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ペルー [ Republic of Peru ]

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ペルー クスコ、マチュピチュ他 / 「大雨」発生の影響

掲載日時:2010年01月26日

情報提供:株式会社ウニベルツール

現地時間、2010年1月23日からペルーでは15年ぶりという激しい雨が降り続き、昨日 1月24日からペルーを代表する観光地 マチュピチュ行きの列車(ペルー・レイル)に影響が生じ、本日 1月25日は全便運休となりました。
特にマチュピチュ・ウルバンバ一帯に降り続いた大雨の影響により、列車の線路上には土砂の崩落や冠水が発生し、本日の段階では復旧の見込みは立っておりません。

大雨の影響は列車のみだけではなく、人々の生活にも影響を及ぼしています。
マチュピチュは大雨の影響で「陸の孤島」状態となり、現在、多くの住民・観光客が取り残されております。(約2,000人の観光客が取り残されているという報告あり)
またクスコ郊外、マチュピチュへ向う途中にある「オリャンタイタンボ駅」(Ollantaytambo Station)では、浸水被害の発生を受け、住民たちは避難を開始し、混乱が生じております。

このような中、ペルー政府、及びマチュピチュ市では、ここ数日は被害地域を訪問しないようにとした異例の声明を発表しております。列車(ペルー・レイル)や現地のホテルから具体的な発表は出されておりませんが、現在の状況から判断すると今しばらくはマチュピチュへの観光が不可となる事が予想されますので、注意が必要です。

尚、ペルー南部の町 プーノにも大雨の被害が生じており、現在、クスコ〜プーノ間の道路でも数箇所土砂崩れが発生し、通行に支障が生じている様子です。
以上、同地へのご旅行をご予定の方は、十分にご注意ください。


〔参考〕 現地商工会議所(日秘商工会議所)の記事より
* クスコ水害 = 緊急事態宣言を要請
3日続きの大雨に見舞われたクスコ州で24日までに州内数十か所で河川の氾濫や土石流が発生し、これまでに2人が土石流に巻き込まれて死亡したほか、住宅十数棟が倒壊。農作物にも被害が出ている。世界遺産マチュピチュとクスコ市を結ぶ観光鉄道の線路も随所で寸断され、外国人観光客らが途中で引き返す事態も出いている。州は国に緊急事態宣言の発令と災害支援を要請する方針だ。