台湾 台北 / 台北第一の名刹「龍山寺」でのお参りの流れについて
掲載日時:2012年06月08日
台北第一の名刹「龍山寺」は、台湾で最も古いとても有名なお寺です。観光客のみならず、地元の人々も熱心に参拝に訪れています。
今回は、この龍山寺の正しいお参りの流れについてご紹介いたします。
1) 龍山寺に入る際は、向かって右側の入口から、敷居を踏まないように左足から入りましょう
2) お寺に入ったらまず、お線香とろうそく2本を購入します。
お線香は7本入り。お供えする場所が7ヵ所ありますので、それぞれ1本ずつお供えします。
まずはろうそくに火をつけ、右側、左側、両方の燭台にお供えします。
そしてお線香に火をつけ、三川殿(お経を読んでいるところの後ろから)に3回礼拝をします。
このとき、お願い事と一緒に自分の名前や年齢・住所を伝えましょう。
3) 次にお線香を持って、
観音爐 → 天公爐 → 文昌爐 → 水仙爐 → 媽祖爐 → 註生爐 → 關帝爐
の順にお参りをしていきます。
4) お線香をそれぞれ1本ずつ供えたら、それぞれの場所で3回礼拝をします。
これが基本のお参りです。
なお龍山寺には、恋の神様「月下老人」もおります。
恋のお願いごとをしたい場合は「月老廰」にお賽銭を入れ、お願いしましょう。
このときも上記2)同様、自分の名前、年齢、住所を伝えるのをお忘れなく。
そしてここでは、「運命の赤い糸」をお守りとしていただくことができるのです。
但しこの「赤い糸」をもらうには、予めお伺いをたてる必要があります。そのお伺いをたてる際に使うのは、台湾で有名な赤い三日月の形をした木のかけらです。
木のかけらを床に落とし、表と裏が出れば「赤い糸をもらってもよい」という神様のお許しといわれています。しかし、表と表、裏と裏が出てしまった場合は、お許しが出ていないという意味。この赤い糸をもらうためのお伺いは、3回まで続けることができますが、3回やってもお許しが出なかった場合は「今はそのタイミングではありません」という意味だといわれています。
中にはどうしてもあきらめきれず、お許し(表と裏)が出るまで続ける方もいるようですが、たとえお許しが出たとしても「その道のりは、とても険しい」という意味をあらわしているとのことです。
晴れてお許しが出たら、月老廟の中にある箱から、縁結びの赤い糸が入った袋を一つ取ります。これをお線香を供えるところでぐるぐると3回まわした後、肌身離さず持っていると良縁のチャンスが到来するといわれています。
次にお寺といえば「おみくじ」を引かなければと思われる方もたくさんいらっしゃると思いますが、おみくじを引きたい方はお参りが終わってからというのが、ここのルール。
まずは「三川殿」に向かって自分の名前、年齢、住所を伝え、お願いごとをします。
次に赤い木のかけらを取り、赤い糸のときと同様におみくじを引いてもよいか、お伺いをたてます。お許しが出たらおみくじの番号をもらうため、丸い筒に入った木の棒を一本選びます。(木の棒にそれぞれ番号が書かれています)
そしてまたまた赤い木のかけらを持って、この番号でよいか、お伺いをたてます。
お許しが出たら、三川殿の左側にある木の引き出から、お許しの出た番号のおみくじを取ります。
そのおみくじを持って「解籤處」へ行き、おみくじの意味を解説してもらいます。なお、おみくじは大切に持って帰ってくださいね。
その後、お賽銭を入れましょう。
台湾のお寺のお参りは、日本と比べてとても長い道のりのように感じるでしょうが、お願い事成就のために真剣に取り組みましょう。
台湾のお寺に行くと、若い方から年輩の方まで多くの方が本当に熱心にお参りをしている姿がとても印象的です。
台湾にご旅行の際には、龍山寺にお立ち寄りいただき、地元のルールに準じお参りをしてみてはいかがでしょう。
※龍山寺 (Lungshan Temple)
住所: 台北市萬華區廣州街211號
アクセス: MRT板南線「龍山寺駅」下車。1番出口を出て徒歩約3分。
詳細: URL http://www.lungshan.org.tw/ (中国語のみ)
今回は、この龍山寺の正しいお参りの流れについてご紹介いたします。
1) 龍山寺に入る際は、向かって右側の入口から、敷居を踏まないように左足から入りましょう
2) お寺に入ったらまず、お線香とろうそく2本を購入します。
お線香は7本入り。お供えする場所が7ヵ所ありますので、それぞれ1本ずつお供えします。
まずはろうそくに火をつけ、右側、左側、両方の燭台にお供えします。
そしてお線香に火をつけ、三川殿(お経を読んでいるところの後ろから)に3回礼拝をします。
このとき、お願い事と一緒に自分の名前や年齢・住所を伝えましょう。
3) 次にお線香を持って、
観音爐 → 天公爐 → 文昌爐 → 水仙爐 → 媽祖爐 → 註生爐 → 關帝爐
の順にお参りをしていきます。
4) お線香をそれぞれ1本ずつ供えたら、それぞれの場所で3回礼拝をします。
これが基本のお参りです。
なお龍山寺には、恋の神様「月下老人」もおります。
恋のお願いごとをしたい場合は「月老廰」にお賽銭を入れ、お願いしましょう。
このときも上記2)同様、自分の名前、年齢、住所を伝えるのをお忘れなく。
そしてここでは、「運命の赤い糸」をお守りとしていただくことができるのです。
但しこの「赤い糸」をもらうには、予めお伺いをたてる必要があります。そのお伺いをたてる際に使うのは、台湾で有名な赤い三日月の形をした木のかけらです。
木のかけらを床に落とし、表と裏が出れば「赤い糸をもらってもよい」という神様のお許しといわれています。しかし、表と表、裏と裏が出てしまった場合は、お許しが出ていないという意味。この赤い糸をもらうためのお伺いは、3回まで続けることができますが、3回やってもお許しが出なかった場合は「今はそのタイミングではありません」という意味だといわれています。
中にはどうしてもあきらめきれず、お許し(表と裏)が出るまで続ける方もいるようですが、たとえお許しが出たとしても「その道のりは、とても険しい」という意味をあらわしているとのことです。
晴れてお許しが出たら、月老廟の中にある箱から、縁結びの赤い糸が入った袋を一つ取ります。これをお線香を供えるところでぐるぐると3回まわした後、肌身離さず持っていると良縁のチャンスが到来するといわれています。
次にお寺といえば「おみくじ」を引かなければと思われる方もたくさんいらっしゃると思いますが、おみくじを引きたい方はお参りが終わってからというのが、ここのルール。
まずは「三川殿」に向かって自分の名前、年齢、住所を伝え、お願いごとをします。
次に赤い木のかけらを取り、赤い糸のときと同様におみくじを引いてもよいか、お伺いをたてます。お許しが出たらおみくじの番号をもらうため、丸い筒に入った木の棒を一本選びます。(木の棒にそれぞれ番号が書かれています)
そしてまたまた赤い木のかけらを持って、この番号でよいか、お伺いをたてます。
お許しが出たら、三川殿の左側にある木の引き出から、お許しの出た番号のおみくじを取ります。
そのおみくじを持って「解籤處」へ行き、おみくじの意味を解説してもらいます。なお、おみくじは大切に持って帰ってくださいね。
その後、お賽銭を入れましょう。
台湾のお寺のお参りは、日本と比べてとても長い道のりのように感じるでしょうが、お願い事成就のために真剣に取り組みましょう。
台湾のお寺に行くと、若い方から年輩の方まで多くの方が本当に熱心にお参りをしている姿がとても印象的です。
台湾にご旅行の際には、龍山寺にお立ち寄りいただき、地元のルールに準じお参りをしてみてはいかがでしょう。
※龍山寺 (Lungshan Temple)
住所: 台北市萬華區廣州街211號
アクセス: MRT板南線「龍山寺駅」下車。1番出口を出て徒歩約3分。
詳細: URL http://www.lungshan.org.tw/ (中国語のみ)
- ●外務省提供
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