報に十分ご注意ください。

なお、以下にオークランド日本国総領事館が在留邦人に向け発出した情報をあわせてお知らせいたしますので、ご確認ください。



在留邦人各位
平成24年8月7日
在オークランド日本国総領事館

トンガリロ山における噴火について

1. NZ地質調査所は、8月6日午後11時50分、ルアペフ郡のトンガリロ山において噴火が発生し、周辺地域に火山灰が降り積もっていると発表しています。また、NZ防災省は、警戒情報を発出し、噴火は局地的なものであるが、噴火口から半径2km以内の住民に対し外出を控えるよう注意喚起を行っています。

2. NZ警察によれば、噴火による人的被害や家屋の損壊等の被害は発生していなとしています。トンガリロ周辺地域の道路は1号線及び46号線が火山灰除去のため一時閉鎖されていましたが、7日午前にそれぞれ閉鎖が解除されています。

3. NZ航空によれば、7日午前現在、噴火の影響により周辺地域(ネイピア、ギズボーン、タウポ等)発着の国内線に一部欠航が出ていますが、オークランド、ウエリントン、クライストチャーチ等の主要都市発着の国際線は通常通り運行されています。

4. つきましては、トンガリロ周辺地域に滞在・渡航を予定されている方は、今後の火山活動に十分注意するとともに、NZ政府関係機関や報道等から最新の情報を入手し、被害に遭わないよう渡航・滞在上の安全対策に努めてください。

【関連情報サイト】
* NZ地質調査所(GNS)
 URL http://www.geonet.org.nz/volcano/alert-bulletins/archives/2012/aug-7-2012-1-45-am-tongariro-volcano.html

* NZ防災省
 URL http://www.civildefence.govt.nz/

* NZ航空
 URL http://www.ifids.airnewzealand.com/transform?cursite=www.airnz.co.nz&transform=FISA&type=a&airportcode=AKLD