---

【都市別安全情報(トラベルサポート)】- 東南アジア

ヤンゴン [ Yangon ]

ミャンマー [ Republic of the Union of Myanmar ]ミャンマーの国旗

都市別渡航先速報

ミャンマー / 「僧侶によるデモ行進」の状況について

掲載日時:2007年09月25日

情報提供:エーペックスインターナショナル株式会社

※ご注意
下記の情報は 9月25日現在の現地の状況をお伝えしたものであり、掲載情報は最新のものと異なる場合があります。
現地の状況は刻々と変化しておりますので、最新情報はホームページ等にて随時ご確認ください。



先日より、日本のTVや新聞等で報道されております、ミャンマーでの「僧侶によるデモ行進」につきまして、現地の事情を詳細にレポートさせていただきます。

1. デモ行進について
日本では「デモ行進が政治的に行われている」との報道がされている様ですが、こちらの政府と僧侶の代表者の間では「行進を行うのは良いが仏教的な意味でのみ」という話が、非公式に交わされています。
実際、僧侶が行進時に口にしているのは「仏教のお祈りの言葉」だけです。この行進と一緒に歩いている一部の人間により「政治的発言がされている」との話もあります。
しかし、この様な人物に対しては、混乱を巻き起こす可能性があるという理由から、列から離れる様、指導が入っています。

2. デモ行進に伴う各観光地、レストラン、その他施設への影響
今現在、デモ行進が目立った動きをしているのはヤンゴン市内ですが、この地区の主
要観光地は通常通りオープンしておりますし、又、ヤンゴン市内の主要レストランも、通常通りの営業です。
但し先週末の大雨の影響により、床上浸水等の被害を受けた店舗には、営業を中止しているところはありますが、この手のお店は「ティーショップ」(地元民向けのローカルのお店)がほとんどで、一般の観光客が訪れる様なお店はほとんどありません。
各ホテルやお土産物店等も通常通り営業しております。又、ボージョーマーケットも問題なくオープンしております。

3. ツアー催行への影響
現在の状況のままであれば、ツアーの催行には影響はありません。
僧侶による行進は統制の取れたものであり、又、ルートも事前に決まっており整然と行われております。
ツアー実施時には、あらかじめデモが行われる時間帯と実施エリアをはずしてさえいれば、日程的に何ら問題はありませんのでご安心ください。

4. 日本大使館の動向
在ミャンマー日本国大使館では、外務省のホームページ上に掲載の「海外安全情報」と同じ内容の文書を、在留邦人へ配布いたしております。当分は様子を見つつ、現地での行動に関しては充分な注意喚起をするという方向性と見受けられます。
過去には「お米、水等の買い置きをお勧めします」といった指示が出た事もありましたが、今回は出ておりません。

5. 安全性に関して
現在行われている様な行進であれば、危険性は極めて少ないと思われます。
問題はこの様な宗教的な動きの中に、いつしか政治的な動きが現れるかもしれないという可能性です。
将来的な部分でこれらの動きが代わって来る可能性を、完全に否定する事は出来ないと考えています。

6. 現地の旅行産業の対応
ミャンマーの旅行産業では、今回の「僧侶によるデモ行進」が原因でキャンセル料の免除、あるいは減額するというホテル、国内線、その他施設はありません。
これはほとんどが何の問題もなく通常通り営業・運航されている事によります。


以上、取り急ぎ現地の状況をお知らせいたします。
又、続報が入りましたら、お知らせいたしますが、どうぞ安心してミャンマーにお越し下さい。