---

【都市別安全情報(トラベルサポート)】- 東南アジア

フィリピン [ Republic of the Philippines ]

フィリピンの国旗

国別渡航先速報

フィリピン / フィリピン政府のテロ対策

掲載日時:2002年11月19日

情報提供:ジェイ・ティ・エイ・ジャパン株式会社

バリ島での爆弾テロ、及びフィリピン南部での散発的なテロに関して、フィリピン政府のテロ対策、及び現地情報を下記にお知らせいたします。


■ フィリピン政府の対応

政府は新たな爆弾テロ発生を抑制するため、ショッピングモールや公共交通機関等での警備強化を治安当局に指示。
内務自治省は今月2千人に加えて、来年には更に4千人の警官を増員する予定としている。


■ 在フィリピン日本大使館

在フィリピン日本大使館は10月24日、今後も同様の事件が発生する可能性があるとして、米国権益に関係した場所や欧米人ら外国人が多数集まる場所に近付かない様、呼びかけた。
※レストラン、ショッピングモール、ディスコ、宗教・公共施設も注意を要する場所、等。

尚、外務省の危険度情報には、ルソン島全域、ヴィサヤ地域、セブ島(マクタン島を含む)、ボホール島、レイテ島、サマール島及びマスバテ島、及びミンダナオ地域
(ダヴァオ特別市に限る):「十分注意して下さい」が継続して発出されています。


■ マニラとセブの現状

*空港
 マニラ国際空港では道路に検問所を新設し、空港敷地内に入る総ての車に検査を実施。
 駐車場等で待機している乗客の出迎えや見送りの客の中にも、私服の警備員を配置している。
 セキュリティーチェックは依然厳しく行っております。
 出発時は空港施設内に入る前に旅券と航空券のチェックがあり、その後X線と金属探知機によるチェックが行われます。
 マニラもセブも出入国手続に要する時間は、以前と変わりません。

*交通機関
 マニラの国営鉄道、高架鉄道(LRT&MRT)は平常通り運行されています。
 マニラもセブも含めバス、タクシー、ジープニーも平常通り運行されています。

*ショッピングセンター
 大型ショッピングセンター等では、今までと同様に入り口での荷物検査を行っています。
 又、駐車場入口では、トランクの中や車の下側を検査しています。
 入口付近に爆破物検査犬を配置して警備を強化しているところもあります。

*宿泊施設
 主要なホテルでは、今までと同様に入り口での荷物検査を行っています。
 セブの一部のホテルでは、宿泊者以外の敷地内への入場を規制しています。
 駐車場入口では、トランクの中や車の下側を検査しています。

*その他
 マニラ日本人学校は10月28日、今年の修学旅行に関し、小学部は11月6日からバギオ市、中学部は11月27日からセブ島に2泊3日の日程で予定通り実施すると発表しました。
 尚、昨年は中止されました。


以上ですがマニラやセブを含め、日本人旅行客が巻き込まれたという事故等、問題は一切発生しておりません。
市内の様子も、今までと変わらず平常通りです。

弊社マニラ支店としましても、引き続きガイドとの連絡を密にし、安全管理、及び危機対策を徹底していく方針でございます。