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イタリア / 今年の復活祭は3月31日

掲載日時:2024年03月01日

情報提供:イタリア政府観光局 (ENIT)

復活祭(イースター、イタリア語でPasqua/パスクワ)は春分後の最初の満月の日の次の日曜日となっており、毎年日にちが変わり、今年は3月31日となります。キリストが死後3日後に復活したことを祝う、キリスト教徒にとって大切な行事です。翌日4月1日も祝日(イースターマンデー)で連休となります。
イタリア全国各地でお祝いされますが、イベントとしては、フィレンツェで開催されるスコッピオ・デル・カッロ(Scoppio del carro、山車の爆発)は、見応えがあります。

9世紀以上も続く歴史があり、フィレンツェ市民にとって、歴史的、信仰的に重要なイベントです。
時代衣装によるパレードに先導され、トスカーナ州のブランド牛の白くて大きなキアニーナ牛に曳かれた山車がドゥオモ前に置かれます。聖火がヒューズに点火され、「聖霊」を意味する模型の白い鳩がロケットに乗って山車に移動します。そして、山車に仕掛けられた爆竹が一斉に鳴らされます。
キリストの受難と復活を象徴するこのイベントには、フィレンツェのみならず、イタリア内外から多くの見物客が訪れます。
また、復活祭に先立つ1週間は聖週間として、イタリア各地で受難パレードなどの行事が行われます。

※フィレンツェ: スコッピオ・デル・カッロ
 https://www.italia.it/en/tuscany/florence/things-to-do/event-scoppio-del-carro-firenze

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■ 復活祭のお菓子
復活祭といえば、イタリアの家庭では、卵型のチョコレート、イースターエッグやコロンバ(鳩の形をしたケーキ)などのお菓子が欠かせません。
なぜ、再生と平和を象徴するとされる、これらのお菓子が復活祭で食べられるようになったのでしょうか。

卵を生命の象徴とする考えは、古代エジプト、ペルシャの時代からありました。中世の時代に、教会により、卵を聖週間の間に食べることが禁じられ、その後の復活祭の日に子供たちに贈られました。18世紀に卵型のチョコレートを食べる習慣が生まれ、その後、チョコレートの中に小さなおもちゃが入れられるようになりました。

一方、平和の象徴の鳩の形のケーキ“コロンバ”は、ロンゴバルド族に起源があると言われていますが、現在のコロンバ・ケーキは、春のパネットーネ(クリスマスのお菓子)とも言われ、20世紀前半に、ミラノのパネットーネを製造する会社がほぼ同じ材料で作って広まりました。

キリストの復活を象徴する卵型のお菓子チョコレート・エッグと世界の平和と救済を象徴するコロンバ、どちらを選びますか?

※2つの復活祭のお菓子についての詳細はこちらへ
 https://www.italia.it/en/italy/things-to-do/italian-easter-dove-bread-and-easter-eggs

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