何千とある個性豊かなクリスマスマーケット。
日本にこのドイツのクリスマスマーケットが知られるようになったのは、そう古いことではありません。クリスマスマーケットと言えばドイツの専売特許の感がありますが、他の欧州都市でも開かれるようになりました。
厳冬を前に冬物を買う市がクリスマスマーケットの起源でしたが、今日では飲食を楽しみ、クリスマス用品、ギフト、手工芸品を買いに家族・友人・仲間が集い出会いの場となっています。

キリスト生誕の１２月２５日の４つ前の日曜から、クリスマスへの準備のための待降節アドヴェントとなります。一年でもっとも心躍る季節です。今年は１１月２７日の日曜が第一待降節日曜日に当たります。
クリスマスマーケットは、第一待降節日曜の前にオープンします(町によって異なり、２日から１週間くらい前)。そしてクリスマス前、通常は１２月２３日、２４日頃で終了します。

いったいいくつのクリスマスマーケットがドイツにあるのか、確固たる数字はありませんが、５,０００から１０,０００くらいあると言われています。つまりどの町にもあるということです。ケルンのような都会では６ヵ所で開かれますし、ベルリンは３０以上もあります。クリスマスを過ぎても開かれているものもあります。たとえば有名なベルリンのジャンダルメンマルクト広場の市は、１２月３１日まで開かれています。

クリスマスマーケットの立つ場所は、たいていその町一番の美しい広場や街路です。
歴史的景観の中、装飾をこらした木製の小屋が並び、地方の手工芸品やクリスマス用品、地方名物料理、クリスマス独特のクッキーや焼きアーモンド、シュトレン、それにホットなハーブ入り赤ワインに楽しげな市民の表情。クリスマスマーケットのファンになって何度もドイツを訪れるのもうなずけます。
さあ、ご自分にあったクリスマスマーケットを探してみましょう。
ニュルンベルク、ドレスデン、シュトゥットガルト、フランクフルト、ミュンヘンは日本でも有名になりました、まだまだ何千というローカル色豊かなマーケットが発見を待っています。


※150のクリスマスマーケットを地図上でクリックできます
　URL　http://news.germany.travel/ff/ch.php?cmd=go1603525622&vas=53951686