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イタリア [ Republic of Italy ]

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国別イベント情報

イタリア / 2008年 春〜夏に開催のイベント情報−その3

掲載日時:2008年04月10日

情報提供:イタリア政府観光局 (ENIT)

この春〜夏の時期にイタリアにて開催されるイベント情報をお知らせいたします。
第3回目の今回は、イタリア中部の町 フィレンツェ、及びイタリア中部の都市で開催のイベントをご紹介いたします。
これらのイベントにあわせ、是非イタリアにお越し下さい。

【 フィレンツェ 】
■ 展覧会「ガリレオの望遠鏡」 (IL TELESCOPIO DI GALILEO)
開催期間: 2008年12月31日まで
開催場所: 科学歴史博物館(Istituto e Museo di Storia della Scienza)
詳細: URL http://www.imss.fi.it/ (イタリア語、英語)
〔概要〕
1609年の夏から秋にかけ、ガリレオ・ガリレイは当時としてはまだ珍しかった望遠鏡で、地球が太陽の周囲をまわる惑星であるという新説に共感を覚えていきました。この考えは宗教的、社会的に反響の連鎖を引き起こし、当時の権力の均衡をも激震させるものでした。
400年の歳月が流れ、来年2009年の「ガリレオの祭典」開始のプレ・イベントとして、フィレンツェの「科学歴史博物館」では、ガリレオの望遠鏡をとりあげた大展覧会を3月04日より今年いっぱい開催しています。

■ ボタン展「糸にかけられて」 (APPESI AD UN FILO)
開催期間: 2008年4月27日まで
開催場所: ピッティ宮殿内「衣装博物館」(Galleria del costume - Palazzo Pitti)
詳細: URL http://www.polomuseale.firenze.it/ (イタリア語、英語)
〔概要〕
フィレンツェのピッティ宮殿で、珍しい展覧会が開催されています。
フィレンツェ博物館連合管理局(Polo Museale Fiorentino)が2006年に購入した3,000個のボタンの一大コレクションで、この様な特定題材の展覧会としてはイタリア初ともいえるでしょう。
フランスや英国でかつて流行した紳士用で女性の着用が禁止されていたもの、貴重素材、石英、カメオ、陶器で出来たもの、風景画で装飾されたものや、絵のほどこされたもの、そして産業革新の時代に登場した鉄等、新素材のもの等、とても珍しい17世紀から20世紀につくられた様々なボタンが展示されています。

■ 展覧会「中国・皇帝達の朝廷 (CINA: ALLA CORTE DEGLI IMPERATORI)
開催期間: 2008年3月07日〜6月08日
開催場所: ストロッツィ宮殿 (Palazzo Strozzi)
詳細: URL http://www.palazzostrozzi.org/ (イタリア語、英語)
〔概要〕
後漢から唐王朝までの中国黄金時代の傑作を集めた、イタリアやヨーロッパで初となる展覧会が「ストロッツィ宮殿」で開催されています。
ブロンズ製の馬兵御車隊列を始め、唐王朝時代に至る仏像美術品や金細工の傑作の数々と西洋と東洋世界が合流した偉大なるシルクロード文明を知れる展覧会です。



【 イタリア中部各地 】
■ 展覧会「フェッラーリと女性」 (LA FERRARI E LE DONNE)
開催期間: 2008年4月30日まで
開催場所: モデナ郊外、マラネッロ(Maranello)
詳細: URL http://www.galleria.ferrari.com/ (イタリア語、英語)
〔概要〕
フェッラーリの60年の歴史を祝い、マラネッロにあるフェラーリ・ギャラリーでは、フェラーリの歴史を彩ってきた女性達をテーマとした写真展を開催中です。
例えば1957年に創業者エンツォ・フェラーリにGT250クーペ特注モデルを依頼した王女、1954年にパリの展示会用に一台だけ製造された Berlinetta 375 Mille Migliaを購入したイングリッド・バーグマン、また Spider348第一号マシンの慈善オークションの母ともいえるシャロン・ストーンら華やかな女優陣の他、美しいモデル達とともにフェラーリの歴史をふりかえります。

■ 展覧会「アルテンブルグ・リンデナウ・コレクション:シエナの巨匠達」
 (MAESTRI SENESI DAL LINDEANU - MUSEUM DI ALTENBURG)
開催期間: 2008年7月06日まで
開催場所: シエナ(Siena)の サンタ・マリア・デッラ・スカーラ博物館 (Complesso Museale Santa Maria della Scala)
詳細: URL http://www.santamariadellascala.com/ (イタリア語、英語)
〔概要〕
改修後、文化芸術展示のための施設となったシエナの「サンタ・マリア・デッラ・スカーラ」では、イタリア・ゴシック・ルネッサンス期の作品展を開催中です。
今回の展示作品群は、ドイツ・チューリンゲン州アルテンブルグの芸術愛好家 フォン・リンデナウ男爵により19世紀に収集されたもので、彼の死後、市に寄贈されました。
トスカーナ絵画の中には、グイド・ダ・シエナ、リッポ・メンミ、ピエトロ・ロレンツェッティ等、多くのシエナ出身の画家による作品も多く含まれています。
この展覧会では、グイド・ダ・シエナのキリストの歴史を描いた祭壇画や リッポ・メッミの多翼祭壇画(ピサの「サン・パオロ・ア・リパ教会」所蔵ながら、現在はアヴィニョンのプティパレ他5か所に分散)も再現されます。
また賢人達の礼拝のあるバルトロ・ディ・フレーディの祭壇画が再現されるのも興味深い点です。この祭壇画はシエナの「サン・ドメニコ教会」にあり、そのプレデッラ(祭壇画株の小壁板絵)の断片がアルテンブルグで発見されています。

■ 装飾写本展 (ORNATISSIMO CODICE)
開催期間: 2008年7月27日まで
開催場所: ウルビーノ(Urbino)、ドゥカーレ宮殿(Palazzo Ducale)内「モンテフェルトロ公書庫」(Biblioteca di Federico di Montefeltro)にて
詳細: URL http://www.arthemisia.it/ (イタリア語、英語)
〔概要〕
ルネッサンス時代の君主 フェデリコ・モンテフェルトロ公書庫所蔵の一部だった、美しい装飾の施された宗教書や人文科学書を鑑賞出来る特別展です。
華麗な細密画装飾で有名なフィレンツェの書籍工房 ヴェスパシアーノ・ビスティッチを始め、フェッラーラやウルビーノで作製された写本が展示されています。展示作品はどれも美しい細密画や装飾画が施されており、原本とも対比出来て、その素晴らしさを堪能出来る事でしょう。
又、フェデリコ公の書庫がデジタル映像化され、マルチスクリーン上に本や棚が映し出されるのも興味ある演出です。




* 写真1: 展覧会「ガリレオの望遠鏡」
* 写真2: 展覧会「中国・皇帝達の朝廷」
* 写真3: 展覧会「アルテンブルグ・リンデナウ・コレクション:シエナの巨匠達」
* 写真4: 「装飾写本展」