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マカオ / カジノ経営権 3社に分割、最終結果発表

掲載日時:2002年02月22日

情報提供:ジェイ・ティ・エイ・ジャパン株式会社

マカオといえば、カジノで有名です。 そのカジノの賭博権利(つまり経営権のようなもの)について、昨年から3社に分割される事が検討されておりましたが、この度、その3社が最終的に決定致しました。

2001年8月の時点で、この賭博権利に対して、22社が応募しておりました。
2002年1月に22社から→18社に絞り込まれ、2002年2月8日、最終的に3社が決定した次第です。
この3社は、入札額、マカオへの投資計画を基準に選ばれました。

1) マカオ・香港資本 『STDM社』 代表: スタンレーホー 氏
 場所: リスボアホテル (現在の施設を利用予定)
 資本: 2億マカオパタカ (約30億円)
 選定理由: マカオでカジノ経営40年の歴史があり、マカオの経済発展に影響があること。

2) アメリカ・マカオ資本 『永利リゾート社』 代表:STEVEN WYNN 氏(ラスベガス)、黄志成 氏

場所: マカオハイアットホテル前の埋立地 (現状、埋め立てはほぼ完了しています)
資本: 300万マカオパタカ (約5,000万円)
選定理由: アメリカ、西海岸カジノ王STEVEN WYNN 氏のカジノ及びリゾート経営方針が、マカオ政府の方針に合致。

3) 香港・マカオ資本 『銀河娯楽場社』 代表: 何安全 氏、葉圍洲 氏、呂志和 氏
 場所: タイパ、コロアン島中間の埋立地 (現状、埋め立てはほぼ完了しています)
 資本: 100万マカオパタカ (約1,700万円)、今後投資予定額:100億マカオパタカ (約1,500億円)
 選定理由: ラスベガスを拠点にした経営豊富なカジノ経営以外にも、国際インターネットや国際会議・イベント等の方面においての実績とその方針が、マカオ政府の希望に合致。

選定された3社のうち2社は、アメリカ資本が投入され、ラスベガスの経営方法が見られると推測されています。
現在主にホテルを中心とした様々な場所でカジノを運営しておりますが、新しい諸施設の完成時期については入札時の取り決めで、全ての施設を2004年2月までに完成しなくてはならないことになっており、各カジノとも急ピッチで建設が行われております。
(完成までは現在の施設を引き続き利用します)

先日は新しいランドマーク 『マカオタワー』がオープンし注目を集めておりますが、新しく生まれ変わるマカオに、ますます大きな期待です。