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ハワイ ハワイ島 / 「マウナロア火山」噴火活動アップデート (ハワイ時間 2022.11/29 13:30現在)

掲載日時:2022年11月30日

情報提供:ハワイ州観光局 (HTJ)

ハワイ時間2022年11月27日(日) 午後11時30分に、ハワイ島マウナロアの火山噴火の開始が観測されました。現時点で、溶岩流は山頂13,681フィート(4,170m)のカルデラ内にとどまっており、米国地質調査所(USGS)ハワイ火山観測所研究員とハワイ州緊急事態管理局が火山活動を監視・観測行っています。

現地時間11月28日 午前6時30分時点では、ハワイ火山観測所は溶岩流はマウナロア山頂のカルデラ並び側面の北西の一部に観測されていますが、住民が暮らす地域には影響がないと発表されています。

ハワイ島にある2つの空港(エリソン・オニヅカ・コナ国際空港: KOA、ヒロ国際空港: ITO)は通常通り機能しており、各航空会社の運航はこの火山活動による影響は出ていません。
万が一のため、ご利用になる航空会社のホームページなどで運航状況を確認されることをお勧めいたします。


今後マウナロア火山噴火に関する情報はハワイツーリズムオーソリティ及びハワイ州観光局公式ポータルサイト (allhawaii.jp)からご確認ください。

* ハワイツーリズムオーソリティ
 https://www.hawaiitourismauthority.org/news/alerts/maunaloa-volcano-eruption-update/
* ハワイ州観光局公式ポータルサイト
 https://www.allhawaii.jp/

■ 更新: ハワイ時間2022年11月29日 午後1時30分現在

◎ ダニエル・K・イノウエハイウェイ マイルマーカー16〜31間車両停止・駐車禁止:
ハワイ島郡は緊急事態宣言をハワイ現地時間2022年11月28日、午後9時25分に発令しました。
これにより交通安全を妨げるダニエル・K・イノウエ ハイウェイ(DKI)マイルマーカー16〜31間でのマウナロア火山噴火を見物するための車両停止、駐車を禁止となります。(許可されているエリアならびに指定されたパーキングエリアを除く)

◎ マウナロア・ロード(キプカプアウル〜山頂カルデア間)通行止め:
ハワイ火山国立公園の主要エリアは平常通り開園しています。
ハワイ火山国立公園からのお知らせはこちらをご確認ください。
https://www.nps.gov/havo/learn/news/mauna-loa-summit-closed-due-to-increased-seismic-activity.htm

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★ Q&Aよくある質問
Q1: この噴火によりハワイへの旅行は延期・中止にした方がいいですか?
〔A1〕
現在ハワイ諸島にはこの噴火による影響は出ていません。
マウナロアはハワイ諸島最南端にあるハワイ島に位置しており、カウアイ島、オアフ島、マウイ島、モロカイ島、ラナイ島には一切この噴火活動の影響はありません。

Q2: ハワイ島への渡航をやめて他の島に変更した方が良いでしょうか?
〔A2〕
現在影響は出ておりませんので、旅行日程を変更する必要はありません。
ハワイ島にある2つの空港(エリソン・オニヅカ・コナ国際空港: KOA、ヒロ国際空港: ITO)は通常通り機能しており、各航空会社の運航はこの火山活動による影響は出ていません。
万が一のため、ご利用になる航空会社のホームページなどで運航状況を確認されることをお勧めいたします。

Q3: この噴火によってハワイ島の人々が危険にさらされているのでしょうか?
〔A3〕
ハワイ火山観測所は溶岩流はマウナロア山頂のカルデラ並び側面の北西の一部に観測されていますが、住民が暮らす地域には影響がないと発表されています。

ハワイ郡政府より避難命令は出ておりませんが、マウナロア周辺の居住者・訪問者には万が一の場合を予測し、緊急事態に対応できる準備をお勧めしています。

バケーションレンタルなど短期宿泊施設をご利用の訪問者の方々はその施設の管理者にコンタクトを取り、情報収集を行うように心がけてください。
この噴火活動によるカイルア・コナ、コハラコースト、ヒロ地区にある主要リゾートへの影響はないと言われています。

Q4: 呼吸器系基礎疾患のある者に影響はありますか?
〔A4〕
喘息、気管支炎、肺気腫など呼吸器系の疾患のある方は火山灰・VOG(火山活動からの大気汚染)を吸引防止する行動(屋内での待機や風向きなどを監視等)や準備することをお勧めします。

Q5: マウナロア火山噴火は通常の活動なのでしょうか?
〔A5〕
前回のマウナロア火山噴火は、38年前の1984年になります。
ハワイ火山国立公園(ウェブサイト記載)によると、マウナロア火山噴火は、1843年以降、33回の噴火し、平均して5年に一度噴火したと記録に残っています。それ以前にも、過去3000年間に6年に一度噴火したことが推測されます。

ハワイ島はハワイ諸島で最も新しく形成され、火山活動が活発に行われている島です。
ハワイ島キラウエアはその中でも最も若く、そして世界中の火山の中でも最も火山活動が活発に行われています。キラウエア山頂から東と南西に伸びる2つのリフトゾーンがあります。キラウエア山頂以外でもこれらのリフトゾーンから火山噴火が起こることもあります。
1983年1月から2018年8月の火山活動は、2つのリフトゾーンでも特に東リフトゾーンがより活発に活動したことが要因になっています。

2018年5月から7月の間に起こったキラウエアの東リストゾーンの活発な火山活動が原因でハレマウマウ火口の一部が崩壊し、この崩壊によって火口が深さ280フィート(85m)、幅0.5マイル(0.8km)から深さ1,600フィート(487m)、幅1.5マイル(2.4km)に拡張しました。

その後、2019年、米国地質調査所(USGS)ハワイ火山観測所研究員が、キラウエア観測史上初めて、ハレマウマウ火口に湖が観測されたことを確認しました。
2020年12月20日に10階建ての深さの溶岩がハレマウマウ火口に観測されました。
2021年5月に活動が一時休止しましたが、2021年9月29日に再度火山活動が再開し、今に至っています。

Q6: 火山噴火などの情報はどこで入手できますか?
〔A6〕
マウナロア火山噴火についての最新情報は、各政府機関のウェブサイトを参照ください。
* ハワイ火山観測所: https://www.usgs.gov/observatories/hvo
* ハワイ州緊急事態管理局: https://dod.hawaii.gov/hiema/
* ハワイ島郡民間防衛局: https://www.hawaiicounty.gov/departments/civil-defense
* ハワイ島郡火山噴火情報サイト: https://hawaii-county-volcano-hazards-hawaiicountygis.hub.arcgis.com/
ハワイ火山国立公園: https://www.nps.gov/havo/index.htm