２０１１年は、エストニアの首都 タリンとフィンランドのトゥルクが「欧州文化都市」(European Capital of Culture)に選ばれています。
この機会に、日本の旅行者が興味を持ちそうな、タリンでのイベントをいくつかご紹介いたします。

■ タリンでの「文化イベント」(2011年)
* タリン祭 (30th Tallinn Old Town Days)
　期間: ２０１１年６月０４日〜１２日 (日程変更の可能性有)
〔概要〕
毎年、旧市街で行われる、中世をテーマとしたフェスティバルで、２０１１年に３０周年を迎えます。
中世の衣装をまとった人々があちこちで見られ、中世のイベントが盛りだくさんです。また旧市街の各地で野外コンサート(無料)やワークショップが行われ、数多くの出店も並んでいます。
文化首都となる２０１１年度の「タリン祭」は、例年以上の盛り上がりを見せることでしょう。

* 若者の歌と踊りの祭典 (Estonian Youth Song and Dance Festival)
　期間: ２０１１年７月０１日〜０３日
　詳細: http://laulupidu.ee/english/participant/
〔概要〕
世界遺産に登録されている歌と踊りの祭典は５年に１度開催されますが、その間に学生などの若者に参加を限定した「若者の歌と踊りの祭典」が行われています。
この若者の祭典は、世界遺産となっている祭典と内容はほぼ同じで(会場も同じです)、伝統的な音楽や踊りが披露されます。
参加はすでに締め切っていますが、観客としていらっしゃるならまだまだ十分間に合います。チケットの情報などはまだ公開されていません。
曲名やどのような団体が参加するかなどの詳細は、イベントの公式サイトにてご確認ください。

* タリン中世祭り (Tallinn Medieval Days)
　期間: ２０１１年７月０８日〜１１日
〔概要〕
タリン祭よりは多少規模が小さくなりますが、タリン祭同様、旧市街で出店が並び、野外コンサートなどがお楽しみいただけます。

* タリン海祭り (Tallinn’s Maritime Days)
　期間: ２０１１年７月１５日〜１７日
〔概要〕
毎年この時期に港周辺で「海祭り」が行われておりますが、文化首都となる２０１１年には、フェスティバルの会場が旧海上空港の敷地(タリン北部)まで拡大されます。
もともとここは、ロシア時代ピョートル大帝の命令で軍港として開拓されたところですが、後に海上空港として利用されるようになります。かつての海上空港は、現在改装工事中で、海祭りの時期に合わせて、新しく「海洋博物館」としてオープンします。
ここでは、かつて活躍した潜水艦の展示やハンガーの一般公開、それに、エストニアでは初の水族館などが見られます。今までにない、巨大博物館の誕生です。
海洋博物館のＰＲは、ここ最近、タリンを「港町」としてイメージアップを図る政策の一環のようです。

* タリン・マラソン (Tallinn Marathon)
　期間: ２０１１年９月１１日
〔概要〕
ベルリン、ロンドン、 ニューヨークなどのマラソン大会は有名ですが、バルト三国最大規模のタリンのマラソン大会も、ここ最近注目を浴びています。
参加者は毎年１５,０００人にものぼります。

タリンとトゥルク間の移動は、バルト海クルーズで可能です。
ヘルシンキ滞在を加え、ゆったりとしたご旅行はいかがでしょうか。