日本では不況が長引き、様々な業界で雇用を控える傾向が見受けられますが、香港ではその事情は一変。

香港ホテルオーナー連合会の発表によりますと、香港のホテル業界では「今後３年間に約５,０００人の新規雇用が必要になる」という調査結果が出たという事です。

この数字は、同連合会に加盟しているホテル１００軒を対象に調査を行った結果、そのうち６０軒のホテルから得た有効回答を統計したもの。

香港のホテル業界の今年の雇用状況を総合すると、年間で約２,０００人の雇用を行う予定となっており、これ以外にも今後３年間でホテルが１９軒も新設される事、又、
２００５年に香港ディズニーランドのオープンを控えている事から、新規雇用者の数は５,０００人は必要になる、という見込みが出されたというものです。

香港では、毎年、大学や職業訓練局による、ホテル・旅行関連の専門教育過程を約１,５００人が受講しているそうですが、上記の数字が確かであれば、その数は新規雇用数に追い付かない計算になります。

これを受け香港ホテルオーナー連合会は、人材不足が予想されるとして、この教育課程の募集枠を倍に増やす様、政府に要求した、ということです。