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海外旅行情報はOTOA[ 一般社団法人 日本海外ツアーオペレーター協会 ]


【海外旅行現地情報】ツアーオペレーターが配信する海外の新着情報を掲載。

アイスランド / レイキャネス半島、火山情報 (12/19 15:00現在)

掲載日時:2023年12月20日

情報提供:株式会社ヴァイキング

現地時間2023年12月18日 22:17にグリンダヴィークの北東部で溶岩の噴出・流出が始まり、政府がメッセージを発出いたしました。要点は以下の通りです。

* このエリアでは2021年以来4回目の噴火となり、噴火時4kmにわたる裂け目はこれまでで最大。
* 既に封鎖されていたエリアであり、居住地エリアにさらに影響が出ることは無いと想定。
* スバルツエンギ地熱発電所への影響については現在確認中。
* 空港機能や空港幹線道路への影響は無いもよう。
* 安全のため、また研究者や関係者の活動の支障となるため、このエリアには決して近づかないこと。
* 政府が引き続き国民保護・危機管理局、気象庁、地元市政府、警察、産業・旅行・航空業者と連携し
 対応を進める。

→ Government of Iceland, Seismic activity in Reykjanes
 https://www.government.is/topics/public-safety-and-security/seismic-activity-in-reykjanes

なお、ブルーラグーンは再度クローズされましたが、その他のアイスランドの大部分のエリアは平常通りであり、政府の見解通り空港や空港幹線道路への影響は出ておりません。
よって現在旅行中のグループや現地ツアー催行会社が実施するツアーへの影響はありません。

★ 追加情報
また、今回の噴火の影響を受けて、今週予定されていた空港管制官のストライキの中止が確定したことを国営放送を始め各メディアが報じております。

アイスランドの国営放送・RUVが報じた要点は以下の通りです。(12月19日 09:53現在)
* 火山学者・Armann Hoskuldsson氏によると、今回の噴火は複雑な裂け目の構造の中でも
 最も影響の少ない場所で発生しているため、今後拡大しないと考えている。
* 地質学者・Bjorn Oddson氏によると、溶岩はグリンダヴィークの町の方向には流れず、
 比較的安全な場所で発生した。
* 気象学者・Einar Sveinbjornsson氏によると、現在は風向きが味方し、火山性ガスは東や南東方向に
 流れ、無人のエリアを通り海に向けて抜けている。
* 国民保護・危機管理局の発信を受け、地元警察当局はグリンダヴィークなどの噴火のエリアに対し
 level of Emergency(緊急フェーズ)を発出した。

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その他、関連情報も下記にご案内いたします。

◎ ブルーラグーン
2023年12月17日に営業を再開したばかりでしたが、再度12月28日までの休業を発表して
 おります。なお、次回は12月28日に同日以降の対応について発表を行う予定。
→ 詳細: Seismic Activity, Blue Lagoon Iceland
 https://www.bluelagoon.com/seismic-activity

◎ Aviation color code
噴火後も Aviation Color Codeはyelllowのままです。
今年夏まで断続的に続いていた同じレイキャネス半島の Fagradalsfjallでの溶岩噴出・流出の時と同じように、航空機の運航に影響が出る大規模な火山灰の噴出は現在も想定されておらず、ケフラビク空港離発着の航空機の運航には甚大な影響は出ないものと想定されております。
→ 詳細: https://en.vedur.is/weather/aviation/volcanic-hazards/

◎ 空港幹線道路の情報
詳細は下記にてご確認ください。
https://www.road.is/travel-info/road-conditions-and-weather/southwest-iceland-road-conditions-map/

◎ 噴火現場のライブ映像
現地のテレビでも再度流れ始めました。
→ 詳細:
 Live eruption from Iceland - Grindavik
  https://www.youtube.com/watch?v=VIs83vmfZCk
 (767) Grindavik eruption - Sylingafell - Vel 2
  https://www.youtube.com/watch?v=Bqudj0x0POA

現在アイスランドにご滞在中の方、また近日中にご旅行をご予定の方は、最新情報に十分ご注意ください。
現地12月19日に在アイスランド日本大使館発出の情報が更新されておりますので、あわせてご確認ください。



12月18日(月) 22時17分頃、アイスランド南西部のグリンダビークから北へ4キロほど離れたハガフェットゥル付近で火山噴火が発生しました。
現在、沿岸警備隊をはじめとする関係当局が噴火の規模や被害について調査中ですが、現状人的被害は確認されていない他、グリンダビークの街や近隣の温泉施設ブルーラグーン、スヴァルツエンギ地熱発電所などへの被害も確認されていません。

すでに警察によって噴火地点付近への立ち入りは規制されておりますが、噴火地点には絶対に近づかないようにしてください。

なおアイスランド当局によれば、噴火によるケプラビーク国際空港への影響はなく、平常通り運航予定である模様ですが、空港ホームページや航空会社などから最新の運航状況を確認するようにしてください。

状況は刻一刻と変化しておりますので、ご自身でも関係当局や報道等を確認し最新情報の入手に努めてください。

◎ アイスランド気象庁:
 https://en.vedur.is/about-imo/news/a-seismic-swarm-started-north-of-grindavik-last-night
◎ アイスランド国民保護・危機管理局:
 https://www.almannavarnir.is/
◎ アイスランド捜索・救助隊:
 https://safetravel.is/
◎ ケプラビーク国際空港:
 https://www.isavia.is/en/keflavik-airport
◎ ブルーラグーン:
 https://www.bluelagoon.com/seismic-activity

※ 在アイスランド日本国大使館領事部 / Consular Section, Embassy of Japan in Iceland
 住所: Laugavegur 182, 105 Reykjavik

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外務省提供
観光庁提供
厚生労働省 検疫所情報
国土交通省航空局 提供
  • 機内持込・お預け手荷物における危険物について」