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台湾 / SARS関連情報 (台湾・交通部観光局からのお知らせ) (6/20)

掲載日時:2003年06月20日

情報提供:台湾観光協会 東京事務所

台湾観光協会 東京事務所より、台湾・交通部観光局からのコメントが届きましたので、ご案内いたします。



2003年6月18日


日本のみなさまへ


すでにご存知のことと思いますが、世界保健機関(WHO)は6月17日に台湾におけるSARSに対して発令していた 渡航延期勧告を解除 いたしました。

WHOはマレーシアのクアラルンプールで開かれているSARSの世界専門会議での記者会見において、WHO西太平洋地区幹事長である尾身 茂 氏 (Dr. Shigeru  Omi, Regional Director of WHO for the Western Pacific)より「台湾全土の状況が日々改善されてきたため、旅行者への危険度が極めて小さくなったことから、台湾に対する渡航延期勧告を解除する」と発表されました。

我々は台湾が5月8日にWHOによる渡航延期勧告の発出から42日目にして渡航延期勧告のリストから外れたことをうれしく感じております。


この三ヵ月の間、台湾におけるSARS抑制活動の過程のなかで、未知の経験であることから一度は感染状況の悪化を招きましたが、我が国の健全なる医療体系と優秀な医学技術により、我々は早い段階で治療に当たり試行錯誤しながら、SARSの抑制と治療方法を立ち上げました。
これにより伝染状況は有効的に抑制され、SARSによる死亡人数も大幅に減少されました。

我々は台湾の医療技術に対して高い信頼を寄せており、尾身茂幹事長も台湾に対する渡航延期勧告解除の三項目の考慮要因を以下のように説明しております。

一、 新規病例及び重症病例の持続した減少 (Fall in both its new and active SARS Cases.)」
二、 台湾から海外へSARS症例の輸出を示す証拠がない (The absence of evidence it was exporting SARS Cases.)」
三、 徹底した感染抑制 (The Quality of surveillance systems.)」

又、官民一体となったSARS抑制への取り組みが成果をあらわしたと評価しております。


台湾ではSARSが完全に消滅したわけではありませんが、発熱前の状態では感染力を持たないことが判明されているため、体温測定による管制のもと人々はマスクをはずし平穏な生活を取り戻しつつあり国内及び海外旅行が再開されてきました。
台湾はSARSの呪縛から解き放たれたのです。

皆様も安心して台湾にビジネスや旅行にいらしてください。

これまで日本の多くのみなさまより暖かい励ましのお便りをいただき、ここに感謝申し上げるとともに、今後日台双方の観光交流が一日も早く回復することを願っております。


台湾・交通部観光局

局長  蘇 成 田

C. T.  Su