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オーストリア ウィーン / 「ケチャップ強盗」(俗称)に対する注意喚起 (在オーストリア日本国大使館発出情報)

掲載日時:2015年12月18日

情報提供:株式会社ミキ・ツーリスト

在オーストリア日本国大使館より、「ケチャップ強盗」(俗称)に対する注意喚起が発出されましたのでお知らせいたします。
ウィーンへのご旅行をご予定の方は、十分ご注意ください。



ケチャップ強盗(俗称)に対する注意喚起
2015年12月15日
在オーストリア日本国大使館

2015年12月11日(金)及び14日(月)に、俗に「ケチャップ強盗」と言われる事件がウィーン西駅及び中央駅で発生しました。今後も同様の犯行が駅のみならず観光地等で行われる可能性がありますので、以下2の対策等参照の上、ご注意ください。

1. 事案概要
(1) 11日の事案
邦人旅行者がスーツケースを持ってウィーン西駅のエスカレーターに乗ろうとした際,突然後ろから男性に肩を叩かれ背中に何かついていると言われた。エスカレーターを離れて、体に斜めがけしていたショルダーバッグをスーツケースの脇に置きコートを脱いで背中の汚れ(化粧品のファウンデーションのようなもの)を拭き取ろうとしていたら、再び男がティッシュペーパーを出して汚れを落とすのを手伝うような素振りをした。邦人旅行者は男を怪しいと思い警戒していたが、男がコートを拭くような素振りをしてコートを強く引っ張るため注意がコートに向いている間に、貴重品の入ったショルダーバッグを盗まれた。
(注: 犯人は複数名で犯行に及んだ可能性が高い。)

(2) 14日の事案
14日午後、小型のキャリーケースとスーツケースを持って中央駅からスロバキア行きの列車に乗車した直後に、後ろの男性から肩を叩かれ背中に何かついていると言われた。怪しいと思い無視したが執拗に男が汚れを拭くような仕草を繰り返し揉み合いとなり貴重品の入ったキャリーケースを奪われた。
(注: 犯人は複数名で犯行に及んだ可能性が高い由。)

2. 対策
(1) 突然「背中に何かついている」といわれてもその場で立ち止まって対応せず、お店やホテルロビーのような人目のある安全な場所に移動してから確認する。

(2) 相手が背中を拭くような素振り等をして執拗につきまとう場合には、大声をあげて周りに助けを呼ぶ。

(3) 助けを呼ぶときの咄嗟の一言
 泥棒  = ディープ! (Dieb!)
 助けて = ヒルフェ! (Hilfe!)
 警察  = ポリツァイ! (Polizei!)

(注)「警察を呼んでください」の場合は
  「ルーフェン・ズィー・ポリツァイ!」 (Rufen Sie Polizei!) と言ってください。

〔問い合わせ先〕
* 在オーストリア日本国大使館
 住所: Hessgasse 6, 1010 Vienna, Austria
 電話: (市外局番01) 531920  / 国外からは (国番号43) 1−531920
 Fax: (市外局番01) 5320590 / 国外からは (国番号43) 1−5320590
 ホームページ:http://www.at.emb-japan.go.jp/