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オーストラリア シドニー / 「新型コロナウイルス」に関する最新情報

掲載日時:2020年08月05日

情報提供:株式会社トランスオービット

シドニーにおける新型コロナウイルス(COVID-19)に起因する、旅行者が知っておくべき行動制限、観光施設、飲食店、商店のオープンなどの最新情報をお知らせいたします。

シドニーの南西部10km、車で約35分のキャスラ(Casula)にある、パブ&ビストロの「クロスロード・ホテル」(Cross Road Hotel)にてクラスターが発生した後、その他のシドニー近郊で小規模なクラスターの発生が確認されています。

ニュー・サウス・ウェールズ州における新規感染者の報告は1日10〜20名程度で推移しており、幸いにも大きな感染拡大にはいたっておりません。しかしながら、1日あたり新規感染者数が大幅に増えるような状況になった場合は、シドニーでもメルボルンのように再度ロックダウンが検討される可能性があります。

■ 追加情報
ニュー・サウス・ウェールズ州では、公共交通機関利用時、スーパーマーケット等の店内でのマスク着用の推奨を開始しました。具体的には下記の通りです。

* 公共交通機関やスーパーマーケットなどの屋内での物理的な距離を維持することが困難な場所
* カフェ、レストラン、パブ、クラブなどの接客業や顧客に接する場所のスタッフなど、感染のリスクが
 高い屋内環境
* 礼拝所に出席している間

★ 本情報の注意事項
* オーストラリアでは連邦政府が国境に関する規制、及びオーストラリア国内の大枠の制限を決め、各州政府が更に細かい制限を決定します。
* オーストラリア連邦政府と各州の政府とで同じ事柄に対して異なる制限がある場合、州政府の決めた制限が優先されます。
* 当該情報によって生じた損害・不利益等についていかなる責任も負いかねます。

■ 観光・旅行関連
シドニーの観光・旅行に関する、新型コロナウィルスよる影響は以下の通りです。

◎ 旅行の制限
* ニューサウスウェールズ州内の旅行を許可。
* 7月07日の23:59より、ビクトリア州との州境の閉鎖を決定。

◎ 観光施設
* 最大入場者数の上限を設定した上で、博物館、美術館、動物園、水族館、
 その他観光施設は営業を再開。 (一部時間短縮、休業日を増やす等で調整あり)
* ほぼ全てのツアーは催行休止。 (再開日未定)
* 9月20日のシドニー・マラソンは開催予定。

◎ ホテル
* メトロホテル・マーロー・セントラル 一時休館。 (8月31日まで)
* 多くのホテルで営業を再開し、休業しているホテルは少数となっています。
* ホテル内レストラン、バーに関しては「レストラン」の項目を参照。

◎ レストラン ※変更
* 収容人数を最大300名、または店内面積4平米につき客1名のうち、いずれか少ない方に制限
* 予約・1テーブルの人数を10名までに制限
* アルコールの提供は着席時のみ
* 利用者の名前、連絡先、利用日時の記録
* テーブル間隔についても1.5mのソーシャルディスタンスをとること

◎ ヘイト事案
シドニー市内および近郊における、新型コロナウィルスに関するヘイト事案に関する情報は、以下の通りです。

* ニューサウスウェールズ州内ではなし

■ 交通機関
シドニーの交通に関する、新型コロナウィルスよる影響は以下の通りです。

◎ 空港 ※変更
* 国際線ターミナルは、1日5〜10便しか発着がないことから閑散としている。
 ほぼ100%の人がマスクを着用している。
* 国内線ターミナルは、州間移動規制が継続されているため、便数が平常時より大幅に少なく、
 国際線ターミナルほどではないが閑散としている。
 およそ50%の人がマスクを着用。
* シドニー空港の国際線到着は、検疫・隔離体制を厳格に実施するため、1日あたり450人、
 到着1便あたり50人に制限されている。

◎ 市内交通
* バス、列車は運行されておりますが、車内はガラガラに空いている。
* 本数を減らして運行中。また1車両あたりの人数制限を実施。

■ 生活関連
シドニー市内の生活関連に対する新型コロナウイルスの影響、市内の様子は以下の通りです。

◎ 市中の様子 ※一部変更
* シドニー市内の中心部は在宅勤務を続ける人が多いため、平常時の3〜4割程度と
 あまり人出は戻っていない。
* メルボルンの感染拡大とマスクの義務化、公共交通機関等でのシドニーでのマスク
 着用推奨により、マスク着用者が増えている。 シドニー市内の屋外で10%程度、
 公共交通機関の車内・スーパーマーケット等の屋内で30%程度。
 日本等と比較するとまだ少ないが、今までマスクをしている人が1%程度であったので
 その時から比較すれば増加した。
* 郊外のショッピングモールは、ほぼ平常時に戻っている。

◎ 商店
* シドニー市内中心部では、一部を除きほぼ全ての商店が再開。
* 一部の店舗で現金払い不可、カードのみとなる。
* 4平米ルールの入店制限。 (店内面積4平米につき客1名まで)

◎ 通信
 平常通り

◎ 物流
 郵便・宅配の遅延が発生しておりましたが、現在はほぼ解消されている。

■ その他
シドニーにおける新型コロナウィルスの規制、罰則、その他の情報は以下の通りです。

◎ デモ情報
 6月、及び7月05日にシドニー市内で「デモ」が行われましたが、
 特に大きな混乱は発生せず終了しました。

◎ その他 ※変更
* 屋外での集まりは、最大20名まで。
* 別の世帯を訪問する際は、最大20名まで。
* 映画館、劇場、コンサートホールは閉鎖。
* 会社事務所では、オフィス面積4平米につき社員1名まで。
 社員が在宅勤務を希望した場合は、合理的な理由がない限り許可しなければならない。
* 下記の状況におけるマスク着用の推奨を8月02日より開始。
 1) 公共交通機関やスーパーなどの屋内での物理的な距離を維持することが困難な場所
 2) カフェ、レストラン、パブ、クラブなどの接客業や顧客に接する場所のスタッフなど、
  感染のリスクが高い屋内環境
 3) 礼拝所に出席している

◎ シドニー市内の様子 (7/31・8/03現在)
* シドニー空港・国内線ターミナルの発着便は、州間移動の制限が続いていることから、平時に比べると
 運航されている便数はごくわずかです。
 国際線の発着便はさらに少なく、あまりの少なさに寂しい限りです。
* ジェットスター航空のゴールドコースト到着便には、数人しか搭乗していなかったようです。
* カンタス航空はニュージーランド線を除き、全ての国際線を2021年3月までキャンセル。
* 国際線の到着エリアには、普段であれば到着客を出迎える多くの人で賑わっているものの、
 この時期は見事なまでに誰もおらず、店舗も全て閉まっています。
* オペラハウスの全てのパフォーマンス、及び館内ツアーはキャンセルとなっており、
 再開の見通しはたっておりません。 また、オペラハウス前は閑散としていました。
* シドニー市内中心部にある百貨店「マイヤー」のフードコートは、1.5mのソーシャルディスタンスを
 確保するためにカウンターの座席、テーブル数が調整されています。
* 新型コロナウイルス発生前までは、タウンホール前に多くの人が行きかい、大道芸人がパフォーマンスを
 行っていましたが、今はその姿はありません。
* 多くの観光客、近隣オフィスの会社員で賑わっていたダーリンハーバーのコックルベイワーフは、
 飲食店の多くが休業を継続していることもあり、閑散としています。
* 人気シーフード・レストランの「ニックス・シーフード」も3月からの休業を継続中です。
* ディスカウントストアのKマートで販売されているマスク(KN95)は、1枚5AUドル(約375円)、
 不織布マスクは1.5AUドル(約113円)と日本と比較するとかなり高額です。
 値段が高いだけでなく、マスクを販売している所が少ないため手に入れづらくなっています。
 大手のドラッグストア・チェーン「プライスライン」では、マスクは販売されておりませんでした。
* 市内を走るトラムカーの車内も、車内で立つ時は1.5mのソーシャルディスタンスをとるよう、
 推奨されています。

■ 新型コロナウィルスに関する外部情報
* 在シドニー日本国総領事館 新型コロナウィルス情報
 https://www.sydney.au.emb-japan.go.jp/itprtop_ja/index.html
* オーストラリア連邦政府 新型コロナウィルス感染者数状況
 https://www.health.gov.au/news/health-alerts/novel-coronavirus-2019-ncov-health-alert/coronavirus-covid-19-current-situation-and-case-numbers
* ニューサウスウェールズ州政府 新型コロナウィルス感染者数状況
 https://www.health.nsw.gov.au/Infectious/covid-19/Pages/stats-nsw.aspx
* ニューサウスウェールズ州政府 新型コロナウィルスの行動制限
 https://www.nsw.gov.au/covid-19/what-you-can-and-cant-do-under-rules


★ 注
現在、外務省より不要不急の渡航を自粛するよう注意喚起が発出されております。
また、世界各地で新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、国境閉鎖や入国制限措置、外出禁止令等の行動制限措置のほか、航空便の突然の減便又は運航停止などの事例も発生しております。
渡航をご予定の際は、日本国外務省や相手国の政府機関、またご利用予定の航空会社等に最新情報をご確認ください。

日本海外ツアーオペレーター協会 事務局