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サンフランシスコの交通事情の悪化

掲載日時:0000年00月00日

情報提供:JNTO サンフランシスコ事務所

" サンフランシスコは歩行者にとって、もはや安全な街ではないようです。

 米国交通安全部の1998年のデータによると、同市の歩行者死亡事故は、デトロイトに次いで全米第2位、実数にして34名でした。全米規模で過去10年間における死亡事故の発生確率は24%ほどさがっているが、サンフランシスコに関しては横這いのままです。その結果現在では、同市のそれはニューヨークの2倍にまで増加しています。つまり、サンフランシスコではニューヨークにおけるよりも2倍ほど車に轢かれやすいのです。今年は7月現在ですでに18名の死亡事故が発生し、これは過去最悪の記録になりました。実数で言えば、ニューヨークの方がサンフランシスコの6倍弱もの死亡事故が発生しているのですが、これに惑わされてはいけません。確立論的には、同市はニューヨークの2倍の危険度なのです。

 ではなぜこうした状況になるのでしょうか。

 サンフランシスコの特徴として、米国のほかの大都市と違い、坂は多いし、道幅は狭い。おまけに一つひとつのブロックが小さいから碁盤の目、つまり交差点が多くなり、慢性的な交通渋滞の原因となっています。一方、市の財政状態も原因の1つになっているようで、横断歩道の線が消えかかっているし、歩行者信号は無い、もしくは故障しています。信号機は往々にして見えにくい位置にあるのも問題です。人間の方もミィ・イズムが徹底しているから、歩行者・運転者ともに勝手無謀な行動をとる者が少なくありません。

 そこで、基本的なことですが、以下のことを今一度念頭においていただき、交通事故を未然に防いでください。

●交差点では、車道に下りて待たないようにしましょう

 サンフランシスコ市内は道幅が狭いため、曲がる車の後輪が歩道に迫ってくることがあります。また、当地では自動車用信号が赤でも右折は違法ではないので、うっかりすると背後から車に追突されるおそれもあります。

●歩行者用信号が青でも、事前に注意深く左右確認を

全体的に無謀運転が多いので注意しましょう。また、日本とは逆で車は右側通行で、右折可能なので、横断歩道に人影があっても一旦停止せずに突っ込んでくる車もあります。

●他人の流れについて行かないで、自分で信号を確認しましょう

 アメリカでは赤信号でも渡れそうだったら歩行者は渡り始めるので、人まかせでついて行くとタイミング悪く車にぶつかる可能性があります。こちらは厳しい自己責任の社会のため、歩行者に非があった場合は事故責任はすべて歩行者になってしまいます。「運転者の前方不注意」などという玉虫色の判定は期待できないのでご注意ください。

●どんなときも慎重に行動しましょう

 前項とならんで、海外旅行の経験者ならご存知と思いますが、国や地域によって独特の慣習とともにその土地独特の生活リズムがあります。そのリズムの流れの中で暮らしている運転手・歩行者同士なら暗黙の了解で事故に巻き込まれずにすむことでも、そのリズムが身についていない旅行者などの場合は思わぬ事故になる危険性が大きいのです。旅先ではくれぐれも慎重に行動しましょう。"

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  • 機内持込・お預け手荷物における危険物について」