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国別渡航先速報

台湾 / SARS関連情報 (外務省「渡航情報(危険情報)」引き下げ後の状況) (6/18)

掲載日時:2003年06月18日

情報提供:株式会社三普旅行社

6月17日、WHO(世界保健機関)は、台湾全土に発出しておりました渡航延期勧告を 解除 いたしました。

又、これを受け、同日、日本国の外務省が台湾全土に発出しておりました 渡航情報(危険情報)も 「十分注意して下さい」へと 引き下げられました。

× 旧: 「渡航の是非を検討して下さい」(不要不急の渡航については延期をおすすめします)
 
新: 「十分注意して下さい」


下記に、台湾における現在の状況について、お知らせいたします。


■ 入国・出国時、及び空港での状況

*入国時
・体温チェック --- 無し。 但し、要自己申告
・マスク着用 --- 無し
・SARS調査申告書提出 --- 必要

*出国時
・航空会社各社規定によります。


■ 交通機関の状況

*バス
・長距離バス --- 特別な規定はありません。
・リムジンバス --- 特別な規定はありません。
・観光バス(ツアー用) --- 特別な規定はありません。

※但し、ほとんどのバス会社で下記の様な対応を採っています。
 ・運転手は毎日出勤前に検温。
 ・車を出す前に、毎回バス内部を消毒。
 ・長距離バスの乗客は、乗車前に検温必須、また検温記録を取る。
 ・バス運行時は出来るだけ多くの窓を開け、車内の空気の入れ換えに留意する。
 ・乗客にマスク着用の注意を促す。

*タクシー --- 特別な規定はありません。

*列車
・一般鉄道 --- 要マスク
・MRT --- 要マスク

※台湾鉄道局は5月14日より、全ての乗客に対しマスク着用を義務付けております。
 又、6月13日から一部の列車の運休、及び休日の増便停止を決定。この運休措置により、1日当り約20便、
 日曜日には40便を上回る列車が減便となっています。

*飛行機(国際線・国内線)
 5月30日より乗客及び乗務員への国際線・国内線共に搭乗する際のマスク着用義務規定が解除されました。
 但し、航空会社からは安全を考慮してマスクの着用をすすめています


■ ホテルの状況

*慶泰大飯店(ガラホテル)
 5月16日より当面営業を一時中止する事が決定致しました。営業再開日時は未定です。

*台北凱撤大飯店(シーザーパークホテル)
 客室改装工事が終了。引き続きロビーと地下の工事が6月末まで予定されています。

*豪景大飯店(リバービューホテル)
 6月01日〜30日の期間に「チェックイン」するお客様が対象になります。
 1) 一度に5部屋以上の予約のみ受け付け。
 2) 上記にて受け付けた予約は、チェックイン、チェックアウトの日付が全員、同一日である事。
 ※尚、7月以降にチェックインするお客様に関しては、通常通りの予約受付になります。

*国王大飯店(エンペラーホテル)
 6〜7月にかけ内装の全面改装のため、この期間は業務を停止しております。

*山水閣大飯店(サンスイカクホテル)
 6月01日〜6月30日迄、内装の全面改装のため、この期間の業務を停止しております。

*台北凱撒大飯店(シーザーパークホテル)
 現在1Fフロントの一部改装を開始したため、通常のフロントでのサービス(チェックイン・チェックアウト等)を、
 全て9Fの特設のフロント(ビジネス客専用カウンターとの兼用)にて行っています。
 期間は6月30日までの予定です。又、客室の改装については終了しているとの事です。

*喜来登大飯店(シェラトンホテル)
 全面大改装。特に照明設備と100卓の収容が可能なバンケットルームに力を入れ、10月には完成の予定。
 又、未改装の各階客室や外壁も続々と改装を行い、2004年には完了予定との事。

*西華飯店(シャーウッドホテル)
〔従業員の対応〕
 1) 出勤前に耳での体温測定を実施。
 2) 客室に入る従業員はマスクを着用。
〔客室の状況〕
 1) 台湾衛生署が定めた希釈アルコールで電話機を毎日消毒。
 2) ドア、チェーン、ドアノブ等、多くの人が手を触れる箇所と浴室、トイレ、洗面所は希釈アルコールと漂白水で
  徹底消毒。
〔公共エリアの状況〕
 1) 公衆電話は、毎日4回以上、希釈アルコールで消毒(利用者の数の増減により消毒回数を調節)。
 2) エレベーターのボタン、ドアノブ等、多くの人が手を触れる箇所は、毎日4回以上、希釈アルコールで消毒。
  (利用者の数の増減により消毒回数を調節)
 3) 公共トイレは毎時毎に希釈アルコールで消毒。
〔ヘルスセンターの状況〕
 1) プール、更衣室は、2時間毎に漂白水で拭き取り消毒。
 2) 利用客用の電話は、2時間毎に希釈アルコールで拭き取り消毒。
〔ランドリールームの状況〕
 1) 漂白水で作業場、床を毎日消毒。
〔ジムの状況〕
 1) お客の利用後、更衣室のロッカーを希釈アルコールで毎回消毒。 
 2) 運動器具は、お客の利用後に希釈アルコールで毎回消毒。
 3) プールの利用客は、事前に耳で体温測定。
〔レストランの状況〕
 1) 利用客の要望があれば、紙コップ、割り箸を提供。
 2) 夜間に食器類を紫外線で消毒。
 3) 従業員は、マスク着用。


■ 観光地の状況

*国立台湾博物館 --- 現在休館中。10月下旬にオープンする予定。
*二二八紀念館 --- 入口にて検温あり。37度以上の人は入館はお断り。
*昆虫科学博物館 --- 閉館中。SARSが収まり次第、開館の予定。
*国立歴史博物館 --- 入口にて耳による検温あり。
*台北海洋館 --- 検温あり。館内消毒のためオープン時間が9:00〜18:00に短縮。
*鶯歌陶瓷博物館 --- 入口にて検温あり。6月12日〜27日は閉館の予定。
*郵政博物館 --- 検温あり。
*楊英風美術館 --- 団体予約客の参観のみ受付け。個人参観の再開日は未定。
*紅樓電影博物館 --- 入口にて検温あり。
*資訊科學展示中心 --- 検温あり。
*台北市立動物園 --- 入口にて検温あり。
*袖珍博物館 --- 耳温測定あり。
*北投温泉博物館 --- 検温あり。入館者はマスク着用を希望。
*台北民俗北投文物館 --- 休館中(2年かけて内部と建物の修理予定)
*琉園水晶博物館 --- 耳温測定あり。必要な場合入館者にマスクを提供。
*紅毛城 --- 野外空間のため、特別な規定はなし。
*坪林茶葉博物館 --- 入口にて検温あり。
*台北縣立十三行博物館 --- 入口にて検温あり。
*行天宮 --- 検温あり。
*国立故宮博物院 --- 検温あり。中国語、英語のガイドサービスはなし。空調は高性能活性炭素濾過ネットを
 使用。尚、6月中旬に予定していた夏の特別展覧会をSARSの影響で、7月下旬に延期する事を決定した。
*孔子廟 --- 検温あり
*保安宮 --- 野外空間のため、特別な規定はなし。
*大山茶芸館 --- 特別な規定はなし。
*中正紀念堂 --- 野外空間の為、特別な規定はなし
 但し、国家音楽庁・国家戯劇院は屋内のため、マスク着用、検温、及び手の消毒が必要。
*忠烈祠 --- 野外空間のため、特別な規定はなし。


■ 展示会の状況

台湾経済部(経済省)は、新型肺炎SARSの蔓延により延期・中止となっていたエレクトロニクス等の展示会を、7月末より集中的に再開する事を決定しました。
対象となるのは下記の展示会通りです。

・台北コンピューター応用展
・台北国際航空宇宙科学技術・国防工業展
・台北国際電信・インターネット展
・台湾半導体設備・素材展 (セミコン台湾2003)、
・台北国際電脳展 (コンピュテックス台北2003)、
・台北国際電子部品・設備展
・台北国際電子製品展
・台北国際ギフト・文具秋季展
・台北国際医療器材・薬品展

以上9つの展示会のうち一番最初に開催されるのは「台北コンピューター応用展」の7月30日。
「台北国際航空宇宙科学技術・国防工業展」は8月14日から、「台北国際電信・インターネット展」は8月23日から開催となる。


以上、ご注意ください。