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台湾 / SARS関連情報 (台湾・交通部観光局からのお知らせ) (7/10)

掲載日時:2003年07月10日

情報提供:台湾観光協会 東京事務所

台湾観光協会 東京事務所より、台湾・交通部観光局からのコメントが届きましたので、ご案内いたします。




日本のみなさまへ


 台湾は7月5日に、世界保健機関(WHO)より正式にSARS感染地域指定から除外されましたことを、皆様にご報告出来ますことを大変嬉しく思います。

 この度の全世界におけるSARS感染拡大の中、台湾におけるSARS感染者は比較的遅い時期に確認されましたが、5月上旬から急速に院内感染により拡大し、5月8日にはWHOより台湾もSARS感染地域に指定されました。しかし、政府は厳格な防疫対策を取り、優秀な医療体制のもと迅速に対応し、6月17日にはWHOにより渡航延期勧告が解除され、7月5日に感染地域から除外されました。また、この期間に、台湾とWHOとの間に迅速且透明な情報ルートが構築されたことは国際的にも評価されました。

 現在、WHOよりSARS感染地域の指定がすべて解除されているため、入国の際の隔離措置も解除されました。またもとより、ノービザもしくはランディングビザの対象34ヵ国国民に対し、カナダや香港及び中国大陸地域からの渡航でも特別ビザ取得が不要となりました。これらの国々からの訪台について今後も、特別申請ビザは不要となりこれまでどおりの状態に戻りました。

 実際台湾では6月初旬からSARSに関する有効的な管制がとられており、台湾での経済、交通、旅行、飲食店など各方面での社会活動は正常を取り戻しておりました。台湾の人々も旅行業界の
「Fly 台湾 Fly」 のスペシャル旅行プランを通じて、アウトドア活動が活発になりました。現在台湾の国内旅行市場は完全に回復いたしました。夏休み期間中の台湾観光地ホテルの予約率は80%にも達し、海外旅行ブームもまた起きております。中正国際空港の出入国人数は日に日に増加しており、まさにSARSの呪縛から解き放たれたといえるでしょう。

 各国観光客の再度の訪台を歓迎するため、私共では各国の旅行エージェントと協力して、スペシャルプライスプランを企画いたしました。
 その一つは7月15日から、ノービザによるトランジット客向けに次の二つのプランを準備いたしました。半日の無料ツアーと「49ユーロ(¥6,566.) 一泊二日台湾の旅」と題した短期ステイ型旅行もあり、皆さんどんどんこの機会を利用して台湾にいらしてください。

 また海外の皆様に台湾観光の現状を理解してもらうため、台湾政府観光局では各国の旅行業者と媒体を台湾視察旅行に招待いたします。また消費者のみなさんも台湾モニターツアーに招待し、台湾が「非感染地域」である証人になっていただきたいと思います。

 同時に我々はアジア旅行協会(PATA)のフェニックス計画に賛同し、アジア観光共同生命体の理念を携え、アジア地区の一日も早い観光復興に協力いたします。

 SARSにより我々はダメージを受けました。しかしながらSARSは改めて観光産業の重要性を認識させました。これからもみなさんと協力して、21世紀の旅行業界の新転機を創り出していきたいと思います。


台湾・交通部観光局

局長  蘇 成 田

C. T.  Su