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クロアチア [ Republic of Croatia ]

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クロアチア ザゴリェ / ザゴリェのシンボル「ヴェリキ・タボル城」オープン

掲載日時:2012年01月24日

情報提供:クロアチア政府観光局

クロアチア・ザゴリェのデスニチ近くの「ヴェリキ・タボル城」は、クロアチア内陸部の貴重で文化的にも価値の高い建築物です。
このクロアチアだけでなく、中央ヨーロッパでも文化的価値の高い貴族の街の再構築プロジェクトの第2段階が完了し、城は観光客向けに再公開されています。
このヴェリキ・タボル城の改修プロジェクトは、4年間で5千万クーナが投資されています。
この改修プロジェクトは2005年に始まり、最初の段階では城のポーチと、城の中心のパラスと呼ばれる五角形の塔の改修が行われ、2007年に完了しています。第2フェーズでは屋根全体を含む城の外装の改修が行われました。次の段階では建物内部と博物館部分の改装が予定されています。

中世後期のヴェリキ・タボルは、クロアチア内陸部のルネッサンスの要塞の街に、何世紀にも渡ってほぼ当時のまま保存されている貴重な建築物です。城は16世紀に貴族の Rattkay家によって築かれ、1793年までその家族によって所有されていました。
デスニチ地区の素晴らしい景色の丘陵に立ち、遠くからもその建物を見ることができます。建てられた当時から、混乱の歴史を見てきたこの城は、現在では人気の観光スポットとなっています。城の改修工事には長い年月と労力が費やされ、最も歴史のある五角形の塔の改修も完了しました。

ヴェリキ・タボルは、文化的に価値の高い建物や特徴が多く見られる貴重な街です。
街は中世後期から16世紀初頭にかけて形成されました。城のパラス完成後間もなく、ゴシック後期の中核部周辺に、ルネッサンス様式の外部の要塞が構築されました。そのため、ヴェリキ・タボルはルネッサンス様式の城として再構築されました。
その後17世紀から18世紀にかけて少しずつ改修され、バロック様式へと変化していきました。

今日城では、ユニークな観光スポットとして多くの文化イベントが開催されています。
毎年行われる「タボルでの中世キャンプ」では、中世のスタイルの兵士による競技や、様々な工芸品や当時のレシピに基づく料理などを楽しめます。
1993年より城は国が管理し、クロアチア・ザゴリェ博物館の展示スペースのひとつとして運営されています。


※詳細はこちら
 クラピナ・ザゴリェ県観光局
  URL http://www.tzkzz.hr/ (クロアチア語、英語)
 ヴェリキ・タボル
  URL http://www.velikitabor.com/ (クロアチア語のみ)