オーストラリアの中で唯一、島まるごとひとつが州になっていて、豊富な自然と独特の文化が残る「タスマニア島」。
今回はタスマニア島から、世界遺産にも登録されている「ポート・アーサー流刑囚人刑務所跡」をご紹介いたします。

「魔女の宅急便」の舞台になったとも言われているホバート。
ポートアーサーはホバートから車で１時間半ほどの場所にあります。
ポートアーサー地区はサメが出没する海流が早い海峡に囲まれ、かつては脱獄不可能な「究極の刑務所」といわれていました。よって犯罪者の中でももっとも極悪な囚人が連れてこられたそうです。

かなり歴史のある建物にも関わらず、建物内に入ることができ、実際に使われていた刑務所などを見学できます。
日没後に行われるゴーストツアーもひそかなる人気ツアー！
ランタンライトを持って夜のポートアーサーに潜入し、黒いマントを羽織ったガイドのもと、叫び声の聞こえる独房やひとりでに揺れるロッキングチェアなどの話を聞きながらめぐります。

ポートアーサーは美しい入り江に面し、ビクトリア様式の庭園を歩いているとかつて刑務所だったということを忘れるくらい美しい景観が残ります。

オーストラリアの歴史に触れるにはもってこいの観光地で、昼と夜で違った雰囲気が楽しめるのもまた魅力です！
タスマニア島の観光に是非足を運んでみてはいかがでしょうか。


※「ポート・アーサー史跡地区」(Port Arthur Historic Site)公式サイト
　http://portarthur.org.au/
※刑務所跡
　http://portarthur.org.au/activities/the-penitentiary/