---

【都市別安全情報(トラベルサポート)】- 南米

パラグアイ [ Republic of Paraguay ]

パラグアイの国旗

国別現地だより

パラグアイ アスンシオン / 首都「アスンシオン」名所案内

掲載日時:2010年01月15日

情報提供:社団法人 日本海外ツアーオペレーター協会

パラグアイ共和国の首都 アスンシオン(Asuncion)は、パラグアイ川とピルコマージョ川の合流地点、パラグアイ川の左岸に位置する人口約85万人のパラグアイ第一の都市です。
正式名称は「ヌエストラ・セニョーラ・デ・ラ・アスンシオン」(Nuestra Senora de la Asuncion)といいますが、長いため通常は「アスンシオン」と呼ばれています。

1537年にスペインのエスピノサ隊長によって設立されたアスンシオンは、南米の他の都市に探検家を送り出す拠点となっていた事から「母なる都市」とも呼ばれている、南米で最も古い都市の一つです。
約500年の歴史の流れの中で緩やかな発展を遂げてきたこの町は、平和と厳しい戦争の時代を交互に経験しながらも、人々は人情味に溢れた穏やかな性格を失うことはありませんでした。
この町の特徴としては、19世紀初頭のコロニアル風の建物と美しい花を咲かす木々に覆われた公園、そして静かな住宅街が混在している点でしょう。
アスンシオンは、訪れた誰もが「のんびり」とする事が出来る町です。

■ アスンシオンの主な名所
* 英雄霊廟
パリのアンバリッド(ナポレオンの墓があります)を模して造られたドーム型霊廟で、英雄広場の一角にあります。国家の英雄達が祀られているパラグアイ唯一の霊廟で、入口には正装したパラグアイ軍の衛兵が警護しています。(衛兵交代式あり)

* 大統領官邸
アスンシオン湾に面して建つ「大統領官邸」は、19世紀の後半にフランスのルーブル宮殿(美術館)を模して建築されました。
多くの光が取り入れられるようU字型に設計され、正面出入口は柱廊で覆われています。
建物の外観はイタリア式、内部の装飾はフランス式が採用されています。

* 独立の家博物館
1772年に建てられたコロニアル風の建物で、1811年5月15日、ここで独立が宣言されました。
現在は、当時の高官が使用した家具や調度品、衣服等が展示されています。

* 大聖堂
17世紀の半ばに建造された「大聖堂」は、中央と側面は柱廊で覆われ、正面には鐘堂が見えます。
主祭壇には、イエズス会とフランシス会から贈られた聖マリアが祀られ、今も多くの人が礼拝でここを訪れます。

* メルカド4(クアトロ)
ペティロッシ通りを中心に、小さな商店や露天商が集まっているエリアが「メルカド4」です。
ここでは食品の他、衣類や花、携帯電話、DVD、家具など、様々なものが販売されています。軽食が食べられる屋台も出ており、いつも多くの人でにぎわっています。
アクセスは市内バス No.10、20、26、40等々をご利用ください。セントロから約10分で到着します。(運賃 2,100グァラニ:Gs)

* ランバレの丘
丘の頂上には、平和の勝利記念塔があり、アスンシオンの市街地、パラグアイ川と対岸のアルゼンチンが見渡せる、パラグアイ有数の眺望スポットです。
アクセスはタクシーで、セントロから約20分で到着します。(運賃 9,000グァラニ:Gs 程度)


【追伸】
● パラグアイ観光情報番組のお知らせ
* 番組名: 「パラグアイ絶景の旅」
* 放送局: BSジャパン (BS7チャンネル)
* 放送日時: 2月07日(日) 21:00〜23:00(2時間番組)
* 内容:
パラグアイの手つかずの自然、動植物、鳥の生態、蝶の乱舞、伝統文化、工芸、グアラニィ族の生活風景等々を中心に、約1ヵ月をかけてパラグアイ各地を取材した番組が放送されます。
パラグアイのよく知られていない一面を知る観光情報になると思われます。是非ご覧ください。

アスンシオン市街図アスンシオン市街図

英雄霊廟外観英雄霊廟外観

衛兵交代式衛兵交代式

大統領官邸大統領官邸

独立の家博物館独立の家博物館

大聖堂外観大聖堂外観

メルカド4(クアトロ)の果物屋メルカド4(クアトロ)の果物屋

メルカド4(クアトロ)の葉巻たばこ屋メルカド4(クアトロ)の葉巻たばこ屋

ランバレの丘の記念塔ランバレの丘の記念塔

ランバレの丘から市街地を望むランバレの丘から市街地を望む