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ペルー [ Republic of Peru ]

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ペルー / 雨季のアンデスへのご旅行について (在ペルー日本国大使館発出情報)

掲載日時:2019年12月27日

情報提供:株式会社ラティーノ

12月〜1月は南半球では夏になり、過ごしやすい気候で、動植物が生き生きと活動する季節となります。南米人は休暇を取り、ビーチや避暑地で楽しむ季節でもあります。
各地でカーニバルなど夏祭りも多く南米訪問には適している時期ですが、ペルーのアンデスは雨季の季節にあたるため、ご旅行の際は雨具が必要です。一方でこの雨季の時期だからこそ幻想的な霧のマチュピチュ遺跡を見ることも出来ます。

なお現地では、12月に入ってから雨による小規模な土砂崩れが発生しており、インカトレッキングのインカ道の一部が閉鎖しており、数時間に渡りマチュピチュ列車の線路が土砂で封鎖されたこともありましたが、いずれも対策がなされ、大きな影響はありませんでした。
この時期にご旅行をご予定の方は、最新情報に十分ご注意ください。

以下に、在ペルー日本国大使館発出の大雨被害情報をお知らせいたしますので、あわせてご確認ください。



ペルー山岳地域・森林地域での大雨被害
令和元年12月26日掲載
在ペルー日本国大使館

ペルーの山岳地域(シエラ)および森林地域(セルバ)を中心に大雨による被害が発生しています。例年12月〜3月の雨期には全国的に大雨の被害が発生することから、今後も被害が継続・拡大することが予想されますので、最新の気象情報等関連情報の収集に努め、災害や事故に巻き込まれないよう十分な注意を払い、安全確保に努めてください。

1. ペルーでは、例年12月〜3月頃に、豪雨により各地で河川の氾濫・洪水・土砂崩れ・地滑り・主要幹線道路一部区間の通行止め等、様々な被害が発生しています。

2. ペルー政府は、豪雨やそれに伴う河川の氾濫・洪水・地滑り等で甚大な被害が出ている地域(リマ州・アマゾナス州・ワヌコ州・フニン州・ラ・リベルタ州・パスコ州・サン・マルティン州の一部地域)に対し、必要かつ迅速な対処を行うため、非常事態宣言を発出しています。
また、特にクスコ・プーノ等の観光地を含む山岳地帯や森林地帯(セルバ地域)において被害が拡大する可能性があるとして、INDECI(ペルー国家防災庁)は注意を呼びかけています。

3. 報道によると12月18日、メキシコ人観光客がガイドとともにマチュピチュ周辺をトレッキング中、大雨で増水した川(Rio Chalan)に転落し溺死したとのことです。トレッキング等を計画される場合は、現地の安全をよくご確認ください。

4. ペルーに渡航・滞在を予定されている方は、下記を参考に最新の気象情報等関連情報の収集に努め、災害や事故に巻き込まれないよう十分な注意を払い、安全確保に努めてください。

【 今後大雨が継続する場合の対応 】
(1) 報道及び関係機関から最新の情報を収集する。
(2) 大雨等による被害が予想される場合には渡航・外出を控える。
  または、日程・移動経路・移動手段・訪問地を変更する等、災害や事故に巻き込まれないようする。
(3) 万が一巻き込まれた際は、現地当局からの避難勧告や指示に従う。
  また、安否等の状況について日本の家族及び当館に連絡する。
(4) 大雨の降雨後も地盤のゆるみに伴う土砂崩れ等の二次災害にも十分注意する。
(5) 被害が発生している地域においては、治安悪化の可能性にも十分注意する。
(6) 被災地では、インフラの破壊(電気や水など)、物資供給不足、各交通機関の乱れ、
  電話等通信網の断絶等が発生しているおそれがあるため、被災地への訪問は、
  情報収集を行いつつ慎重に検討する。

【 参考: 関係機関ウェブサイト・連絡先 】
* INDECI(ペルー国家防災庁) ※スペイン語のみ
 ホームページ: https://kidlat.pagasa.dost.gov.ph/index.php/
 ツイッター(ホームページより速報性が高い): https://twitter.com/indeciperu

* iPeru(ペルー貿易観光促進庁旅行者支援インフォメーションセンター) ※英語可・24時間対応
 TEL: (01) 574−8000
 WhatsApp: 94449−2314
 メール: iperulimapto@promperu.gob.pe

※注: 上記Eメールアドレスは、アットマーク(@)が全角になっております。
  メール送信時にはアットマークを半角に変換し、送信ください。