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タイ プーケット / スマトラ島沖地震の影響について

掲載日時:2005年03月29日

情報提供:エーペックスインターナショナル株式会社

日本時間 3月29日 午前1時過ぎ、インドネシアのスマトラ島沖で発生いたしましたマグニチュード8.7の大地震に関して、プーケットの状況を下記にお知らせいたします。


まず現時点では、津波警報システムは稼動しておりません。
このシステムが無い昨夜の状況ですが、パトンビーチの対応は下記の通りです。
(時間は、全て現地時間となります)

23:10頃 --- スマトラ沖にて地震発生
  
23:25頃 ---
パトン地区7ヵ所に津波後に設置された「非常用スピーカー」から、サイレンを鳴らし警報を出す。
   1. カリムビーチ
   2. クラブアンダマンホテル前のビーチ
   3. アジア銀行前
   4. シーパールホテルの三叉路
   5. サイナムイェン通り
   6. ナナイ通り
   7. ワットスワンキリウォン学校前
  
23:30頃 ---
同スピーカーよりタイ語及び英語にて「プーケットから600km以上離れたスマトラ島付近にて地震が発生した模様。津波の恐れがあるため、安全でない場所にいる住民・観光客は、直ちに安全な場所(小高い場所)へ避難する様に」という内容のアナウンスを流す。
  
23:35頃 --- 同スピーカーより再度サイレンを鳴らし警報を出す。
  
23:40頃〜 ---
地元の消防車のサイレンを鳴らし、町中を走らて警報する。
警察官等の誘導により、住民・観光客を高台等へ避難させる。
  
地震発生〜約3時間後 --- 津波警報が解除となる。


その他のビーチも、ほぼ同様の措置により、避難を誘導した様です。
又、今回の地震発生後、約15分でタイのテレビ各局(特に速かったのはチャンネル3とITV)が地震報道へ切り換え、随時情報と住民等への警告を行いタイ語と英語で避難の呼びかけを行いました。
昨年12月26日の津波の際、テレビの報道は大変遅い対応だったのですが、今回の迅速な対応は評価出来るものですし、効果も絶大だったのではないかと思われます。
海岸沿いの各ホテルにおいてもスタッフがスタンバイし、宿泊客を小高い場所に誘導したりという処置が取られた様です。

実際、地震の揺れは人によって、又は場所によって感じる程度の、微弱なものだった様です。
避難警報の出された各ビーチ沿いは、昨夜から朝にかけて、避難する人達で多少混雑いたしましたが、警報が解除された午前3時頃からは平静に戻っております。
建物、ホテル、その他全てにおいて被害はなく、通常通り営業しております。

ニュースによると、タイ国内では、ハジャイの建物の外壁が一部(ほんの少し)落ちているという様な映像を見ましたが、その他は平常通りです。

昨年の津波以前に比べれば、格段の差で安全対策が取られていると感じます。
プーケット市の自治に確認したところ、来月 4月15日までに津波警報システムが設置される予定です。これにより、さらに安全対策が強化出来るものと期待している状況です。

どうぞ皆様、安心してプーケットへお越しください。