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香港 / 「急性呼吸器疾患」の影響について (続報)

掲載日時:2003年03月19日

情報提供:セントラルエキスプレス株式会社株式会社旅工房

重症急性呼吸器症候群(非典型肺炎)についての情報が「香港政府観光局」からまいりましたので、お知らせいたします。



号外


旅行会社各位

香港における「重症急性呼吸器症候群」SARSの発生について


拝啓 平素は香港へのご送客に関しましてご尽力賜り誠にありがとうございます。

さて、先週末以降各報道機関を通じて報道されております「重症急性呼吸器症候群」SARSに関しまして関係者各位に香港の現状をご報告申し上げます。

今回の感染症は、香港やベトナムという特定地域での発生ということではなく世界的な保健問題となっております。3月15日にWHO(世界保健機関)はカナダ、インドネシア、フィリピン、シンガポール及びタイでの似たような感染症にも言及した緊急旅行警告を発表いたしました。この段階では原因や発生源について確証はありません。

SARSの原因がウィルスなのか殺菌なのかも不明でしたが、3月18日香港中文大学により「パラミクソウィルス」の一種であることが判明いたしました。
また同大学では現在、このウィルスに対処できるワクチン・薬品の認定を急いでいます。

また、WHO(世界保健機関)はSARSはインフルエンザほど感染力は強くなく、感染は発症者を治療した病院関係者、家族、親しい友人など緊密な接触をしたものにほぼ限られていると発表しています。香港でも現在、院内感染のみに限られており、旅行者の行動範囲では問題がほとんどありません。
(3月19日現在では123人の肺炎患者のうち111人がSARSと確認されています)

香港政府観光局では伝染を最小限にとどめ、旅行客の皆様に安心してご旅行をしていただく為に、SARSに関する最新情報をホームページ http://www.DiscoverHongKong.com にて掲載しております。
また、1) ホテル内の換気をよくすること、2) 人ごみを避けること、3) 手洗い、うがいをおこなうこと、4) 十分な休息をとること、など感染予防するためにこれらをおこなうことを呼びかけています。

香港旅行業協会では観光バスを衛生的に保つこと、混雑地域への観光を控えることについて一連の基準を設けうるようにしています。詳しいガイドラインは香港政府観光局のパートナーwebsite(http://partnernet.hktb.comet.hktb.com) トップページのWhat’s New(英文)にてご確認いただけます。

香港国際空港では全ての入国者に対して、数ヵ国語に翻訳された保健省の警告冊子を配布して皆様の感染注意を呼びかけています。
香港でのSARS情報については下記のホットラインをご利用ください。

・香港政府観光局ビジターホットライン (日本語は3番目にアナウンスされます)
 TEL:2508−1234 (毎日8:00〜18:00)
・SARSホットライン(英語・中国語)
 TEL:2961−8968(月曜日〜金曜日 9:00〜17:00 / 土曜日 9:00〜13:00)

私どもは今後も香港政府と協力して海外の当局や内外報道機関に最新情報を提供していくべき努力して参ります。私どもは旅行社が香港を訪れることを躊躇する理由は無いと信じております。

本件に関しましてご意見・ご質問等ございましたら、どうぞ香港政府観光局東京・大阪オフィスまでお問い合わせ下さい。