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アイスランド / レイキャネス半島、火山情報 (在アイスランド日本国大使館発出情報)

掲載日時:2023年12月21日

情報提供:株式会社ヴァイキング

現地時間2023年12月18日 22:17にグリンダヴィークの北東部で溶岩の噴出・流出が始まりました。
本件に関し在アイスランド日本国大使館が更新情報を発出しておりますので、以下にお知らせいたします。
現在アイスランドにご滞在中の方、また近日中にご旅行をご予定の方は、最新情報に十分ご注意ください。



火山噴火の可能性について (2023年12月19日更新)

12月18日(月) 22時17分頃、アイスランド南西部にあるグリンダビークの街から北へ3キロほどのスンドヌークスギーガル付近で火山噴火が発生しました。アイスランド政府等の発表を注視し、何らかの指示がある場合にはこれに従って行動してください。

1. 火山の噴火地点・規模
現状、グリンダビークから北へ3キロほどのスンドヌークスギーガル付近で約4キロに及ぶ割れ目からマグマが噴出しています。噴出したマグマは東方向へ流れており、現時点ではグリンダビークの街へ及ぶ可能性は低いとみられています。
レイキャネス半島における同様の噴火と比較しても大規模な噴火であったものの、19日 午前10時現在ではマグマの噴出は収まりつつあります。
沿岸警備隊をはじめとする関係当局が詳細を調査中です。

→ 現在の噴火の位置等がわかる地図
 https://www.is.emb-japan.go.jp/files/100597863.pdf

2. 現在発令されている警戒情報・宣言等
アイスランド国民保護・危機管理局は、火山噴火を受けて周辺地域の警戒レベルを 緊急フェーズ に引き上げました。

※アイスランドにおいては、自然災害等における警戒レベルが以下の3段階に分けられています。
(1) Uncertainty Phase (不確定フェーズ)
生命、財産、地域社会や環境に対する脅威が認知された段階。アイスランド当局は関係各所との協議等、様々な調整を開始する。状況の監視、評価、調査が強化され、事象に対する脅威度評価が定期的に実施される。

(2) Alert Phase (警戒フェーズ)
脅威度評価によって脅威の増加が示され、対象地域住民の安全確保のために早急な対策が求められる段階。対象地域の救急・警察・消防等の体制を強化し、規制、閉鎖、避難などの予防的措置を講じる。このレベルは国民に対する警告として位置付けられる。

(3) Emergency / Distress Phase (緊急フェーズ)
生命、財産、地域社会や環境に対して脅威を及ぼす可能性が差し迫っている段階あるいは既に何らかの影響が発生している段階。死傷者やあらゆる損害、損失を防ぐために直ちに対策が講じられる。対象地域内に滞在している者に対して、必要に応じて携帯電話を通して政府から緊急アラートが送信される。国民は何らかの緊急事態を察知した場合、ためらわずに112に通報することが求められる。緊急事態宣言に相当。

3.現在発せられている指示及びアイスランド政府等による支援
(1) 現在発せられている指示等
グリンダビーク、ブルーラグーンを含む周辺地域への立ち入りは警察によって規制されています。

(2) アイスランド政府等による支援
3か所に開設されていた避難所は、現在以下の1か所のみの運営となっています。
避難所の他、アイスランド赤十字社が住宅提供者と入居希望者のマッチング事業を行っています。
避難所利用にあたって登録等は不要ですが、赤十字社が行うマッチング利用については申し込みが必要です。希望者は以下のサイトから申し込みを行ってください。なお、原則としてグリンダビーク市からの避難を余儀なくされた方が対象となります。
ア. 避難所
 ・Korinn避難所: Vallakor 12-14, 203 Kopavogur
イ. 住宅マッチング申し込み
 アイスランド赤十字社HP https://www.raudikrossinn.is/english

★ 避難所などへ避難した方は、当大使館まで必ずご連絡ください。
【在アイスランド日本国大使館 領事班】
 電話番号: 510−8600 (代表) / 510−8612 (領事班直通) / 864−3255 (時間外)
 メール: iceland-consul@rk.mofa.go.jp   注: メール送信時は、@を半角に変換してください

4. アイスランド観光について
(1) ケプラビーク国際空港への影響
現状ケプラビーク国際空港を発着する航空便に影響はでていません。
しかしながら、今後火山灰や火山ガスなどが空港まで届く可能性が考えられます。
この場合、状況によっては空港閉鎖や航空便の欠航などがあり得ますので、空港ホームページや利用予定の航空会社に問い合わせるなどして最新の情報を入手するようにしてください
※ケプラビーク国際空港HP https://www.isavia.is/en/keflavik-airport

(2) ブルーラグーン
12月17日(日)より営業が一部再開されていましたが、噴火を受けて再び休業となっております。
詳細については、以下のブルーラグーンのホームページをご確認ください。
※ブルーラグーン https://www.bluelagoon.com/

(3) 首都レイキャビクへの影響
レイキャビクは、噴火地点から約50kmの距離があり、現状噴火による直接の被害は確認されていません。

(4) その他地域への影響
現状ブルーラグーンへの観光は不可ですが、その他日本人が多く訪れる有名な以下のスポットなどは噴火の影響を受けない見込みです。しかしながら訪問にあたってはご自身の責任において必ず最新情報をご確認ください。また併せて航空便の運航状況もご確認ください。

【現状、直接的影響は受けないとみられるスポット】
 * 首都レイキャビク近郊
 * グリームルの滝
 * ゴールデンサークル近辺
  (シンクヴェトリル国立公園、ゲイシール(ストロックル)間欠泉、グトルフォスの滝)
 * ヴァトナヨークトル国立公園
 * レイニスフィヤラ (ブラックサンドビーチ)
 * ダイヤモンドビーチ
 * スコーガフォスの滝
 * キルキュフェットル山  など

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