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ラオス ビエンチャン / 大雨による影響について−続報 (日本大使館 発出情報)

掲載日時:2008年08月14日

情報提供:エーペックスインターナショナル株式会社

現在、ラオスにて発生した大雨の影響により、メコン河の水位が上昇し、ビエンチャン市内は洪水の危機に面しております。
下記に、在ラオス日本大使館からの情報の続報をお知らせいたします。


2008年8月13日

メコン河の水位上昇に伴う注意喚起 (続報)


1. 最新の水資源・環境庁気象水文局の水位情報によると、以下のとおりビエンチャンでは今後とも水位が上昇するという予報が出されています。

* ビエンチャン --- 今後上昇傾向 (危険水位: 12.50m)
 8月13日: 13.43m (15:00観測)
 8月14日: 13.87m
 8月15日: 14.02m

* ルアンパバーン --- 今後やや下降傾向 (危険水位: 18.00m)
 8月13日: 20.38m
 8月14日: 20.12m
 8月15日: 19.87m

又、8月12日夕方時点のメコン河委員会(MRC)公表情報によれば、ビエンチャンにおける水位は16日がピークとなっています。

2. 当地報道
(1) 当地紙の報道によれば、水資源・環境庁気象水文局は、ラオス中部から南部にかけて引き続き中程度〜強度の降雨があり、特にビエンチャン特別市、ボリカムサイ県からカムアン県といったラオス中部のメコン河水位が更に上昇すると予想しています。
又、8月12日 15:00時点で、カオリオ、ダーンカム、ホアイホムでメコン河からの水の流入があり周辺地域村落が浸水し、ダーンカム村及びホアオホム村の約500世帯が小学校に避難していると報じています。

(2) 当地TVニュースでは、8月12日朝、ブアソーン首相主宰の緊急閣議が開催され、今後の対応について協議が行われ、全国規模での防災体制を整備する事を伝えています。
又、現在ビエンチャン特別市は関係機関職員及び地元住民を動員し、浸水の危険のある地点への土嚢の積み上げや、堤防の積み増し作業を行っており、首相の命令を受けたビエンチャン特別市長は、ビエンチャン市街地を洪水にさせない、治安維持と市民の平常の生活の維持を目標とする対策を打つ事を伝えています。

3. ビエンチャン特別市内でもダドゥア通りが一部冠水のため、広い範囲で通行止めになっています。
又、隣国タイのノンカイ市においてもメコン河流域の道路の冠水や寺院・家屋の浸水等の被害が発生しています。(ノンカイからウドンタニまでの幹線道路については、問題ありません。)

4. 在留邦人の皆様におかれては引き続き安全対策に留意していただくとともに、メコン河流域及び低地帯等水害の予想される地域には近づかない様、ご注意ください。

〔参考情報〕
* 水資源・環境庁気象水文局ホームページ
 URL http://dmhlao.etllao.com/ (英語、ラオ語)
* メコン河委員会 ホームページ
 URL http://ffw.mrcmekong.org/ (英語)

在ラオス日本大使館

以上


※昨日(8/13)発出の第一報はこちら
 大使館発出情報 (第一報) URL http://www.otoa.com/home/news_ditail.php?serial=14288