---

【都市別安全情報(トラベルサポート)】- 西ヨーロッパ

デンマーク [ Kingdom of Denmark ]

デンマークの国旗

国別渡航先速報

アイスランド、フェロー諸島、グリーンランド、デンマーク / 「新型コロナウイルス」の影響‐続報 (8/31の状況)

掲載日時:2022年09月01日

情報提供:株式会社ヴァイキング

「新型コロナウイルス」に関するアイスランド、フェロー諸島、グリーンランド及びデンマークの状況をお知らせいたします。
2022年5月26日にアイスランド、グリーンランド、フェロー諸島、デンマークも外務省の感染症危険情報のレベルが2から1に引き下げらました。いずれも現地到着後、隔離無しで即旅行が可能です。

■ アイスランドの状況
◎ 日本からの旅行者の出入国時の検疫要件
ワクチン未接種者、ワクチン接種2回完了者、ブースター接種完了者ともに、パスポートを所持していれば入国し旅行が可能です。
2022年2月末に100%コロナ以前に戻り、現在も多数の欧米人が観光で入国しており、7〜9月と満室のホテルも多数出てきております。

※2022年3月01日より、ブースター接種を完了した旅行者は、アイスランド出発72時間前以内に
 PCR検査を受け陰性証明書を取得し、日本到着地の空港でアプリ設定等の手続きを行い、唾液採取の
 定量抗原検査で陰性であれば検疫が終了〜隔離が免除され、公共交通機関での帰宅が可能です。
 2回のワクチン接種済者も同様の手続きを経た後に公共交通機関で帰宅できますが、翌日から7日間の
 自宅隔離に入り、4日目にPCR検査を自費で受けて陰性を報告できれば、隔離が解除されます。

◎ 旅行者の入国条件
アイスランドは全ての検疫要件が撤廃されておりますので、パスポートだけで入出国が可能です。
ロンドン、パリ、ヘルシンキ、コペンハーゲン等の欧州で同日乗り継ぎの場合「新型コロナウィルス感染症予防接種証明書」も「PCR陰性証明書」も所持することなく日本発の航空機に搭乗でき、アイスランドに入国後すぐに観光が可能です。
実際に渡航される際は、宿泊を伴う乗り継ぎの場合も含め、所管の在日本大使館やご利用の航空会社にご確認ください。

◎ 到着時の自己隔離
免除

◎ アイスランド出国時の手続き
日本帰国時の検疫要件のために現地でPCR検査を予約し、出発の72時間前以内にPCR検査を受け(7,000ISK)、最短で約8時間から24時間ほどで取得できるアイスランドの陰性証明書を受領し、空港で搭乗手続き時に提示して出発します。
なお、在アイスランド日本大使館が日本の厚生労働省の確認を経て「アイスランドで受診発行のPCR陰性証明書だけで日本帰国時の検疫がクリアできる旨の文書」を発行しております。
よって、日本の厚生労働省指定の陰性証明書作成&所持は不要です。ヘルシンキやコペンハーゲンでの同日乗り継ぎでも、アイスランド保健当局発行の陰性証明書で搭乗でき、日本帰国時の検疫をクリアできることを航空会社と確認済みです。
ただし乗り継ぎで一泊する際、市内に宿泊すると再度、その乗り継ぎ地でPCR検査を受検し所定の書類の取得が要件となる場合がありますので、予めご確認ください。

◎ 出国前に陽性反応が出た場合
自己隔離で療養後、PCR陰性証明書を取得し、上記手順に従い出国となりますので、当該コストをカバーする任意の海外旅行保険への加入をお勧めいたします。(保険会社によリ対応が異なることが想定されますので、予めご利用予定の保険会社/保険代理店へご確認ください。)

◎ アイスランド国内のワクチン接種及び感染状況等
* 国内新規陽性者 --- 67名
* 入院者数 --- 14名
* 死亡者累計 --- 213名
* 累計感染者数 --- 204,717名

国民の54.4%が感染後完治し、国民の70%以上に既に集団免疫ができております。
5歳以上の82%が2回の接種を完了。16歳以上の70%がブースター接種を完了、
また80歳以上の約80%が4回目の接種を完了しております。
PCR検査場はレイキャビクの「Alfabakki14a(2階)」となります。
9月より基礎疾患者と60歳以上、また希望者への4回目接種が始まります。

現在の感染者の80%がBA.5に感染しております。
感染者が再度増えておりますが、再度行動規制をかける予定は今のところありません。

今年2022年3月〜5月の間に高齢者の死亡者数が急増したことを受け、2020年〜21年に実施していたコロナ規制は、高齢者を守っていた可能性が高いとチーフ疫学者がコメントしております。★

〔自己隔離の現状について〕
感染後5日間の自宅隔離は推奨されているものの病院から連絡が来ることも無く、行動規制もありません。
感染後どうしても必要な時は、近所のスーパーマーケットに出歩いています。
何もチェックされないので、市バスやタクシー、行先にもよりますが飛行機にも乗れます。
症状がある時に、学校や職場に行くのは周りから指摘される可能性はありますが、特に子供達は多少風邪の症状があっても友達の家に遊びに来たり、習い事に行ったりしているのが現状です。

◎ その他情報
* 2022年8月04日から再び始まったファグラダルフィアトラ火山の溶岩流出は、 8月20〜21日頃より活動が止まり、火山学者は活動が停止したとコメントしております。
* 火山の溶岩流出エリアへ行くには、片道7km・高低差が300mあり、往復4〜6時ほどの時間を要します。
* トレイルAの整備が終わり、12歳以下の子供の入山が可能となりました。
* 冷え固まった溶岩の下はまだ高温の溶岩があるため、溶岩の上を歩くことが禁止されております。
* 8月19日に首都・レイキャビクでオーロラが今季初観測され、オーロラシーズンが始まりました。
 (来年4月中旬ごろまで)
* アイスランド北部のHusavikにて、今年の最高気温25℃を記録しました。
* 父親の育児休暇と手当の世界ランキングで日本が1位、アイスランドが5位という記事が出ております。

■ フェロー諸島の状況
◎ 日本からの旅行者の出入国時の検疫要件
ワクチン接種有無に関わらず、パスポートを所持していれば入国・旅行が可能です。
※2022年3月03日より、ブースター接種を完了した旅行者は、フェロー諸島出発72時間前以内に
 PCR検査を受け陰性証明書を取得し、日本到着地の空港でアプリ設定等の手続きを行い、唾液採取の
 定量抗原検査で陰性であれば検疫が終了〜隔離が免除され、公共交通機関での帰宅が可能です。
 2回のワクチン接種済者も同様の手続きを経た後に公共交通機関で帰宅できますが、翌日から7日間の
 自宅隔離に入り、4日目にPCR検査を自費で受けて陰性を報告できれば、隔離が解除されます。

◎ 旅行者の入国条件
上述の通り、パスポートを所持していれば入国・旅行が可能です。
※PCR陰性証明書は2022年2月01日以降不要となり、入国後2日目の無料のPCR検査の
 再受診の推奨も無くなりました。
※機内・空港・公共交通機関でのマスク着用は義務ではなく「推奨」となります。

◎ 到着時の自己隔離
免除

◎ フェロー諸島内のワクチン接種及び感染状況等
収束を踏まえ、同国の保健当局は2022年3月01日をもって感染者数等のアップデートを終えております。当局が発表した最後の数字は以下の通りです。
* 入院者数 --- 6名
* 死亡者累計 --- 31名
* 累計感染者数 --- 34,237名

5〜11歳のワクチン接種が進み、4回目接種が進んでおります。
12歳以上の人口で見ると、現在91.2%が2回目の接種を終え、18歳以上の52.7%が3回目の接種を終えております。
現在は国立病院と首都・トシュハウンにある民間の医療機関「Thetis」の2か所でPCR検査が可能です。
感染者数が再度増加傾向にありますが、重症化せず、さほど医療機関に負担はかからないだろうと公衆衛生学の教授がコメントしております。

〔自己隔離の現状について〕
症状がない場合は、感染が判明した7日後に自己隔離を解除できます。
症状がある場合は症状がなくなってから48時間経過すれば、感染していないとみなされ、自己隔離を解除できます。
感染者と濃厚接触した後、4日目と6日目に検査を受けることが推奨されています。
自己隔離期間中に感染者と一緒にいない場合、4日目の検査を受け、検査結果が陰性であれば、自己隔離を解除できます。
自己隔離期間中に感染者と一緒にいた場合、感染者の自己隔離終了後、検査を受け、検査結果が陰性であれば、自己隔離を解除できます。

コロナ回復後も疲労感、記憶力と集中力低下、味覚臭覚低下といった「long covid」といわれる症状を訴える人少なくないと報道されております。

◎ その他情報
* スミキュネス島でカツオドリが鳥インフルエンザで大量死しており、対応が検討されております。
* 失業率は0.9%とで欧州で最も低い数字となっております。
* EU加盟27ヵ国の平均インフレ率は9.6%ですが、フェロー諸島は7.3%と低くなっており、
 その理由は高騰したガス依存度が低いこととされています。
* アトランティック航空の業績は2019年レベルまで回復し、現在10都市に就航しており、
 来年秋にはニューヨークへの就航も計画されております。
* ツアーガイドが 今後は観光地の混雑対策が急務であると声明を出しており、観光地、
 訪問地の平準化が必要であると指摘されております。
* オーバーツーリズムによりミキュネス島の自然や生態系に影響が出ており、対応が検討されております。
* 現在、デンマークからフェロー諸島への年間の補助金額が急速に減少しております。
* 1999年公開の映画「Bye Bye Blue Bird」が世界最大級のストリーミングプラットフォームの
 HBOにて上映されます。

■ グリーンランド
◎ 日本からの旅行者の出入国時の検疫要件
2022年5月18日より全ての入国制限が解除され、ワクチン接種の有無、感染履歴の有無に関わらずパスポートのみで入国し、即旅行が可能となりました。 

※2022年3月03日より、ブースター接種を完了した旅行者は、グリーンランド出発72時間前以内に
 PCR検査を受け陰性証明書を取得し、日本到着地の空港でアプリ設定等の手続きを行い、唾液採取の
 定量抗原検査で陰性であれば検疫が終了〜隔離が免除され、公共交通機関での帰宅が可能です。
 2回のワクチン接種済者も同様の手続きを経た後に公共交通機関で帰宅できますが、翌日から7日間の
 自宅隔離に入り、4日目にPCR検査を自費で受けて陰性を報告できれば、隔離が解除されます。

◎ 旅行者の入国条件
全ての入国規制が解除され、コロナ前に戻りました。

※機内・空港・公共交通機関でのマスク着用は義務ではなく「推奨」となります。
 → Travelling to Denmark as a tourist
  https://en.coronasmitte.dk/travel-rules/covidtravelrules

◎ 到着時の自己隔離
免除

◎ グリーンランド内のワクチン接種及び感染状況等
感染者数等のアップデートが終了となり、当局が発表した最後の数字は以下の通りです。
* 入院者数累計 --- 191名
* 累計死亡者数 --- 21名

人口の68%が2回目のワクチン接種を完了しております。
首都ヌークで3回目の接種が進み、5〜11歳のワクチン接種も進んでおります。
最新の変異種は、感染力は強いものの重症化はしないため、50歳以上と免疫力が低下している国民にワクチン接種を行う旨、医師会がコメントを出しております。

〔自己隔離の現状について〕
症状がない場合は、感染が判明した4日後から自己隔離を解除できます。
症状があり軽い場合は、発症後4日目から自己隔離を解除できます。
深刻な症状が出た場合は、症状が出なくなるまで自己隔離となります。
濃厚接触者、その他の接触者のいずれにも検査及び自己隔離はありません。

◎ その他情報
* 将来的に氷床が少なくとも110兆トン融解し、海面が27センチ上昇するとの研究発表が
 紹介されております。
* Visit Greenlandがイルリサットの自治体の首長からの要請を受け、今後観光客が
 グリーンランド全土に広く訪れるよう、プロモーションを行う旨、コメントしております。
* コロナとウクライナ戦争が物価上昇の原因であると国内最大手のスーパーのオーナーがコメントして
 おります。

■ デンマーク
◎ 日本からの旅行者の出入国時の検疫要件
2022年3月29日 午前0時から全ての入国制限が解除され、ワクチン未接種者、ワクチン接種2回完了者、ブースター接種完了者ともに、パスポートのみで入国・旅行が可能です。

※2022年3月03日より、ブースター接種を完了した旅行者は、デンマーク出発72時間前以内に
 PCR検査を受け陰性証明書を取得し、日本到着地の空港でアプリ設定等の手続きを行い、唾液採取の
 定量抗原検査で陰性であれば検疫が終了〜隔離が免除され、公共交通機関での帰宅が可能です。
 2回のワクチン接種済者も同様の手続きを経た後に公共交通機関で帰宅できますが、翌日から7日間の
 自宅隔離に入り、4日目にPCR検査を自費で受けて陰性を報告できれば、隔離が解除されます。

◎ 旅行者の入国条件
上述の通り、全ての検疫要件が解除されました。
 → Travelling to and from Denmark
  https://en.coronasmitte.dk/travel-rules

◎ 到着時の自己隔離
免除

◎ デンマーク国内のワクチン接種及び感染状況等
* 感染者数 --- 198,426名
* 入院者数 --- 340名 (うち集中治療室に15名)
* 死亡者累計 --- 6,920名
* 累計感染者数 --- 3,272,445名
* PCR検査数累計 --- 66,733,958件

検査陽性率は13%。
国民の80.4%が2回目、61.8%が3回目、0.9%が4回目の接種を完了しております。
感染数増加により、首都圏の危険レベルが1から2に引き上げられております。
感染リスクの高い人々の4回目のワクチン接種が始まっております。

BA2.75の感染者が新たに確認されておりますが、大きな心配は無いこと、またワクチン三回接種者がBA.5に感染した場合、コロナウィルスから十分に保護されると旨を国立血清研究所がコメントしております。

〔自己隔離の現状について〕
症状がある場合は、感染が判明した4日後から自己隔離を解除できます。
深刻な症状がある場合は、症状が出なくなるまで自己隔離を続けます。
濃厚接触者、その他の接触者のいずれも検査及び自己隔離は推奨されておらず、感染者は、濃厚接触者等に連絡する必要もありません。

◎ その他情報
* 電気代が高騰し続け、前年の四半期対比で64%上昇しました。
* 警察官の人数が11,423人となり、過去最高となっております。

以上、ご注意ください。