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ドイツ アイゼナッハ / ヴァルトブルク城の聖女「エリザベート」800周年

掲載日時:2007年01月22日

情報提供:ドイツ観光局

ゲーテ街道の町 アイゼナッハを見下ろす「ヴァルトブルク城」は、940年もの歴史をさかのぼる中世の城。1999年には世界遺産に登録されております。
かつて中世最盛期の詩作とミンネザンク(宮廷恋愛歌合戦)の中心地であり、後世にはマルティン・ルターが匿われて新約聖書をドイツ語に翻訳した場所でもあります。歌合戦の伝説はまた、ワーグナーのオペラ「タンホイザー」作曲へのインスピレーションを与え、バイエルン王ルートヴィヒ2世は歌合戦の間を白鳥城に模倣して造ったと言われています。

しかし、ヴァルトブルク城の歴史を語る上で欠かせないのは、聖女「エリザベート」です。
1211年、4歳で当地へ嫁いできたのがハンガリー王家のエリザベートでした。14歳でチューリンゲン方伯 ルートヴィヒ4世と結婚したのもつかの間、6年後に夫が遠征先のイタリアで他界。その後エリザベートは、24歳の若さで亡くなるまで、アッシジの聖フランチェスコの貧困理想に従い修道会へ入り、自らが設立した救貧院で働きました。その禁欲的な生活と貧しい人や病人に対する献身は広く称えられ、死後教皇より列聖されています。

2007年に聖女エリザベート生誕800周年を迎える「ヴァルトブルク城」では、7月07日から11月19日まで、特別展「チューリンゲンのエリザベート」が開催され、350点におよぶエリザベートに由来する作品が展示される予定です。
城内のハイライトであるガラスモザイクがちりばめられた「エリザベートの居間」とともに訪れてはいかがでしょう。


■ ヴァルトブルク城
* オープン時間
 3月〜10月 --- 8:30〜20:00
 11月〜2月 --- 9:00〜17:00
* 入場料
 大人 6.50ユーロ (城内ガイド、博物館、展示場を含)


※ アイゼナッハおよびヴァルトブルク城の詳細はこちら。
 http://www.visit-germany.jp/JPN/destination_germany/master_tlsight-id1073-fstadt_sight_allgemein.htm (日本語)