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アルゼンチン / アルゼンチンの状況について

掲載日時:2001年12月21日

情報提供:株式会社ウニベルツール

アルゼンチン状況についてご案内申し上げます。

まず2週間ほど前、国民に対して銀行の1週間の引き出し額の制限が始まりました。
この時期は観光客の皆様に影響はないとご案内しました。
ここから経済状況及び体制に不満を持った国民が爆発し、このような騒ぎになってしましました。

昨日は主にブエノスアイレス郊外でスーパーなどに住民が押し入り品物を持っていくという略奪事件が起こりました。
(おそらくこの映像を日本のニュ−スなどでご覧なった方もいらっしゃたかと思います。)

また昨日の夜から政府より非常事態宣言が出されました。
これは簡単に申し上げますと警察が不審者を発見した場合、令状なしで逮捕できるといった憲法上の人身の自由、集会の禁止など一部憲法が停止されるといったことになります。

一部戒厳令という言葉が使われていますが、日本大使館より戒厳令という言葉が適さない為、常事態宣言と日本語訳されています。

深夜には経済大臣が辞表を提出し、今日は人々が大統領の辞任を求め5月広場に集まり、警察と衝突し大きな騒ぎになってしまいました。
今夜には大統領も辞表を出すとのことですので明日も緊張した日が続くと思われます。

現在(現地時間 12月20日 19:00)は、地下鉄・バス・交通機関が止まってしました。セントロ内は店も閉まり観光客の方はホテル待機となっています。

また新しい情報が入り次第ご連絡させて頂きます。


尚、下記に日本大使館からの情報を添付しておりますのでご確認下さい。


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平成13年12月20日

在アルゼンチン日本国大使館

アルゼンティンの情勢に関する注意喚起


昨19日の商店襲撃、略奪に端を発した騒動に伴い、アルゼンティン政府は、同日夕刻、全国土を対象とする「非常事態宣言」(ESTADO DE SITIO)を発出しました。   

 同宣言の詳細は明らかにされていませんが、憲法の規定が一時的に停止されることとなり、集会の禁止、官憲による不審者の逮捕が認められること等の措置が考えられます。

 つきましては、未だ情勢は流動的ですので、当分の間、集会の開催を自粛するようにし、外出する場合は、街頭での集会、示威行動等にはできるだけ近付かない等安全に十分ご注意してさい。

 また、マスコミの報道等を通じ情勢の推移の把握に努めるようにして下さい。

 なお、今のところ、今回の騒動による邦人の被害の報告ありませんが、万が一、被害の情報がある場合、または関連の情報等がある場合には、当館までご連絡願います。

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