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イタリア ラヴェンナ / 「ラヴェンナ・フェスティバル」開催 (6〜7月)

掲載日時:2008年02月15日

情報提供:イタリア政府観光局 (ENIT)

ユネスコ世界遺産にも登録されているモザイクの町 ラヴェンナで、リッカルド・ムーティ氏が指揮するコンサートをはじめとする芸術祭「ラヴェンナ・フェスティバル」が、今年も2008年6月13日〜7月18日に開催されます。

2008年ラヴェンナフェスティバルは、その多彩なアプローチと、それでいてテーマで統一されたプログラムが特色です。この第19回フェスティバルは女性をテーマとしているので(神話と美術における女性像をモチーフにしています)、ジョゼッペ・ヴェルディの最も有名なオペラ、トラヴィアータ(椿姫)より適したオープニングはないと確信しています。19世紀の豪華なアリギエーリ劇場の舞台で、クリスティーナ・マッツァヴィッラーニ・ムーティによる革新的なセットでの上演です。

交響曲の部は偉大なるクラシックの作品の数々に加え、あまり良く知られてはいない、しかしとても貴重な作品が賢明に選び抜かれ、ベートーベンやショスタコーヴィチなど、とりわけ豪華なものになっています。モスクワのボルショイや、フィレンツェ五月音楽祭オーケストラ、またフランス国立管弦楽団など国際的に名高いオーケストラに、リッカルド・ムーティ、ユリ・テミルカノフ、そしてクルト・マズア他の偉大なマエストロが代わる代わる指揮棒を振ります。

そしてリッカルド・ムーティ自身が強く望み、数年来このフェスティバルの常連となっている華麗なるイタリア音楽界の現実、オーケストラジョヴァ二ーレ「ルイージ・ケルビーニ」が、リッカルド・ムーティの指揮の下、二回にわたり演奏し、その内の一回はジェラール・ドパルデューの語りでベルリオーズのレリオをお届けします。また、コール・ポーターに捧げられたコンサートでもこのオーケストラは主役となります。その他、ブロードウェーの舞台の主役の一人であるキム・クリスウェルを迎えジャズの時代も楽しんでいただき、また30年代の偉大なミュージカルから現代の作品、アンドリュー・ロイド・ウェバーの傑作「キャッツ」もプログラムに盛り込まれています。このようにラヴェンナフェスティバルは「ジャンル」の区別を無視し、常に質と、偉大な芸術のみが与える事が出来る感動に重点を置いています。

バレエでは、現代における偉大なブリマバレリーナニ人、フランスのシルヴィ・ギエムとロシアのズヴェトラーナ・ザハーロワが名を連ねています。シルヴィ・ギエムは最近亡くなった振付師、モーリス・ベジャールヘのオマージュとして、高名な東京バレエ団と共に踊り、ズヴェトラーナ・ザハーロワは、忘れられない主人公ジゼルとして登場します。この他、ここ数十年バレエ界において議論の余地なく主役として活躍し、並外れたカリスマの持ち主、ミハイル・バリシニコフ、サンピエトロブルゴのマリインスキー劇場キーロフバレエ団による、偉大なる振付師ウィリアム・フオーサイスヘのオマージュなど、豪華なプログラムを用意しています。

この他の興味深いイベントは、フェスティバルのプログラムを見ていただければと思います。特にアングリカ・キルヒシュラーガーのリサイタルや、現代の音楽家の中でも、ルネサンス音楽とバロック音楽において最高峰の一人、力タロニアのジョルディ・サヴァールによる、イタリア十七世紀の最も偉大な画家、カラヴァッジョに捧げられた独特な音楽作品、さらにアメリカのエマソンクァルテットによるブラームスの弦楽四重奏全曲などは見逃せないイベントです。

尚、ラヴェンナ市内と周辺には新しい5ツ星ホテルを始め、4ツ星・3ツ星ホテルも多くが改装され、宿泊環境も整っています。また「モザイクの町」ならではの工房でのモザイク体験、料理の美味しい土地柄ならではの料理講座やワイン・グルメ周遊、近郊の陶器の町ファエンツァ観光、エミリア・ロマーニャ州内のボローニャ、パルマ、フェッラーラなどの芸術都市めぐりなど、フェスティバル以外の観光素材も豊富です。
またフェスティバル期間中、ラヴェンナ市内では毎晩無料の野外ミニ・コンサートも楽しめます。

是非、この時期のラヴェンナにお越し下さい。