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オーストリア、チェコ、ドイツ、ハンガリー / 大雨による影響 (続報3)

掲載日時:2002年08月16日

情報提供:株式会社ミキ・ツーリスト

先週、中央ヨーロッパ地域を襲った大雨による影響について、現地時間8月15日付の最新情報をお知らせいたします。


●オーストリア

ザルツブルグは水位も下がり、市内観光も可能になっている模様です。



●チェコ

プラハの状況をお伝えします。
現地時間8月15日午後の段階では、水位は2メートル程下がった模様です。

交通:
公共交通機関も改善されつつあり、地下鉄C線はHaje駅からMuzeum駅まで運行しています。
但し、東岸から西岸への往来は依然としてVARANDOV橋とHLAVKUV橋のみで可能です。

観光:
旧市街広場は観光が可能となりました。
現在はプラハ城と旧市街広場のみ見学することが出来ます。

レストラン:
レストラン手配に関しても旧市街のビヤホールレストラン等は別のエリアの通常レストランに手配変更しています。
金曜日のサービス分まで既にこの変更が行われています。
旧市街広場付近は浸水には至りませんでしたが、地下のインフラが被害にあっており電力供給その他の設備の状況により、
水が引いた後もレストランなどが本来の営業を直ぐに再開するのは困難な模様です。


チェスキークロムノフの水位は下がった模様ですが、事後処理が行われております。



●ドイツ

ドレスデンは依然として、水位が上がりつづけています。
8月15日午後から8月16日明朝にかけてエルベ川の堤防は更に警戒が強められる模様です。
8月14日より旧市街は避難勧告が出されました。

ピルニッツ城(Pillnitz)は浸水している為、入場はできません。
なお、ドレスデンのガイドからの情報によると、旧市街の浸水は排水作業が始まっているとの事です。
アルテマイスターの美術品も移動されており、いつ復旧するかは未定です。
ゼンパーオペラは年内の上演はほぼ不可能との見通しです。

旧市街以外ではまだ電気・水道の供給は続けられているようですが、旧市街地ではまだ電気が復旧していません。

周辺の高速道路には影響は出ていませんが、ドレスデン近辺では多くの一般道が通行止めになっています。

ライプチヒ市内は現在のところ被害は出ていませんが、郊外が一部浸水となっています。

ドレスデンがあるザクセン州とプラハを繋ぐ国境で現在開いている場所は下記の通りです。

Bahrata / Leitzelhain / Oberwiesenthal



●ハンガリー

ブダペストは今週末にかけてまた更に水位が上がる見通しですが、弊社ブダペスト・オフィスによると堤防決壊には至りそうもないとの事です。
但し、現在既にブダペストからのドナウ川沿いの道路では、土嚢を築く作業が行われているため、封鎖されるか、車線が少なくなっています。

ビシェグラードへの途中、ドナウ川沿い道路は封鎖の為、観光は出来ません。
センテンドレとエステルゴムへのエクスカーションは可能ですが、ドナウ川沿いの道は避けたルートがとられます。

センテンドレ・ビシェグラード・エステルゴム間のドナウ沿岸道路(ドナウベント)は15日午後からクローズしています。

センテンドレからビシェグラード・エステルゴムのそれぞれの都市へは山間ルートをとれば訪問する事は可能になる模様ですが、エステルゴム・ビシェグラード間を繋ぐ道は無い為に、ブダペストから3都市を終日観光中に訪れる事は出来ません。
尚、エステルゴムに行くためには30分〜50分の時間が余分にかかっています。
また、ブダペスト・センテンドレ間の郊外電車(HEV)は運休しています。

GODOLLO、HOLLOKO、EGER等への郊外観光は洪水の影響はありません。

パンノンハルマ(PANNONHALMA)の修道院は丘の上にあり、川の近くに位置している訳ではない為、今回の大雨の影響は受けていません。



●スロバキア

ブラティスラバは8月16日早朝にかけて水位が上がると懸念されていますが、市内では大きな影響は報告されていません。
郊外のDevin(デヴィーン)はクローズしています。
ブラチスラバへの道路も通行可能です。


以上、ご注意ください。