ロマンチック街道の町、ディンケルスビュールは三十年戦争中の１６３２年春に、スウェーデン軍によって何週間も包囲されたことがありました。

ディンケルスビュールがもう降参だ、というときになって夜警の娘ローレが町の子供たちを引き連れてスウェーデン軍の将軍に助けてほしい、と頼みます。その中に自分の息子とそっくりの子供を見つけた将軍は町への攻撃を中止した、という有名な話があります。
ディンケルスビュールでは、毎年７月にこの話にちなんだお祭りがあります。町の人々１５００人が伝統ある衣装を着てお祭りに参加し、歴史劇やダンスを披露します。市壁の外にはスウェーデン軍役の男たちがテントを張ってキャンプをしています。

今年の開催日は７月１５日から２４日まで。
ディンケルスビュールは戦争で破壊されなかったため中世の町並みがそのまま残り、まるで絵本から飛び出したような美しさです。


※ディンケルスビュールについてはこちら：
　http://www.visit-germany.jp/Default.asp?ID=340 (日本語)
※キンダーツェッヒェのお祭りについてはこちら(英語もあり)：
　http://www.kinderzeche.de/ (ドイツ語、英語、フランス語)