この春〜夏の時期にイタリアにて開催されるイベント情報をお知らせいたします。
第２回目の今回は、北イタリアのトリノ、及びその周辺都市で開催のイベントをご紹介いたします。
これらのイベントにあわせ、是非イタリアにお越し下さい。

【 トリノ 】
■ 展覧会「カナレットとベッロットの風景画芸術」 (CANALETTO E BELLOTTO L'ARTE DELLA VEDUTA)
開催期間: ２００８年６月１５日まで
開催場所: パラッツォ・ブリケラシオ(Palazzo Bricherasio)にて
詳細: URL　http://www.palazzobricherasio.it/ (イタリア語、英語、フランス語)
〔概要〕
アントニオ・カナル、通称 カナレットと、甥であり弟子のベルナルド・ベッロットの関係を紹介する展覧会。師匠と弟子の作品を対比し、一連のローマの風景でベッロットがみせた独自の様式や技術習得に至る過程なども展示しています。
ローマに続きフィレンツェやルッカにも赴き、またドレスデン宮廷画家として活躍したベッロット。この頃が師匠のスタイルから脱却し画家として進化をとげた時期で、その後のロンドンでの１０年間の滞在中に洗練され、その詩的なスタイルに磨きがかかりました。
同展では、師匠カナレットのデザイン画やエッチング作品が５０点あまりも展示されます。

■ ロベルト・サンボネット展 (ROBERTO SAMBONET)
開催期間: ２００８年４月０８日〜７月０６日
開催場所: マダーマ宮殿(Palazzo Madama)にて
詳細: URL　http://www.palazzomadamatorino.it/ (イタリア語、英語、フランス語)
〔概要〕
「トリノ国際デザイン・キャピタル」というイベントの一環として開催されるイタリア人デザイナー、ロベルト・サンボネット展。
バカラなど産業デザインに携わりながらも、芸術家としてのアイデンティティーを常に模索してきたザンボネット。ブラジルやインドなどへの旅を経て、風土や伝統を見出し、自らのデザインの中に反映させてきた作品の数々が展示されます。

■ 展覧会「近代生活を描く」 (Dipingere la vita moderna：The Painting of Modern Life)
開催期間: ２００８年５月０４日まで
開催場所: リヴォリ城(Castello di Rivoli)
詳細: URL　http://www.castellodirivoli.org/ (イタリア語、英語、フランス語)
〔概要〕
写真と絵画の関係を１９６０年初頭から今に至る２２人のアーティストによって模索する展覧会。
１９世紀半ば写真が発明されたことは、現実を歴史的・学究的に描く絵画の役割に大きな変化をもたらしました。リヴォリ城内にある現代美術館に展示されている絵は写真から着想を得、政治、歴史、労働、余暇、社交空間、家族・友人、個人活動といった現代の生活をテーマとした様々な場面が描かれています。
キュレーターはラルフ・ルゴフ。

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【 北イタリア各地 】
■ 展覧会「Earth： 物質と象徴」 (TERRA - Materia e Simbolo)
開催期間: ２００８年３月１８日〜５月３１日
開催場所: アオスタ(Aosta)の「バード要塞」(Forte di Bard)にて
詳細:　URL　http://　www.fortedibard.it/ (イタリア語、英語、フランス語)
〔概要〕
ユネスコの国際地球年に際して、バード要塞博物館では我々の日常生活をみつめなおし、大地を顧みる展覧会が開催されています。
大地の重要性を再認識して大事にしていくための示唆となる写真、記録、歴史的・芸術作品の数々が陳列されています。

■ 展覧会「ビートルズがやってきた」 (ARRIVANO I BEATLES)
開催期間: ２００８年５月０４日まで
開催場所: アオスタ(Aosta)の「州立考古学博物館」(Museo Archeologico Regionale - Centro Saint Benin)
詳細:　URL　http://www.scuole.vda.it/arrivanoibeatles (イタリア語、英語、フランス語)
〔概要〕
アオスタで「ビートルズ大展覧会」が開催中です。
ポスター、レコード、楽譜、かつら、メダル、映画他が展示され、一世を風靡したリバプール出身のバンドが世界中に残した大きな影響を回顧します。

■ マルコ・ロドラ「光のインスタレーション」 (LODOLA　A SANREMO)
開催期間: ２００８年５月０１日まで
開催場所: サンレモ(Sanremo)の「アリストン劇場」(Teatro Ariston)と「カジノ」(Casino)にて
詳細:　URL　http://www.lodoland.com/ (イタリア語のみ)
〔概要〕
サンレモ音楽祭の会場としても有名な「アリストン劇場」とサンレモ公営カジノでは、アーティストのマルコ・ロドラ(Marco Lodola)の光のインスタレーションで飾られています。
両会場ともポップでカラフルなネオンや、顔なしのプラスチックフィギュア等、ロドラの創造的な世界に様変わりします。


* 写真１: 展覧会「カナレットとベッロットの風景画芸術」
* 写真２: 劇的な立地にあるバード要塞　©Forte di Bard
* 写真３: 展覧会「ビートルズがやってきた」