全世界的に感染が拡大している「新型コロナウイルス」の影響により、中南米・カリブ各国においても高熱や感染者と思われる症状のある渡航者に対し検査措置を行うなどの対策が取られております。
以下に、カリブ・中米各国の状況・対応等についてご案内いたします。
ご旅行をご予定の方は、最新情報に十分注意の上、お出かけください。

■ カリブ・中米各国の対応について
◎ コスタリカ
空路にてコスタリカへ入国する人については、入国前の１４日間に日本、中国、韓国、イタリア及びイランを訪問している場合、他の乗客より先に降機し、空港の専用バスにて特別室へ移動し、その後、検査が行われます。
感染の疑いが無い場合には、所定の書類に必要事項を記入した上で入国となります。
現地では２週間にわたり保健省が定期的に連絡を取り、症状の有無を確認いたします。
一方、感染の症状が確認された場合には、空港から近い国立病院に搬送され、隔離されます。

◎ キューバ
新型コロナウイルスの感染地域から入国する全ての渡航者は、入国時に身元を確認し、感染の疑いが無い場合には１４日間、経過観察を受けることになります。
一方、入国時に同感染の症状が確認された場合には、各地の病院の呼吸器疾患治療室に移送され、１４日間にわたり隔離され治療が行われます。

◎ トリニダード・トバゴ
２月２７日より、中国、イラン、イタリア、日本、韓国、及びシンガポールを出国してから１４日以内の人は、同国への入国が禁止されています。

◎ セントクリストファー・ネービス
中国、イタリア、香港、シンガポール、韓国、日本を出発してから１４日以内の人に対し、セントクリストファー・ネービスへの渡航の自粛を要請しています。
もし上記に該当する人が入国する場合は、海空港においてスクリーニングが実施され、医療関係者による監視が行われるほか、指定施設にて検疫措置が行われます。

◎ ドミニカ共和国
ドミニカ共和国入国前の１４日以内に中国を訪問している人は、入国を拒否されます。
また、入国時に過去３０日以内の渡航歴の確認があり、状況によっては別室にて検査が行われます。
なお、特に健康状態に異常が見られない場合は、そのまま入国となります。
一方、高熱などの症状がある場合には、病院にて検査が行われます。

◎ ホンジュラス
全ての渡航(入国)者は入国時に検温する必要があります。
また空港では、利用便の座席番号・経由地、居住地、滞在期間、滞在先、感染地域への渡航歴の有無等を確認する書類の記入、もしくはヒアリングが実施されています。
体調に問題が無い場合には、入国から概ね２週間経過後に経過観察として保健省職員から体調を確認する電話連絡がある場合があります。
一方、発熱等の感染の疑いがある場合には、検査結果が出るまで指定病院にて隔離措置が講じられます。

◎ エルサルバドル
新型コロナウイルスの国内流入を防止するため、現地時間３月１１日から２１日間、全ての外国人のエルサルバドル入国を禁止とする旨を発表しております。
期間中は、エルサルバドル国籍の人も国外に出ることが出来ません。

◎ グアテマラ
ヨーロッパ(経由含む)からの全ての渡航者に対し、７日間の隔離措置を取ることが発表されました。


★参考: 3月04日発出情報:
　カリブ・中米 / 「新型コロナウイルス」の影響に伴う各国の状況について
　　https://www.otoa.com/news_detail.php?code=36686