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ケニア / 夏休みシーズンを迎えた観光地における凶悪犯罪の発生等に対する注意喚起 (在ケニア日本国大使館 発出情報)

掲載日時:2014年07月18日

情報提供:ゲート オブ アフリカ 合同会社

在ケニア日本国大使館より「夏休みシーズンを迎えた観光地における凶悪犯罪の発生等に対する注意喚起」が発出されておりますのでお知らせいたします。
夏休みの時期、ケニアへのご旅行をご予定の方は、くれぐれもご注意ください。



夏休みシーズンを迎えた観光地における凶悪犯罪の発生等に対する注意喚起


★ モンバサ市におけるロシア人観光客女性に対する強盗殺人事件
1. 7月6日、モンバサ市内の観光地オールド・タウンにおいて、ロシア人観光客女性がけん銃を所持した3人組の強盗団に射殺される路上強盗事件が発生しました。
 報道によれば、殺害された女性は、友人2名と現地ガイド1名と「フォート・ジーザス」を観光した後、隣接するオールド・タウン内を散策し、事件は、オールド・タウン内のキツイ道路(Kitui Road)のThe Shia Ithnashr モスクの横で発生しました。
 また、目撃者によれば、強盗団に対し、友人らはカメラやハンド・バックなどを差し出したにもかかわらず、殺害された女性は、所持品を差し出すのを拒んだところ、頭部を打ち抜かれた模様です。

2. 情報によれば、発生場所は、通常のガイドが観光客を伴って散策する地域とは大きく離れ、観光客が足を踏み入れることのない奥地の暗がりで発生した模様です。また、このガイドは、フォート・ジーザス及びオールド・タウンの公式ガイド等ではなく、当日の朝のロシア人観光客女性らの宿泊ホテルからガイドしていたことが判明しています。

3. 上記から推察しますと、本件ガイドは通常の観光客がフォート・ジーザス及びオールド・タウン地域で依頼する現地ガイドではなく、ビーチ等いずこかの場所でロシア人女性らに強盗の目的をもって接近し、犯行場所へ誘い込んだ強盗団の共犯者と思料されます。
 在留邦人の皆様におかれましては、防犯意識を高めていただき、犯罪者と結託したガイドの存在と接近、万が一被害に遭った際は、「決して抵抗しない」よう注意喚起をお願いします。

★ ジョモ・ケニヤッタ国際空港における象牙製アクセサリーなど禁制品所持に伴う逮捕事案
1. ケニアに在留する外国人がアフリカ諸国を観光中、現地でお土産として動物の骨等から出来たネックレス等のアクセサリーを購入し、ケニアに再入国した際、ジョモ・ケニヤッタ国際空港において、同アクセサリーが単なる牛等の骨でなく、象牙等の禁制品であることが判明し、逮捕される事案が散発しています。

2. いずれも「象牙であるとは知らなかった」では済まされていない状況であり、例外なく逮捕・引き続く裁判ケースとなっています。裁判では、「禁制品であることを知らなかったこと」を証明するのに非常に長い期間がかかります。また、外国人であることから逃亡のおそれありとされ、例え保釈されても、裁判の終了まで旅券は没収されることになります。

3. 在留邦人の皆様におかれましては、アフリカ諸国の旅先のお土産として、特に動物の骨から作られたアクセサリー等を購入する際は、十分に注意して購入するようお願いします。

★ ジョモ・ケニヤッタ国際空港における盗難事件
1. ジョモ・ケニヤッタ国際空港においては、昨年、邦人が被害者となる盗難事件が複数件発生しています。
 国際線ターミナルのカフェレストランで食事中、カートにトランクを積み、その上にパソコンの入ったバックを乗せテーブルの脇に置いていたところ、ウェイトレスが話しかけている隙にそのバックを盗まれた事案。
 また、出国審査を終えて搭乗ゲートのベンチに座り、荷物の詰め替えを行うため、空いていた隣の席に現金・旅券等の入った袋を置いたところ、盗まれた事案が発生しました。

2. 在留邦人の皆様におかれましては、ジョモ・ケニヤッタ国際空港内にかかわらず、レストランやカフェなどにおいても、荷物から目を離さない、レストラン等利用時はバック等は常に視界に入れ、手元や膝の上など体に密着させておく、足元や隣の席に置いたり椅子にかけておくことなどを避ける等の注意喚起をお願いします。


平成26年7月14日
在ケニア日本国大使館 領事・警備班