旧市街全体が世界遺産に登録されているバンベルク(人口７万)が、２００７年１０００周年を迎えます。
１００７年、神聖ローマ皇帝ハインリヒ２世がバンベルクを司教座とし、町は神聖ローマ帝国の中心となりました。旧市街は戦災にほとんど受けず、レグニッツ川が流れる美しい中世都市の機構がそのまま保存され、日本人リピーターに人気です。

記念年のハイライトは、旧市街と川を見下ろす高台に建つ大聖堂(１２３７年建)。皇帝ハインリヒ２世と皇后、さらにローマ教皇クレメント２世の墓所がある他、「バンベルクの騎士」(１２４０年頃の石像)を始め、芸術性の高い祭壇や各建築様式が刻まれた建物自体が非常に貴重です。
大聖堂の隣にある新宮殿と旧宮殿、レグニッツ川の中州に張り出す様に建てられた旧市庁舎(１３８６)、同じくレグニッツ川沿いの「小ベニス」と言われる漁師町等、見どころが多くあります。また、バンベルク交響楽団は来日公演も多く、ドイツ有数の人気オーケストラです。

バンベルクは中世から「ビールの町」としても名高い町です。現在、１０の醸造所により５０以上の銘柄が醸造され、いぶしたモルトでつくる香りの強い「燻製ビール」や季節ビール等、ここでしか飲めない地ビールが人気です。フランケン地方名物の肉詰めたまねぎ料理やミニ・ソーセージとともに味わいたいものです。
バンベルクは、ヴュルツブルクから東へ８５ｋｍ、ニュルンベルクより北へ５５ｋｍの距離に位置します。


■ ２００７年のおすすめイベント ｉｎ バンベルク
* ３〜４月 --- キリスト受難のクリッペ(模型)展　
* ５〜１０月 --- 毎週土曜 １２:００〜１２:３０ パイプオルガン演奏 (大聖堂・無料)
* ５〜７月 --- レジデンツおよびゼーホフ城　コンサート
* ７月 --- 国際大道芸フェスト
* ８月２３日〜２７日 --- バンベルク旧市街祭
* １１月下旬〜１月０６日 --- キリスト誕生のクリッペ展
* １１月下旬〜クリスマス --- クリスマス市


※バンベルクの詳細はこちら。
　http://www.bamberg.info/www_tks/home_1_1_0_f.htm (各種言語あり)