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【都市別安全情報(トラベルサポート)】- 中・東ヨーロッパ/中央アジア

ハンガリー [ Republic of Hungary ]

ハンガリーの国旗

国別渡航先速報

チェコ、ドイツ、ハンガリー、オーストリア、スロバキア、ルーマニア / 大雨による影響 (続報6)

掲載日時:2002年08月21日

情報提供:株式会社ミキ・ツーリスト

中央ヨーロッパ地域を襲った大雨による影響について、現地時間8月20日までにおける状況をお知らせします。
(昨日との変更部分については、赤字 で標記しています)


●チェコ

◆プラハ
[ 観 光 ]
*カレル橋は8月20日現在閉鎖されていますが、マーネス橋を徒歩で渡って、プラハ城から旧市街へ移動が可能です。

*プラハ城、旧市街・ユダヤ人街の徒歩による観光は可能です。
洪水による被害の拡大はなく、現在事態は収拾されつつあります。

*観光バスが通行可能な橋はVARABDIV、HLAVKUVのみのため、交通渋滞を引き起こしています。
 それ以外の橋は徒歩、もしくは公共交通機関のバス、及び路面電車のみ通行可能です。
 モルダウ川(ヴルタヴァ川)を挟んだ地域は、復旧に時間がかかる見通しです。
 FLORENCE駅内部はまだ深さ30メートル浸水しています。


*シナゴーグへの入場観光はできません。

[ 地下鉄 ]
8月20日の時点で、以下の線が運行しています。
 A線: NAM.MIRU〜SKALKA
 B線: NOVE BUTOVICE〜ZLICIU、CERNY〜MOST HLOUBETIN
 C線: HAJE〜MUZEUM


[ トラム ]
8月18日の段階で、全面的に運行が再開されました。

[ レストラン ]
旧市街広場は浸水には至りませんでしたが、地下のインフラが被害にあっており、電力供給その他の設備状況により、水が引いた後もレストラン等が通常の営業を再開するには時間がかかる模様ですが、一部オープンしています。

尚、弊社にて使用するレストランのうち、8月20日現在現在手配不可となっているのは以下の通りです。
・U VEJVODU
・U TRI PSTROSU
・U MAXIMA
・BELLEVUE

[ ツアー ]
プラハ発の「PRAGUE SIGHTSEEING社」のローカル・パッケージツアーは、船を使用したコース以外催行されています。


[ ホテル ]
以下に挙げたホテル以外はオープンしています。
*ASTORIA / 現在停電中ですが、来週にはオープンする予定です。
*FOUR SEASONS / 浸水した為少なくとも11月1日まで閉鎖、調査の後、再開日が決定されます。
*GRAND HOTEL BOHEMIA / 8月20日夕刻よりオープン予定。
*HILTON / 9月30日よりオープン予定
*IBIS PRAHA KARLIN / ロビーとレストランが浸水したため、早くとも10月15日よりオープンする予定です。
*INTER-CONTINENTAL PRAHA / 浸水のため、9月15日よりオープン予定。
*MARRIOTT PRAGUE / 電話が不通ですが、ホテルに問題はありません。
*MERCURE PRAHA CENTRE / 避難地域にあり、電話が不通です。
*NOVOTEL PRAHA CITY、RENAISSANCE PRAGUE / 電話が不通となっています。


◆チェスキー・クルムロフ
*清掃作業が開始されましたが、衛生上の問題のため、市庁舎は19日まで観光客を含む一般の人の立ち入りを禁止するとの発表をしていましたが、現地時間19日現在、浸水はあるものの、進入禁止は解かれ観光が可能となりました。

*城は(塔・ガーデン・バロックシアター)、エゴンシーレ文化センターがオープンしています。


◆その他の都市
*コノピシュチェ城、カルルシュテイン城はオープンしています。


[ 鉄 道 ]
*ベルリン方面への列車は8月20日現在も運休しています。
 現在のところ、ドイツ国鉄等による代替バス輸送は行なわれておりません。
 以下のバスが運行されていますが、国鉄とは無関係であるため、バス代は別途必要です。
 LINIEN BUS BY BEX
 毎週水曜・土曜 ベルリン発 11:30 → プラハ着 18:00
 毎週月曜・火曜・金曜・日曜 ベルリン発 23:45 → プラハ着 06:15
 料金: 片道 一人あたり 30ユーロ


*国内のVESELY NAD LUZNICE〜CESKE BUDEJOVICE間は運休しており、バスで振替え輸送が行なわれています。
 この状況は9月始めまで続行される模様です。

*ウィーン方面の国際列車は、正常な運行が行なわれています。

*ドイツ・ザクセン州との国境は短い距離で繋げるBAHRATALが再開しました。




●ドイツ

◆ドレスデン
[ 観 光 ]
*市内を流れるエルベ川の水量は20日には、7メートル9センチとなっています。

街中からの退避勧告は解除されたものの、多くの家が浸水している状況です。
ザクセン州政府は市内観光を制限しており、基本的に観光客の訪問を認めていません。

*19日、エルベ川にかかる2つの橋、カローラ橋、アルブレヒト橋、及びアウトバーンにかかる橋の閉鎖は解かれましたが、市内は渋滞が激しくなっています。

*ツヴィンガー宮殿・ゼンパーオペラは浸水した部分から排水作業が行なわれましたが、多大な被害を蒙った為、特にゼンパーオペラの修復は長期に渡る可能性があります。

*ドレスデン観光の代替としては、MORITZBURG城(ドレスデンから30分程度)、BAUTZEN、ライプチヒ等の他都市が挙げられます。

*8月20日よりALBERTINUMがオープンしました。

*旧市街のレストランの殆どはキッチンが浸水した為、手配可能なレストランはありません。その為、食事は全て新市街にて手配されています。

*チェコとの国境は、短い距離で繋ぐことのできるBAHRATALがオープンしました。



[ ホテル ]
以下のホテルはクローズしています。
*HILTON DRESDEN / 8月23日よりオープンする予定です。
*KEMPINSKI TASCHENBERGPALAIS DRESDEN / 8月最終金曜日にオープン予定。
*ART’OTEL / 10月末にオープン予定。
*以下のホテルは、浸水のため、少なくとも10月までクローズ。
 IBIS DRESDEN BASTEL、IBIS DRESDEN KONIGSTEIN、IBIS DRESDEN LILIENSTEIN
*MERCURE NEWA DRESDEN / 年内の再オープンは困難な状況です。

*WESTIN BELLEVUE DRESDEN / 10月末に再オープン予定です。
*また、以下のホテルはオープンしていますが、停電しているため、お湯が出ないとの事です。
 RADISSON SAS


◆ライプチヒ
*洪水の影響はなくなり、市内観光は可能です。


◆マイセン
*川沿いの道路は浸水していますが、ELBTAL橋が開通しました。旧市街は浸水している為、観光は未だできません。また、マイセン付近は河岸の一般道路が一部不通となっていますが、アウトバーンの出口ノッセン(NOSSEN)で降り、B101号線でマイセン市内に入る事が可能です。ベルリン、及びドレスデンからも、このルートを取ることが可能です。

*磁器工場は、8月21日(水)より一般公開を再開します。

*8月20日現在、殆どのレストランがクローズしており、オープンしているのは、WALDSCHLOESSCHENのみで、21日よりVINCENZ RICHTERが営業を再開する予定です。



◆ハンブルグ
*水量が増えているものの、現段階では観光等に支障はありません。



◆エルベ川下流の町
*エルベ川の水位は、20日早朝マグデブルグで最高水位に達しましたが、マグデブルグの避難勧告は解除されました。


[ 鉄 道 ]
*ドレスデン近辺を始め、ドイツ東武の鉄道はまだ復旧しておらず、ザクセン州一般道と同様、鉄道の被害は甚大です。
*ドレスデン〜チェコ間、ドレスデン〜ケムニッツ間は不通です。
*ドレスデン〜ライプチヒ間は不通ですが、代替バスが出ています。
*ベルリン〜ライプチヒ間は不通です。
*ベルリン〜ドレスデン間は不通ですが、代替バスが2時間おきにあります。
*ベルリン〜ライプチヒ間は不通ですが、代替バスが2時間おきに出ていますが、かなり混雑している模様です。(ベルリン発07:00〜21:00、ライプチヒ発10:00〜24:00、所要約2.5時間)



●ハンガリー

◆ブダペスト
[ 観 光 ]
*市内観光は可能で、市内の全ての橋は通行可能です。
 水位は17日土曜にピークに達し、その後18日日曜には減少しています。

*クルーズは欠航しています。

*マルギット島は浸水の影響が予想される為、右記2箇所のホテルは土嚢などを積んで作業を行なっています。


[ ホテル ]
浸水しているホテルはありませんが、ホテルごとの状況は以下の通りです。
*DANUBIUS GRAND MARGITZIGET、DANUBIUS THERMAL MARGITSZIGET /
 地下水の増水の危険性がある為、排水作業を行なっています。
*HYATT REGENCY BUDAPEST / 川に隣接しているが問題はありません。
*INTERCONTINENTAL BUDAPEST、MARRIOTT BUDAPEST / 現在水位が上がっています。


◆センテンドレ
*旧市街・主要観光箇所は入場可能です。センテンドレまでは問題ありませんが、それ以降の道筋に土嚢が積まれ、川沿いの道路が閉鎖されている箇所があり、迂回が必要な箇所も出ています。


◆ヴィシェグラード
*観光はできません。


◆エステルゴム
*エステルゴムまでは到達可能とのことです。


[ 鉄 道 ]
*国内列車、国際列車はプラハ、ウィーン方面を含め、正常に運行されています。



●オーストリア

◆ウィーン
[ 観 光 ]
*市内観光、プラターの観覧車、地底湖観光も問題ありません。

*ブダペスト方面のハイドロフォイルはまだ運休しています。


[ ホテル ]
*ホテルも通常通り運営されています。


◆ザルツブルグ
[ 観 光 ]
*市内観光に影響はありません。

[ ホテル ]
*ホテルも通常通り運営されています。



●スロバキア

◆ブラティスラバ
[ 観 光 ]
*市内観光に影響はありません。

[ ホテル ]
以下のホテルに関しては、浸水の恐れのあるホテルはありません。
*CITY HOLTE BRATISLAVA
*DANUBE MEYDAN
*FORUM BRATISLAVA
*HOOLIDAY INN BRATISLAVA
*RADISSON SAS CARLTON



●ルーマニア

◆ブコビナ地方
*8月17日時点で、ブコビナ地方での洪水による被害の為、橋が閉ざされ、ヴォロネッツ(VORONET)とフモール修道院(HUMOR ONASTRIES)が閉鎖されていましたが、20日現在橋は開通し、両観光箇所へのアクセスが可能となりました。その他の観光箇所等に影響はありません。


以上、ご注意ください。