---

【都市別安全情報(トラベルサポート)】- 東アジア

モンゴル [ Mongolia ]

モンゴルの国旗

国別渡航先速報

モンゴル / SARS関連情報 (モンゴル政府、及びWHOの対応 他) (5/07)

掲載日時:2003年05月07日

情報提供:株式会社モンゴルジュルチンツアーズ

■モンゴル政府の対応

現在、モンゴルのウランバートル市はSARS感染地区とWHOから指定されておりますが、それを受けモンゴル政府はSARS対策として下記対策をとっております。

*中国人、及びSARS感染地域からの入国者の制限
*感染源と言われている内モンゴル自治区 フフホト市との交通を遮断(飛行機、列車の運行を全面的に停止)し、内モンゴル人の入国を拒否
*国際線利用客に対し「健康問診票」を機内で配布、又、空港にて係官による調査を徹底して実施
*国際会議やコンサート等、多くに人が集まるイベントを制限し、感染の拡大を防止

その結果、4月14日以降、モンゴル国内において感染の疑いのある人は、新たに発見されておりません。
SARSの潜伏期間として考えられている14日間が経過しておりますが、さらなる安全を確認するため、14日程度の追加期間を見た上で特に問題無い様であれば安全宣言を発出する予定です。(5月09日 予定)

ウランバートル市では、既に国際会議やコンサート等のイベントも徐々に再開され、市内の市場も買い物客で賑わいを取り戻しております。



■WHOの対応

5月05日時点でのモンゴル国内報道によりますと、WHO係官によるモンゴル国内の感染予防対策の調査の結果、モンゴル国内におけるSARSの拡大は、完全に食い止められていると発表いたしました。

WHO係官は、ウランバートル市、ザミンウデ、サンシャインドを中心に、新しい患者の有無、及び感染予防対策の現状を詳しく調査し、その措置が充分に行われていると評価しています。

その背景には
1.内モンゴルの病院から戻った感染者とその家族以外は、SARSの患者として認められていない
2.感染の疑いのある人は、通常72時間隔離され検査を受けるが、これを1週間にわたり実施した
3.最初の発見から4週間が経過したが、新たな感染者、又、疑いを持たれる人が発見されていない

よって、政府は、近々に拡大阻止を発表する予定です。

WHOも、感染地域指定に区分を設けておりますが、モンゴルはその中でも国外から来た患者に直接接触した人だけが感染した「低感染地域」と指定、区分しております。

これにより、現在のところ新たな患者は中国と香港のみでしか発生しておらず、それ以外の地域では「ゼロ」となりました。


新たにモンゴル政府からの発表が出されましたら、お知らせ申し上げます。