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アメリカ / アメリカ主要都市でのSARS関連情報 (4/04)

掲載日時:2003年04月04日

情報提供:株式会社ヴァレンタインツアーズ

アメリカ主要都市における「重症急性呼吸器症候群」(SARS)の対応について、下記にお知らせ申し上げます。


■ ニューヨーク

WHOの勧告に基づき、アメリカのCDC(Center for Disease Control & Prevention: 疫病管理予防センター)でも、中国、香港、シンガポール、ベトナムへの渡航自粛を呼びかけております。
特に上記方面から米国に入国する旅行者に対しては「海外に滞在中、又は入国時に病気にかかっていなくてもSARSの患者と何らかの接触があったと思われる場合には、10日以内に医師の診断を仰ぐ様に」と記載された注意書きが手渡されています。

CDCの発表によれば、4月01日現在、米国では70件を超えるSARSの報告がされております。
CDCではホットラインを設け、ウェブ・サイトで市民に注意を喚起しており、又、新聞やテレビ等のメディアも毎日最新の情報を流しており、今のところ市民がパニックに陥る様な状態には至っておりません。



■ ヒューストン

テキサス州では、SARSの疑いがあると思われる患者が3人報告された程度です。
(2人は完治、1人は治療中ですが、3人共、入院はしておりません)
2人は香港、1人はシンガポールに渡航しており、その旅行中に感染したと思われています。

テキサス州保険局では現在の所「2次感染による感染者の増加等の心配は無い」と4月02日に発表しております。

上記の様な状況から、特に一般市民に対しての警告等は発令されておりません。
疑いのある症状が出た場合、医療機関にて診察を受ける事をすすめている程度です。



■ ロサンゼルス

国際線到着の際、黄色い紙(SARSに関した調査表)が渡されている様です。
現在、 この紙の内容の確認を急いでます。



■ ラスベガス

先日のアメリカン航空の事件の際、一斉に報道が行われましたので正直な所、敏感にはなっていると思われます。

しかしながら、イラク戦争関連情報の多さのせいもあり、アジア方面のメディアに比べるとSARSに関しての報道は少ない方ではないかと思われます。

現在の所、北米の空港では、SARSの患者とみられる旅行者については、検査結果が出るまで全員の入国を止め、安全であると確認出来た後、入国の許可をするという
処置を取るそうです。

尚、移民局や保険局等ではメディアを通し「中国を含むアジア方面への旅行は極力控える様に」と伝えております。このままアジア方面でSARSが蔓延すれば、今後、アジア方面からアメリカに来る旅行者へ規制を行う事も考えられます。



■ オーランド

オーランド空港では、現在、特に変わった事はございません。
到着便も出発便も、この症状を対象にした検査も質問も行われていない様です。