モロッコ / 2月20日に発生した「デモ」について
掲載日時:2011年02月23日
情報提供:社団法人 日本海外ツアーオペレーター協会
現地時間 2011年2月20日、モロッコにて大規模な「デモ」が発生いたしました。
デモ発生後の現地の状況を、以下にお知らせいたします。
■ モロッコでの「デモ」発生後の状況 (現地 2月22日 AM 09:20現在)
〔本日、2月22日の状況〕
デモ後、全く影響を残さず、平常通りです。
〔次回デモに関する情報〕
当然ながら公式発表等は出ておりませんが、現地の若者の中で行き交っている情報として「3月17日に発生するのではないか」という情報が、存在するようです。
しかしながら、同情報の発信源は、あいまいです。
■ 先日発生した「デモ」について
〔デモの目的〕
・憲法の改正、政府退陣、国王の権限縮小、ベルベル語の公用語化(メインの要望)
・ライフラインの低価格化
等、多岐にわたり全員が一丸して取り組んではいない。
* 憲法の改正、政府退陣、王の権限縮小は、北アフリカ諸国のデモブームに乗り、とりあえずのテーマとしたようで強いものではない上、世論としては現在の政府や特に国王に満足している状況。
* 再度、今回のような政府や国王を相手取ったデモを行った場合、そのデモ隊に対する一般市民からの風当たりは、強くなる見込み。
* 一般市民は「モロッコの恥だ」と感じているようです。
〔デモの規模〕
* 死者発生の報道(約120名拘束、5名死亡)もされておりますが、この死者もデモ隊と警官隊との衝突によるものではありません。
* 今回のデモを、他にモロッコで発生している混乱と比較した場合、学生内暴動等よりも規模や暴徒化する程度も小さいのが実情です。
* 一連の北アフリカ情勢を受け、メディアが大きく取り上げているという状況が、予想されます。
〔旅行への影響〕
* 一部の都市で商店が閉店になるなどの影響はあったものの、その他特に大きな影響はない模様です。
* デモ当日も観光不可の場所の報告はなく、また外出禁止などの指令も出ていなかったことから、欧米人は全く気にすることなく、普段通りに観光をしていたとの情報があります。
〔各地のデモ時の状況〕
* ラバト
モロッコの中でも最も混乱することなく、終了いたしました。
* カサブランカ
2月20日、及び21日(噂です)に発生した模様。
被害の報告は、出ておりません。
* マラケシュ
デモは発生したものの、平和的に収束いたしました。
しかしその後、その混乱に乗じ、貧困層の少年らが、商店の窓を割ったり電気・水道局のオフィスを燃やし現金を奪うなどの破壊略奪行動を行いました。
* アル・ホセイマ
デモの混乱に乗じ銀行への放火が発生し、逃げ遅れた5名が死亡いたしました。
この放火自体、デモの混乱に乗じた窃盗団の仕業と考えられています。
* ララーシュ
税関に被害がありました。
日頃、違法に酒類を販売していた者たちが混乱に便乗し、税関を襲ったと報道されています。
* タンジェ
銀行への放火、車両への放火、モハンマド5世通りのカフェやホテルなどのガラスが全部割られるなどの被害が発生しております。
しかし、この街に住む市民の反応は、これらの行為を冷めた目線で見ております。
デモに乗ずる行動に冷ややかな反応を示す市民が大半を占めるといった様子が、報道されております。
* フェズ
1991年に発生したデモが、後に暴動になった経験から、2月20日は郊外から一般人の流入を防ぐバリケードが張られた模様です。
デモそのものは平和的に収束するものの、21日に再度デモが発生した模様です。
その際、窓を割られる等の被害を恐れた一部の商店などは閉店いたしましたが、その他は平常通り営業しております。
現在現地にご滞在、また今後ご旅行をご予定の方は、くれぐれも興味本位でデモや暴動の発生場所に近づいたり、写真を撮ったりしないよう、お願いいたします。
以上、ご旅行をご予定の方は、十分にご注意下さい。
※同情報は「株式会社 サラムモロッコ」より、ご提供いただきました。
デモ発生後の現地の状況を、以下にお知らせいたします。
■ モロッコでの「デモ」発生後の状況 (現地 2月22日 AM 09:20現在)
〔本日、2月22日の状況〕
デモ後、全く影響を残さず、平常通りです。
〔次回デモに関する情報〕
当然ながら公式発表等は出ておりませんが、現地の若者の中で行き交っている情報として「3月17日に発生するのではないか」という情報が、存在するようです。
しかしながら、同情報の発信源は、あいまいです。
■ 先日発生した「デモ」について
〔デモの目的〕
・憲法の改正、政府退陣、国王の権限縮小、ベルベル語の公用語化(メインの要望)
・ライフラインの低価格化
等、多岐にわたり全員が一丸して取り組んではいない。
* 憲法の改正、政府退陣、王の権限縮小は、北アフリカ諸国のデモブームに乗り、とりあえずのテーマとしたようで強いものではない上、世論としては現在の政府や特に国王に満足している状況。
* 再度、今回のような政府や国王を相手取ったデモを行った場合、そのデモ隊に対する一般市民からの風当たりは、強くなる見込み。
* 一般市民は「モロッコの恥だ」と感じているようです。
〔デモの規模〕
* 死者発生の報道(約120名拘束、5名死亡)もされておりますが、この死者もデモ隊と警官隊との衝突によるものではありません。
* 今回のデモを、他にモロッコで発生している混乱と比較した場合、学生内暴動等よりも規模や暴徒化する程度も小さいのが実情です。
* 一連の北アフリカ情勢を受け、メディアが大きく取り上げているという状況が、予想されます。
〔旅行への影響〕
* 一部の都市で商店が閉店になるなどの影響はあったものの、その他特に大きな影響はない模様です。
* デモ当日も観光不可の場所の報告はなく、また外出禁止などの指令も出ていなかったことから、欧米人は全く気にすることなく、普段通りに観光をしていたとの情報があります。
〔各地のデモ時の状況〕
* ラバト
モロッコの中でも最も混乱することなく、終了いたしました。
* カサブランカ
2月20日、及び21日(噂です)に発生した模様。
被害の報告は、出ておりません。
* マラケシュ
デモは発生したものの、平和的に収束いたしました。
しかしその後、その混乱に乗じ、貧困層の少年らが、商店の窓を割ったり電気・水道局のオフィスを燃やし現金を奪うなどの破壊略奪行動を行いました。
* アル・ホセイマ
デモの混乱に乗じ銀行への放火が発生し、逃げ遅れた5名が死亡いたしました。
この放火自体、デモの混乱に乗じた窃盗団の仕業と考えられています。
* ララーシュ
税関に被害がありました。
日頃、違法に酒類を販売していた者たちが混乱に便乗し、税関を襲ったと報道されています。
* タンジェ
銀行への放火、車両への放火、モハンマド5世通りのカフェやホテルなどのガラスが全部割られるなどの被害が発生しております。
しかし、この街に住む市民の反応は、これらの行為を冷めた目線で見ております。
デモに乗ずる行動に冷ややかな反応を示す市民が大半を占めるといった様子が、報道されております。
* フェズ
1991年に発生したデモが、後に暴動になった経験から、2月20日は郊外から一般人の流入を防ぐバリケードが張られた模様です。
デモそのものは平和的に収束するものの、21日に再度デモが発生した模様です。
その際、窓を割られる等の被害を恐れた一部の商店などは閉店いたしましたが、その他は平常通り営業しております。
現在現地にご滞在、また今後ご旅行をご予定の方は、くれぐれも興味本位でデモや暴動の発生場所に近づいたり、写真を撮ったりしないよう、お願いいたします。
以上、ご旅行をご予定の方は、十分にご注意下さい。
※同情報は「株式会社 サラムモロッコ」より、ご提供いただきました。
- ●外務省提供
- ●観光庁提供
- ●厚生労働省 検疫所情報
- ●国土交通省航空局 提供