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イタリア / 2009年春〜夏の「アート・イベント、展覧会」情報−その3

掲載日時:2009年04月24日

情報提供:イタリア政府観光局

5〜6月のイタリアは、伝統的行事等で街もにぎやかな時期です。
今回もこの春から夏にかけ、イタリア各地で開催されるアート・イベント、展覧会の情報をご紹介いたします。
どうぞ、これらのイベントにあわせイタリアにお越し下さい。

■ 2009年春〜夏の「アート・イベント、展覧会」
* ラッファエッロとウルビーノ展 (RAFFAELLO E URBINO)
 開催場所: ウルビーノ「ドゥカーレ宮」(Palazzo Ducale)にて
 開催期間: 2009年7月12日まで
 詳細: URL http://www.raffaelloeurbino.it/ (イタリア語、英語)
〔概要〕
ユネスコ世界遺産に登録されている美しい中世の街 ウルビーノ。
この地で生誕したルネッサンスの偉大な画家 ラッファエッロの青年期の絵画20点、デッサン19点が出品された展覧会が開催されています。ラッファエッロの父で画家のジョヴァンニ・サンティを始め、ラッファエッロの作風形成に影響を及ぼした画家達の作品も展示されています。
同展のために、プラド美術館、ルーブル美術館、ロンドン・ナショナル・ギャラリー、ウッフィツィ美術館、ブレラ美術館を始めとするイタリア内外の有名美術館から作品が集められました。

* 美術館の夜 (NOTTE DEI MUSEI)
 開催場所: イタリア全土にて
 開催期間: 2009年5月16日
 詳細: URL http://nuitdesmusees.culture.fr/index.php?l=ITA&fl=GBR (イタリア語、英語他)
〔概要〕
フランス発案によりヨーロッパ各地で開催される「美術館の夜」。5月16日は賛同する市町村、県の美術館・博物館が夜間もオープンします。イタリアでも多くの美術館が深夜近くまで見学可能です。

* ベアート・アンジェリコ展 (BEATO ANGELICO. L'ALBA DEL RINASCIMENTO)
 開催場所: ローマ「カピトリーニ博物館」(Musei Capitolini)、カッファレッリ館(Palazzo Caffarelli)にて
 開催期間: 2009年7月05日まで
 詳細: URL http://www.museicapitolini.org/(イタリア語)
〔概要〕
ベアート・アンジェリコ没後550年記念の最後を飾るこの展覧会は、近年開催されたベアート・アンジェリコ展の中で最大規模のもの。イタリア内外の美術館から数多くの貴重な作品を集めての開催で、未公開作品も含まれています。
僧侶でもあったアンジェリコは、マサッチョとピエロ・デッラ・フランチェスカの中間、時代的には中世絵画からルネッサンスへと移行する時期に活躍したイタリア絵画史でも重要な画家です。

* アレッサンドロ・メンディーニ展 (ALESSANDRO MENDINI - DALL'INFINITESIMO ALL'INFINITO)
 開催場所: ローマ「アラ・パチス」(Ara Pacis)にて
 開催期間: 2009年9月06日まで
 詳細: URL http://www.arapacis.it/ (イタリア語)
〔概要〕
建築家、彫刻家、デザイナーと多面的な現代クリエーターとしての顔をもつアレッサンドロ・メンディーニの展覧会が、アラ・パチスで開催中です。
展示作品は分野ごとに分かれていますが、アレッシー社をはじめとする多くの日用品・アクセサリー等のデザインを50年に渡っててがけた彼の作品は、一般の人々にもおなじみでしょう。

* サイ・トゥオンブリー展 (CY TWOMBLY)
 開催場所: ローマ「国立近代・現代美術館」(Galleria Nazionale d'Arte Moderna e Contemporanea)にて
 開催期間: 2009年5月24日まで
 詳細: URL http://www.gnam.beniculturali.it/ (イタリア語、英語他)
〔概要〕
抽象表現主義の画家・彫刻家で80歳を迎えるローマ在住の偉大なアーティスト、サイ・トゥオンブリー。ローマにある国立近代・現代美術館 GNAMでは、50年代から今日までの大回顧展として100点の作品を展示します。

* 未来主義と抽象画展 (FUTURISMO - ASTRAZIONI)
 開催場所: ヴェネツィア「コレール美術館」(Museo Correr)にて
 開催期間: 2009年6月05日〜10月04日
 詳細: URL http://www.museiciviciveneziani.it/frame.asp?musid=184&sezione=mostre (イタリア語、英語)
〔概要〕
1909年にマルティネッリが発した未来主義宣言から100年目を迎え、各地で開催されている関連展のひとつ。

* ヴァンヴィテッリ展:ブルボン家と芸術 (ALLA CORTE DI VANVITELLI. I BORBONE E LE ARTI)
 開催場所: カゼルタ王宮(Reggia di Caserta)にて
 開催期間: 2009年7月06日まで
 詳細: URL http://www.campaniartecard.it/IT/home.cfm (イタリア語、英語)
〔概要〕
1750年〜1773年までブルボン宮廷で活躍した建築家で画家のルイジ・ヴァンヴィテッリの展覧会が、カゼルタ宮殿内で開催されています。
ヴァンヴィテッリは18世紀イタリアで流行した風景法の創始者であり、又、ブルボン家のナポリ王カルロ7世の命を受けてカゼルタ王宮建設を指揮した人物です。
(この展覧会は「カンパニア・アルテカード」でもご覧いただけます。)

* 高さに向かって:聖なる経験としての上昇 (VERSO L'ALTO. L'ASCESA COME ESPERIENZA DEL SACRO)
 開催場所: アオスタ「バード要塞」(Forte di Bard)にて
 開催期間: 2009年8月30日まで
 詳細: URL http://www.fortedibard.it/ (イタリア語、英語他)
〔概要〕
アオスタ渓谷に劇的にそびえる「バード要塞」内部は、展覧会やイベント用のアート・スペース。このユニークなタイトルの同展覧会は、世界から集められた絵画、写真、オブジェを通して、山がもつ孤独で瞑想的な雰囲気と、聖なる無限への上昇という象徴的で精神的で人類学的な価値をひもときます。

ラッファエッロの故郷 ウルビーノラッファエッロの故郷 ウルビーノ

ヴァンヴィテッリ展開催中の「カゼルタ王宮」ヴァンヴィテッリ展開催中の「カゼルタ王宮」

ヴァッレ・ダオスタ州の「バード要塞」ヴァッレ・ダオスタ州の「バード要塞」