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中国 / 世界遺産 「黄山」(こうざん)観光のご紹介−その5

掲載日時:2005年01月12日

情報提供:ジェイ・ティ・エイ・ジャパン株式会社

中国には数多くの世界遺産がございますが、黄山もその一つ。
黄山登山の名所ご紹介の最終回となります。


*光明頂から玉屏楼まで 〜百歩雲梯(ヒャッポウンテイ)を経て〜
光明頂からロープウェイ乗り場の玉屏駅まで途中休憩を入れて40分。
ツアーによっては、光明頂から黄山風景区最高峰「蓮花峰」を目指す日程が組まれる事もあります。
光明頂から玉屏楼に向かう途中「百歩雲梯」という長々と続く階段があるのですが、この階段の上り下りが大変。というのも、階段に柵が付けられていない場所がほとんどのため、高所恐怖症の人はかなり足がすくむかも。高度がきつい階段のため、籠屋を利用する観光客もいるほど。
その籠屋ですが、距離、場所、体重により料金が決まるとの事で、登山の場合は700〜800元位でしょうか。(ちなみに料金は交渉制です)
同階段、傾斜50度はある階段なので、籠を利用する方が逆に怖いと感じる人も多いそうです。

 ・写真1 --- タートルピーク、亀の頭の様な奇岩
 ・写真2 --- 百歩雲梯で見かけた籠屋を利用する登山客
 ・写真3 --- 百歩雲梯のある蓮蕊峰


途中、売店のある休憩スポットからは、現在登山がクローズされております「天都峰」を望む事が出来ます。
天都峰は、標高 1,810m、そこからの眺望は大変素晴らしいのですが、道幅が狭く危険と判断されており、現在は頂上まで行けない状況です。
尚、売店から先「玉屏楼」までは、柵のある緩やかな階段が多いので、楽に上り下りが出来ます。

 ・写真4 --- 水やジュース等がおいてある売店
 ・写真5 --- 売店付近からの天都峰
 ・写真6 --- 比較的緩やかな階段



*玉屏駅(ギョクヘイエキ)→玉屏楼(ギョクヘイロウ) --- ロープウェイにて下山
温泉景区に伸びるこのロープウェイは6名乗り、7:00〜16:30の時間帯に運行しています。
下界の慈光閣駅までの所要時間は約20分。その日の天気や風速により所要時間は変わります。
黄山山頂は高山樹林のため紅葉は見られませんが、10月下旬〜11月上旬は、下界に近付くにつれ紅葉樹林を眺望出来ます。(その年の天候により時期がずれる事もあります)

 ・写真7 --- ロープウェイからの眺め
 ・写真8 --- ロープウェイ駅
 ・写真9 --- ロープウェイ



最後に・・・

〔黄山登山観光の注意事項〕
*10月末の登山だったため朝晩は冷えて寒かったですが、ホテルには備え付けの防寒着が設置されてますので安心です。しっかり防寒しましょう。
*雨が降った翌日や雪の場合は滑りやすいので、登山靴もしくはそれに準ずる靴をご準備される事をおすすめいたします。
 尚、手袋は、途中岩肌等で休憩する事も多く、汚れる事から、軍手をご持参されるのが良いでしょう。
*山頂には数ヵ所トイレが設置されておりますが、水洗式ではなく、手洗い水が出ない事も多くあります。又、紙もございませんので、準備しておく必要があります。
*夏場は特に日差しが強いので、帽子やサングラス、日焼け止めは必要です。
*登山中はかなりゆっくりしたペースで途中休憩を入れながらガイドが時間配分をしますが、自分の体力に合った登山を無理なくされるのが一番重要です。
 事前に登山ガイドとしっかり確認をされる事をお勧めします。