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東アジア、東南アジア / 日本からの渡航者に対する各空港での「放射線検査」の状況について

掲載日時:2011年03月22日

情報提供:エーペックスインターナショナル株式会社

東北地方太平洋沖地震による福島第一原子力発電所事故に伴い 現在、東アジア、東南アジアの各空港において、日本からの渡航者とその預入荷物について「放射線検査」を始めているところがあります。
2011年3月22日現在の状況は、下記の通りです。

■「放射線検査」を実施している国・都市
〔タイ〕
* バンコクスワナプーム空港、及びプーケット空港
 日本から直行便にて到着する全ての渡航者に、放射線検査を実施。
 また日本行きの便に乗るタイ人の渡航者(タイ人のみ)に、放射能汚染に伴う甲状腺ガンのリスクを抑える効果のある「安定ヨウ素剤」(ヨウ化カリウム)を3月17日から配布中。

* チェンマイ空港
 特に検査は行われておりません。

〔ミャンマー〕
* ヤンゴン国際空港、及びマンダレー国際空港
 3月18日の午後より、放射能検査が始まりました。 日本大使館領事部からの情報を、下記にご案内いたします。

※ヤンゴン国際空港等における放射能検査の開始 --- 在ミャンマ−日本国大使館領事部 発出情報
 ミャンマーの入国管理局等によると、東北地方太平洋沖地震により被災した福島第一原子力発電所での放射能漏れ事故を受けた措置として、3月18日からヤンゴン国際空港、及びマンダレー国際空港において、日本からの渡航者・預入荷物に対し、放射能検査を開始した由です。
 具体的には、両空港の入国管理カウンターにて日本からの渡航者か否かを確認し、日本からの渡航者に対してのみ放射能検査を実施する由です。 また、日本からの預入荷物についても検査を実施する模様ですが、検査場所等は適宜対応していく由です。
 仮に渡航者から放射能が検知された場合には、服を着替えたり、シャワーを浴びたり等の措置を処した後に再度検査等を行う見込みとのことです。
 つきましては、日本からの渡航者は、入国手続きに長時間を要することが見込まれますので、ご注意ください。
 なお、これらの検査については事前の予告なしに変更される可能性がありますので、最新の情報はヤンゴン国際空港等にお問い合わせください。

〔中国〕
 現在、日本からの渡航者は、中国各空港で放射線汚染の検査が行われています。

〔インド〕
* デリー国際空港
 3月18日より、デリーのインディラガンディー空港でも既に放射能検査始まっており、日本からの渡航者全てが対象になっているようです。
 また食品類の持ち込みに関しては、一品につき3,000インドルピー(6,000円弱)が検査料として徴収されてしまうそうで、一時検査所に送るため、生モノの持ち込みはほぼ不可と考えてよいと思います。
 上記検査がいつまで続くかわかりませんが、デリー市内の日本食レストラン・販売店にも大きく影響が出ることが予想されます。



■「放射線検査」実施していない国
〔ベトナム〕
 ベトナムでは、日本からの渡航者に対する放射線検査は、何れの空港でも行われておりません。

〔カンボジア〕
 カンボジアの空港では、今のところ、日本からの渡航者に対する放射能汚染検査は、行われておりません。

〔ラオス〕
 現在、ラオス国内各空港(国内線も含む)において、放射能汚染検査は全く行われておりません。 この先も未定です。

〔インドネシア〕 (2011.3.23更新情報あり)
3月22日現在、バリ島 ングラライ空港へ確認いたしましたが、バリ島とジャカルタの空港では、まだ放射線検査は行われておりません。
 3月19日(土)からスタッフが待機し、万一体調を崩された方への対応に備えているそうですが、放射線検査の機械はまだありません。
 国からの具体的な指示もまだとのこと。詳細はまだ決まっていません。
 このように現在はまだ日本からのお客様への放射線検査はないため、入国審査でも混乱はなくスムーズに流れています。


以上、ご注意下さい。